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香港の湿度と暑さに負けそうになったら、沖縄料理でエネルギー・チャージ!沖縄出身の日本人シェフが仕切る、本物の沖縄料理店。

こんにちは、香港ナビです。在港日本人の方の中には、どんなに香港が好きでもときには、「ああ、昔食べたあの味が懐かしいなあ」「あれが食べたいなあ」と、ちょっと日本が恋しくなったりすることがあるのでは・・・。実は食いしん坊のナビもその一人です。でも意外にも、「日式」(香港の人にとっての「日本料理」)でなく、「本物」の和食が食べたい、と思っていても、手ごろないいお店がそう多くはない香港。そんな中、味と値段にうるさい(?)日本人が多く在住するという、あの太古城に、沖縄出身の板さんが仕切る沖縄料理店が誕生したという情報をゲット。そうとなると、どこまで「日式」か、「本物」なのか、気になるところですね。早速、ナビが行ってまいりましたので、レポートいたします!

沖縄からはるばる香港へ「この道25年」のヘッド・シェフ

沖縄おなじみのシーサーが、沖縄式民家の瓦屋根にちょこんとお座りになってお出迎えの入口を入ると、沖縄の織物、工芸品の内装が目に入ります。左手には寿司カウンター。「いらっしゃいませ」と日本語を話す香港人スタッフさん。清潔感漂う、小ぎれいでさっぱりした店内は、いわゆる日本の「御食事処」を思い起こさせてくれます。
そんな中から、香港ナビの取材のために、厨房の中からヘッド・シェフである安里成一郎氏が出てきてくださいました。「いつもは、厨房の中にいるんですよ。」と落ち着いた優しい雰囲気の安里シェフ。「香港在住は長いのですか?」とのナビが尋ねると、「いえ、今年6月に・・・」。今年6月というと、まさにこのお店がオープンしたときではありませんか。安里氏は、このお店のために、はるばる沖縄から香港にいらしたのだそうです。(しかも、香港は初めてだそうです!)香港に、沖縄の味を持ってきてくださり、ありがとうございます!

安里氏が腕をふるうメニューの中から、おすすめの料理をご紹介しましょう


沖縄料理といえば、まず思いつく「ゴーヤーチャンプルー」
ゴーヤーチャンプルー 沖縄苦瓜炒猪肉
Sauteed Okinawa Bitter Gourd with Pork HK$62

沖縄に何度も旅行しているナビは、沖縄料理の大ファンです。沖縄料理の代表メニューといえば、ゴーヤチャンプルー。早速、食べてみると。「むむむ・・・。これは香港のゴーヤでなくって、本当に沖縄のゴーヤだ~!」と大感激。優しい味付けの中から垣間見える、あの力強いゴーヤの苦味が最高です!ご飯がすすみます。(ちなみに、ご飯のお代わりができて、お茶がサービスされるこのお店は、やっぱり「日本の御食事処」そのものでした・・・!)安里氏によると、このようにゴーヤのほか、沖縄料理の食材は、沖縄からエアーで香港へ持ってきているそうです。

滋養がつく~!お吸い物
いかすみ汁 墨魚汁湯
Cuttlefish Ink Soup HK$48

沖縄料理ならではのお吸い物、「いかすみ汁」。馴染みのない色をしているので、初めての方はその味が想像つかないかもしれませんが、大根とニンジンの入った、イカ墨のけんちん汁という感じです。美味しいイカ墨のだし汁の中に、野菜のうま味が出たそのお汁は、なんとも言えない、いいお味になっています。色は黒くとも、イカ墨の優しい甘みは、小さい子どもにも大好評です。結構大きいお椀に入っているので、2人でシェアしてもいいかもしれません。

日本でもめったにおみかけしない、もずく入りてんぷら
沖縄もずくてんぷら 沖縄海髪菜天婦羅
Okinawa Seaweed Tempura HK$58

てんぷらはてんぷらでも、「もずく入り」てんぷらは、ナビも初めて。てんぷらの中には、もずくのほかに、もずく並みに細ーく切られたニンジンやネギが入っています。味はもちろん、栄養にも気配りがなされたメニューです。

なんて、クリーミィでマイルド…。舌の上でとろける、コクのある揚げだし豆腐
揚げだしジーマーミ豆腐 沖縄自家製花生豆腐
Homemade Peanut Flavored Bean Curd HK$54
一口食べてみて、その「リッチなコク」に驚きです。「こんな揚げだし豆腐、初めて!」実はこのコクの秘密は、この沖縄の揚げだし豆腐に入っているというピーナツなのです。これにはナビも「おいしい、おいしい!」とうなりっぱなし。この旨みのいっぱいつまった揚げだし豆腐に、子供も大喜びです!甘酸っぱいおつゆにつけると、味のバランスが絶妙で、たまりません。(小さいお子さんには、白髪ネギの部分が辛いので、よけておいたほうがいいかもしれません。)

話題のタネになる、海ぶどう
海ぶどう
 海葡萄
Sea Grape HK$52
なんとなくナビも気になりつつ食べたことのなかった「海ぶどう」。まだ食べたことのない方は、ぜひどうぞ!つぶつぶ感が、まるでとびっこのような食感です。グループやご家族で食べに行けば、「なに、これ!」「食べたことがない(ある)!」「初めて!」と、どきどき感で話が盛り上がること、間違いなしです。

琉球伝統の味、「豆腐よう」!
豆腐よう(珍味) 沖縄腐乳
Fermented Tofu HK$25
イギリスのスティルトンやフランスのロックフォールなど、青かびチーズの好きなナビは、もちろん、「東洋のチーズ」といわれる、沖縄の「豆腐よう」が大好きです。チーズやウニの風味に例えられるような、その濃厚な味わいは、まさに絶品です。サイコロのように小さいサイズなのですが、米粒大でも、ビリビリビリっと稲妻のように強烈な旨みが口の中に広がるので、この大きさでも二人分として充分です。沖縄のお酒、泡盛はもちろん、どんなお酒にも合いそうだなあと思ったナビでした。

カップルで、ご家族で、グループで、おひとりでも

味はもちろんのこと、栄養抜群で、そして話のタネとしても盛り上がりそうな、「那覇」のメニューのほんの一部をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。那覇にはカウンター席が10席あるほか、テーブル席が50席あり、また奥のほうにはのれんで仕切られたプライベート感のあるテーブル席が用意されています。壁には沖縄の泡盛がずらり。ぜひ一度、香港にいながらにして沖縄を味わいに、お出かけしてみてください!以上、おいしい沖縄料理を食べて、エネルギー・チャージされた香港ナビがお送りしました。

記事登録日:2007-10-08

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-10-08

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