The Peak Lookout

ピーク・ルックアウト太平山餐廰

閉店・移転、情報の修正などの報告

ビクトリアピークのランドマーク的存在として多くの人をひきつけるロッジ風レストラン。

こんにちは! 香港ナビです。「ピーク・ルックアウト」という店名は知らなくても、ビクトリアピークにどっしりと建つ石造りの建物といえば、ああ!と思い当たる人も多いはず。建物は重厚感がありますが、店中は明るくカジュアルな雰囲気がとても心地良い空間です。
200年を越える歴史が培われた店内は趣きたっぷり。多国籍な料理とともに、雰囲気も満喫できるピーク・ルックアウトへ行ってみましょう!

ピーク・ルックアウトのなりたち

19世紀。香港の蒸し暑さから逃れるためにピークに居を構えた英国人たちは、山頂までの往復の交通手段としてかごやイスを利用していました。そのかつぎ手として日々山登りを繰り返す人々が休憩所としてこの敷地に集ったところから、この店の歴史がはじまったのです。
その後、1947年に食事の提供が始まり、2001年にオーナーの交代により店名がピークカフェからピーク・ルックアウトに変更されたものの、ビクトリアピークの代表的なレストランとして多くの人を受け入れ、お腹と心を満たし続けてきました。店内にはそんな歴史を物語る写真の数々が展示されています。

ガーデンテラスもあります

広々としたホール、テラス席に加えて、ガーデンシートもあるんです。ピークのさわやかな空気の中でいただく食事は格別です。取材日はあいにくの曇り空でしたが、暑くも寒くもなく風も穏やかでとても気持ちの良いなく天候でした。そういう日はやはりガーデンシートを希望するお客様が多いとか。お天気が良い日はアバディーン周辺やさらに遠くの海まで、きれいに見渡せるんですよ。

清潔感のある店内

端から端まできっちり磨き上げられた店内は、とっても清潔感にあふれています。並んでいるボトルも、積み上げられたワイングラスもまったく曇りがありません。スタッフひとりひとりがこだわりとプライドを持って仕事をしている様子がわかりますね。

では、人気メニューの一部をご紹介します!

Thai Pomelo Salada, with Shrimp and Chicken, Fried coconut & Chili powde
泰式鮮蝦鶏肉柚子沙律 128香港ドル

果汁たっぷりのポメロをふんだんに使い、大きめのエビと蒸したチキンを合わせてスパイシーなサラダに仕立てました。ボリュームたっぷりのサラダですが、ポメロのさわやかな酸味とほどよい唐辛子の辛味が、アペタイザーにぴったりです。

Vitello Tonato Veal Carpacchio, White wine sause mixed with Tuna capers and anchovie
凍薄牛仔肉片配鮪魚柳汁 138香港ドル

ビーフのカルパッチョ風です。ワインを使用してなめらかに伸ばしたツナソースにトッピングしたアンチョビとケッパーがアクセントになっています。ビーフは厳選したオージービーフを使用。絶妙な火の入れ加減で見た目も美しく、ツナソースと合いまったときの食感も絶妙です。

Foie Gras Terrire with Peach Marmalade
鵝肝醤凍配密桃汁 168香港ドル
贅沢にカットしたフォアグラを軽くソテーして、上質な岩塩をふりました。オレンジ色のソースはなんとピーチ。フルーツ独特の上品な甘みがフォアグラの滑らかさをよりいっそう際立ててくれます。添えられたトーストにつけながらいただくと、もう!もう~!!

Pork Filet Mignon, Parsley mashed potato & Garlic cream sauce
免翁猪柳配蒜蓉忌廉汁 178香港ドル

直径4センチほどはあるポークのブロックをグリルし、ガーリックソースをかけました。さらに敷き詰められたグレイビーソースとガーリックソースがいい具合にミックスされて、肉本来の味を引き立てています。使用するポークはアメリカから空輸しています。付け合せのかぼちゃは日本のものと違い、甘みがないのでソースをからめていただくのにぴったりです。

Fresh Mango & Mint Charlotte
薄荷芒果布丁蛋糕 70香港ドル
ミントムース、マンゴームース、ピスタチオ入りのスポンジの3層からなる贅沢なケーキです。バラバラな味わいのように思えますが、ミントのスーッとする軽やかさが、マンゴーの濃厚な味によくあっています。後味がさわやかなので食後のデザートにピッタリです。
これらデイリーメニュー以外に人気なのが、土、日、祝日のみ提供される朝食です。お好みのスタイルで焼き上げた卵と、淹れたてのコーヒー。そのほかにもお粥のセット、パンケーキのセットなどが89香港ドルから用意されています。これにさわやかな山の空気が加われば、1日のスタートも特別なものになるはず! 日程が合う方は、ホテルの朝ごはんをパスしてでも行ってみる価値ありですよ!

夕暮れ時は一見の価値あり

日が暮れ始め、店内外に灯がともり始めると雰囲気は一転。ぐっと大人の雰囲気が高まります。木々にデコレーションされたライトがロマンチックなガーデンシートはやはり人気が高いので、すでに「RESERVED」のプレートで埋まっていました。お酒をいただきつつ、各国の産地から届いたばかりのカキをいただきつつお好みのお酒を、なんて素敵ですねー。
観光客でごった返す周辺のにぎわいはどこへやら。そこだけが別世界のように切り取られた、落ち着いた雰囲気のピーク・ルックアウトは、テンションの高い香港の街からちょっと距離をおきたいときにぴったりのお店かもしれません。ひとりでお茶も、カップルで食事もそこの空気に触れるだけで、特別なものになるはず。ぜひ、足をはこんでみてくださいね。以上、読みかけの本を持って土曜の朝に行ってみようかな、と思っている、香港ナビがお伝えしました。

行き方・交通
1. セントラル(中環)のエクスチェンジスクエア(交易広場)下のバスターミナルから15番のバスに乗ります。このバスは途中、アドミラリティ(金鐘)MTR駅C1出口前、ワンチャイ(湾仔)のクイーンズロードイースト(皇后大道東)などからも乗車できます。運賃は9.2香港ドル。約30分で到着します。
2. もしくは、セントラル(中環)のフォーシーズンスホテル(四季酒店)地下のミニバスターミナル始発の1番のミニバスで8ドル。約20分で到着します。

※1. 2. ともに終点がビクトリアピークです。

3. バスターミナルを道路にでるとすぐ左前です。

記事更新日:2008-01-23

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-12-15

スポット更新日:2008-01-23

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