陳勤記鹵鵝飯店

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歴史と人柄がおいしさの秘訣!リーズナブルな潮州料理のお店

こんにちは、香港ナビです。香港で中国のいろいろな地方の料理を楽しむことができるのは十分ご存知のことと思いますが、特に暑い夏には、“打冷(ダア・ラアーン)”とも呼ばれる潮州料理は、冷たいまま(冷ました状態)食べてもおいしい料理として知られています。これがまた、ビールによく合うんだなー!!今日は、そんな潮州料理のお店の中でも、地元密着型の老舗をご紹介いたします。

お店の歴史&店主紹介

今の店主の陳さんは、このお店の2代目で、初代は陳さんのお父さん。もともと潮州時代にすでにお店を開いていたそうで、香港にやってきてこの地に潮州料理店を開いたのがなんと48年前!当時は今の場所から、少し海沿いに向かった一帯に(今はもうビルになっています。)“大排當(ダイ・パイ・ドン)”と呼ばれる、アウトドア形式のフードコート!?があり、潮州から来た人々が開いた潮州料理のお店がたくさん集まっていたので、お客さんが香港中から潮州料理を食べにそこへやってきたとか。残念ながら9年前に大排當の取り壊しに伴い、立ち退きとなって今の場所に引っ越してきたのだそうです。昔の仲間の人たちは、それを機にお店を閉めたり、他の場所に移ったそうですが、陳さんは昔からのお客さんのためにも上環から離れず、お店を続けています。今は、3代目の息子さんや、妹さんのご主人などと一緒に一家を中心にお店を切り盛りしています。
お店はこんな感じです。 お店はこんな感じです。 お店はこんな感じです。

お店はこんな感じです。

3代目は照れ屋で後姿のみ撮影OK。<br>(若き日の阿藤海?)

3代目は照れ屋で後姿のみ撮影OK。
(若き日の阿藤海?)

やさしい笑顔の店主、陳さん。

やさしい笑顔の店主、陳さん。

見よ、この包丁さばき!さすが年季が入っています!
4人前のテイクアウトのお客様は、なんと40年以上ものお得意様!ここの潮州料理以外は食べられないよ、とおっしゃっていました。

気になる、お料理は…

さすが長年地元に愛されてきたお店だけあって価格は、いたってリーズナブル。材料によっては、時価のものもありますが、大体のメニューは30,40ドルで収まりそうなのがうれしいですね。
潮州蠔仔肉砕粥
(ダッシッホウジャイチョ) 
HK$30

潮州料理といえばこれ、蠔(小さい種類の牡蠣)!それ以外にもいろんな具がいっぱいで、ちょっとひとりでは食べきれません。

鹵水鵝片(ロウソイウォピン) 
HK$50

お店の名前にもなっている、これを食べずして、陳勤記は語れません!?甘酸っぱい米醋(マイチョウ)をつけていただきます。

煎蠔餅(ジンレンホウベン) 
HK$35

お好み焼きみたいですが、もっと油でからっと仕上げてあります。

沙爹牛肉炒芥蘭
(サアディアウヨッチャウガイラアン)
 
HK$40

沙爹醤を使って、牛肉と芥蘭を炒めたもの。とてもコクがあります。

(左から)黄花(ウォンファア)HK$35、烏頭(ウタウ)HK$60 、大眼雞(ダアアイガンガイ)HK$40
魚には豆醤(ダウジョン)という辛めのたれを付けていただきます。

潮州撈麺(チュウジャウロウミン) 
HK$18

“魚旦(ユダアン)”魚のすり身団子、“魚餃(ユガアウ)”魚が原料の餃子の皮を使った餃子入りで、“芝麻醤(チーマージョン)”胡麻だれをかけていただきます。

まだまだ、お店の中は興味津々…

潮州料理は冷めても大丈夫、ゆえにお持ち帰りのお客様も多いのです。店先をちょっと拝見してみると…
魚類の数々…..一匹でなくても、購入可です
これは、“雞(ガイ)”鶏肉
これが、“鵝(ウォ)”ガチョウ
これは、“墨魚(マッユ)”。
こんな大きなイカ見たことない! 
豆腐。鹵水鵝片などの付け合せに使われています。
なんだか、書くのが恐ろしい…ガチョウのいろいろな部分。見たままです。
前菜とでもいいましょうか?
芫茜(ユンサイ) 香りつけの野菜。
癖があるので苦手な方も…..
このお店は、香港や日本の雑誌でも紹介されているため、日本人観光客も多く訪れるそうですが、残念ながら日本語のメニューはありません。ただし、心配御無用!こうやって、店先にすでに並べてありますから、自分で選ぶことができますし、この記事をアウトプットして写真を持っていくこともお勧めします。やさしいお店の皆さんが、暖かく迎えてくれますよ、お料理は冷たいものも多いですが…….なーんて。
実は私も撮影させていただいたお料理を持って帰りなさいと陳さんがテイクアウト用に包んで持たせてくださいました。もちろん、ひとりでは食べきれませんから、その日は友人を呼んでみんなでご相伴に預かりました!!皆さんも、香港の夏の暑さに負けないように、地元で評判の潮州料理店を是非お試しくださいませ。以上、香港ナビがお伝えいたしました。

行き方
1. MTR港島線“上環(ションワン)”駅のA2出口から出ます。 
2. 向かって右側にセブンイレブンの前を通って広い通りまで歩きます。
3. 通りの行き止まりまで来たら、通りの向こうに“上環市政大厦(ションワンシジンダイハア)”が見えます。
4. そのまま通りを渡って“上環市政大厦(ションワンシジンダイハア)”の前を通りすぎ、すぐ横の道を登っていきます。
5. 道を登りきると信号のところにお茶屋さんがあります。
6. そこを曲がれば、すぐこの看板が見えます!

記事更新日:2008-01-23

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-09

スポット更新日:2008-01-23

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部屋数 部屋1 大人 子供