建興亞婆豆腐花

キン・ヘン・アー・ポウ・ダウ・フ・ファ建興亞婆豆腐花

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73歳のお婆ちゃんが作る豆腐花。たったの6ドルで味わえるこのおいしさ。ラマ島(南Y島)に豆腐花を食べに行きましょう!

こんにちは。香港ナビです。最近、香港も連日30度前後まで気温が上がって夏真っ盛りです。こんなにいいお天気だと、ラマ島とか近郊の島へ行って、海水浴なんてよさそうですね。

ところで、ラマ島と言えば、香港人の誰もが知っているくらい有名な豆腐花のお店があるって知っていました?その名も「建興亞婆豆腐花」。香港の地図帳にも、路上店にも関わらず、名前が載っているこのお店は、ラマ島にあるビーチ、洪聖爺海灘(Hung Shing Yeh Beach)へ行く途中に必ず通る道沿いにあります。平日はあまりお客さんがいませんが、週末ともなると、ラマ島へハイキングに来た人、ビーチへ行く人、ビーチで遊んでいる人、みんなが喉の渇きを癒してくれるこの6ドルの豆腐花に行列を作るそうです。

今日はラマ島への観光、海水浴がてら是非行ってみたい「建興亞婆豆腐花」をご紹介します。
冷たいものと温かいもの両方用意していますが、どちらも人気だそうで、毎日お店を閉める頃にはその日作った豆腐花はすべて売切れるそうです。
さて、豆腐花っていったいなんでしょう?尖沙咀にあるデザート屋さん「糖朝」にもあるこの定番デザートは、その名の通り豆腐です。でも日頃食べている豆腐よりももっと柔らかく、もっと滑らかなものです。日本では豆乳を固めるにはにがりを使いますが、香港ではにがりの替わりに「石膏粉」を使います。沸騰寸前の豆乳に素早く水で溶いた石膏粉を混ぜ合わせます。石膏を混ぜ合わせるタイミングとスピードがこの豆腐花作りの命だそうです。
この店の名前「建興亞婆豆腐花」というのは、日本語にすると「おばあちゃんの手作り豆腐花」という感じです。お店のすぐ向かい側の石造りの家に、おばあちゃんは旦那さんの劉さんと一緒に住んでいます。ナビが取材に行った日は、たまたまおじいちゃんが香港島に出掛けていて留守でしたが、普段は亞婆(おばあちゃん)が豆腐花を作り、亞公(おじいちゃん)がそれを売るという、毎日仲むつまじく助け合って働いているとのこと。
今年で73歳のおばあちゃんはとても元気。毎日朝の7時に起きて豆腐花を2時間かけて作っているそうです。
テントが張られている店内(?)40人は座れるということですが、週末になるとそれでも足りずに、外に並んでこの豆腐花を待つ人も多いとか。
木製の桶で作るところが多いのですが、この店ではお鍋を使っています。

豆腐花をおいしくする秘訣

豆乳を絞るときには、布巾を2枚重ねにしてから絞るため、豆腐花はより滑らかに仕上がるそうです。また豆腐花を作るときに必要な石膏粉は、他の店では1種類しか使わないところを、この店では2種類の粉を混ぜ合わせて作っているそうです。おばあちゃんが自分の子供のように愛情を込めて毎日毎日丁寧に豆腐を作り続けてきたことも、この店の人気の1つなのでしょう。

早速ナビも食べてみました!さて、その味は…

この日はとても暑かったので、ナビは冷たい豆腐花を注文しました。まずは豆腐花の表面の余分な水分を捨て、1碗分の豆腐花をすくいます。そしてお碗に盛った後、蜜をかけます。この蜜はサトウキビで作った砂糖と生姜から作っているそうです。乾いた喉を癒してくれる、滋養成分も高い元気になれる蜜ですね。
スプーンですくってみます!ほら、柔らかいでしょう?
甘いものが好きな方は、黒砂糖を少しかけて食べてみてください。ナビは黒砂糖がなくてもじゅうぶん甘くておいしいと思いましたが。のどに流れて落ちていく時のつるんとした柔らかさとひんやり感のとりこになったナビは、思わずおかわりをしてしまいました。とってもおいしいで~す!2碗頼んでも12ドルしかかからないというのも、うれしいですね。
お店は毎日やっていますが、お客さんがあまりいない平日の午前中は、おばあちゃんは店の前の自宅にいますので、遠慮なく大きい声で「亞婆(アーポウ)!!」と呼べば出てきてくれますよ。

いかがだったでしょうか。目をつぶりながらそののど越しをじっくりと楽しめるこんなに滑らかな豆腐花。ラマ島へ来る機会があれば、是非おばあちゃんの6ドルの豆腐花を楽しんでから、帰りましょう!以上、香港ナビがラマ島からお送りいたしました。

記事登録日:2007-05-21

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-05-21

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