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じぇんめの体験レポート「海足沐 激安マッサージ」

足ツボマッサージ88ドル、全身マッサージ196ドルと激安なマッサージの質はいかに?!旺角にあるウワサのマッサージ店に行ってきました!

こんにちは、香港ナビレポーターのじぇんめです。日ごろからパソコンに向かって仕事をすることが多く、肩こりはもちろん眼精疲労、頭痛などあらゆる現代病に悩まされているじぇんめ。今回は、女人街で有名な激安ショッピング天国「旺角」と、ローカル色の濃いエキサイティングな街「太子」の中間にあるマッサージ店「海足沐」に行ってきました。しかもこの店、平日(月-木)の11:00-15:00の間に行くとたったの88ドル(プラス10%のサービス料)。ナビのクーポンを持っていけば10%のサービス料は免除、まさに88ドルのぽっきり価格。尖沙咀や佐敦でも98ドルやら88ドルやら格安マッサージ屋さんの広告を目にしますが、実際に行ってみると30分だけの料金だったり、怪しげな店だったりしますかが、さてさて、ここ「海足沐」は一体どんな店なのでしょう?

足ツポマッサージ45分 HK$88

今日はジーンズを穿いてきたので、マッサージの前にお店で貸してくれる短パンにトイレの個室内で着替えます。着替えた荷物は受付前のロッカーに入れます。
着替えを終え、足マッサージのエリアに行くとスタッフの方が漢方薬を溶かしたお湯が入った桶を準備してくれました。熱くもなく冷たくもなくほどよい温度。お湯の色は濃く、漢方の匂いも強いのでここに足を浸しているだけで、足がどんどんリラックスしていくような気がします?!
足マッサージ用の椅子にはお店紹介記事にも紹介されているように、ひじ掛けにコントローラーがついていて、自分に合った高さや角度に調整することができます。旺角で遊び疲れてとっても眠い?そんなときは、背もたれを倒してマッサージされながら爆睡もできちゃいます。さらにそれぞれの椅子には液晶テレビがついているので、香港のローカルTVや映画を見ることもできますよ。
テレビのリモコンは椅子の右側にあります。 テレビのリモコンは椅子の右側にあります。

テレビのリモコンは椅子の右側にあります。

足浴をしている間に、ジャスミングリーンティーをいただきました。ジャスミンの香りがとっても爽やかで、味もかなり濃厚。とてもおいしいのでいったいどこのお茶を使っているんですか?と聞いてみるとなんと普通のティーパックが出てきました。今度じぇんめが日本に行く時は、これをお土産に買って行こうと思います♪
足浴終了。足を丁寧に拭いてもらった後は、いよいよ足マッサージの始まりです!まずはオイルを左足の裏全体に塗り肌になじませます。マッサージ師のおばちゃんは、足の裏の中央にあるツボからやや左側へ何度も何度も指を滑らせます。最初に押すツボは力強く、そして指をゆっくりと滑らせていく時の力は軽め。これぞツボを押さえたマッサージ。ちなみにこのラインは尿道にあたるそうです。このあたりの刺激は排毒効果があるそうで、マッサージを終えた後トイレに行くと体内の不要なものが一緒に出て行くそうですよ。だからマッサージが終わった後は、水分をたくさん取ってトイレに行けって言われるんですねー。
お次は肝臓、胃、大腸のツボを次々に押されます。触ってみて硬くなっているところは問題があるそうで、マッサージ師さんは足を丹念に触りながら悪いところをチェックしているようです。今回じゃんめを担当してくれたマッサージ師は廖さん。彼女は7年間の足ツボマッサージ経験がある熟練の師父です。香港生まれのじゃんめはマッサージが大好きで、これまで日本人観光客がよく行くお店はもちろん、広東語しか通じないとってもローカルな店までいろんな店でマッサージをしてもらいましたが、廖さんの技術はじゃんめのマッサージ人生の中でもトップレベルの腕前でした。何より肝っ玉母さんのような廖さんの手が大きくて暖かいんです。
日本人のお客さんも多いという廖さん。常連の皆さんはみんな彼女を指名してやってくるそうです。「“痛いからもっと力を緩めて”って日本語でなんて言うか知ってる?」と広東語で聞いてみると「ソフト、ソフト」。「じゃあ、“もっと強くして”は?」には「モット、モット」と片言ながらも日本語を披露してくれました。和やかな雰囲気でマッサージはどんどん続きます。
足の小指の下のツボを押すときは「ミミ」、親指を押すときは「アタマ」と日本語での解説つき?!親指を押されたときには、痛くて痛くて痛くて、思わず叫んでしまいました。「ここは睡眠のツボ。あなた寝不足みたいだからここを刺激してあげるわ。今夜はぐっすり眠れるよ」と広東語で言われたじゃんめです。確かに寝不足気味で朝起きてもぼぉーっとしていることが多いなぁ。この痛みを我慢すれば今夜はぐっすり眠れるんだったら多少の痛みも我慢!!
そんなじゃんめを見て、大笑いの廖さん
足の裏の中央からやや下にも睡眠のツボがあり、その横は坐骨神経のツボだそうです。さっきの親指ほどではないですが、この二つのツボもかなり痛かったです。ちなみに廖さん、「ザコツ」という日本語も知っていましたよ。
足の裏が終わると次は甲です。足の甲の両サイドにあるツボは胸、その上は気管支のツボだそうです。このあたりは痛みも特になく心地よい気持ちよさの中、廖さんとの会話も弾みます。
足の裏のマッサージが終わると今度はひざを立てて、すねやひざの周辺のマッサージに移ります。足の骨を適度な力で揉み解しながら、ふくらはぎのリンパも通してくれます。その後右足も同じようにマッサージをして終了。
マッサージが終了すると熱いタオルで足を拭き、パンパンとふくらはぎを叩いて終了。座っていても足全体がとっても軽くなったような感じがしました。太ももにうっすらと汗をかいているのは血液循環がよくなった証拠だそうですよ。立ち上がってみるとマッサージ前の全身の気だるさもかなり改善され、気分もすっきり爽快。
マッサージを終えると心なしか顔色がよくなった気が…。

全身マッサージ 50分 HK$196

今度は全身マッサージに挑戦です。足ツボマッサージをしたじゃんめはマッサージの後、軽くなった足で旺角へ買い物に飛び出して行ってしまったため、アキコにバトンタッチ。
じゃんめに負けないくらいのマッサージ狂のアキコ。足マッサージも好きだけど、アキコがいつも選ぶのは全身マッサージ。なぜなら全身マッサージだと頭、肩、背中、腕、足までマッサージをしてくれるからお得感いっぱいなんですよ。だからお金がちょっとしかなくて、足か全身か?!って聞かれたら迷わず全身を選んでしまいます。

じゃんめが足ツボマッサージで撃沈されているのを間近で見ていたので、廖さんがどんなマッサージをしてくれるのか、どきどきどきどき。
どの店でも最初は背中の筋肉をほぐすことから始めますが、ベッドに横になった瞬間って、まだカラダは緊張していますよね?知らない人に触られるんだから当たり前といえば当たり前ですけど。こうやって背中の筋肉を伸ばされると自然と緊張もほぐれてしまうから不思議。
一通り背中をほぐした後、いよいよマッサージ開始。まずは両手を重ね合わせた状態で、首元から腰の辺りまで、背中の中央をゆっくりと押さえていきます。グッグッグッとただ全体重を乗せているのではなく、指先もしっかりとカラダを捉えて、まるで背中と話をしながらマッサージをしているようです。さっきじゃんめが言っていた「廖さんの手が大きくて暖かい」という意味がよーくわかりました。
廖さんがまるで巨大な珍獣を捕まえたようなこの写真。やられている本人は痛きもちいで極楽気分です。
平べったくて大きいのでわかりにくいとは思いますが、実はお尻をガッチリ掴まれています。女性の師父だからこそ許せるこの技。お尻って意外とこっているんですよね。特にお尻の付け根あたりをもまれると足の疲れも腰の疲れも飛んでいきます。
上半身が終わると次は太ももから足にかけてのマッサージ。全身マッサージコースでは足裏のマッサージは軽く流されますが、その分リンパの流れを改善してくれる太もものマッサージを丁寧にしてくれるため、足の疲れもちゃんと取れます。ちなみにアキコは太もものマッサージが大嫌い。なぜなら痛いから。リンパマッサージはあまり上手でないところでやると拷問のように痛いだけですが、廖さんの腕にかかれば痛みもほとんどありません、本当に不思議。でも写真を見るとかなりきつくつままれているようですね…。
最初に背中、肩、腰周辺を揉まれたにも関わらず、また肩から首のあたりのマッサージが始まりました。とにかく疲れが出ているところは妥協せず、とことんほぐしてくれる廖さんのマッサージ。この頃にはあまりの気持ちよさに意識がかなり遠のいています。
仰向けになって腕、肩、わき腹を丁寧に揉まれた後は首のリンパマッサージ。見てください、この首を。日ごろから疲れている部位は、リンパの流れが慢性的に滞っているんですが、何度も何度も丁寧にリンパの流れに合わせてマッサージをされることによって、血流もどんどんよくなっていきます。その結果がこの真っ赤な首。手の皮膚の色と比べて見るとどれだけ血流がよくなっているのかがわかります。
50分みっちりアタマから足までマッサージされてぐったり…。このままこのベッドで眠りたい…。一日の最後に、ぜひ皆さんも廖さんのマッサージでノックアウトされてみてください。

おまけ

洗脚房
日本の銭湯のような部屋。「洗脚房」と言って、マッサージの前後に足をきれいに洗うエリアです。香港のマッサージ店ではほとんどありませんが、マレーシアのマッサージ店でよく見られるそうです。なぜ突然マレーシアなのかは不明です。自由に使うことができるそうですよ。
トイレ
まるで夜総会のような、やけに華やかなトイレです。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2008-02-20

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