ピヴォ・チェコ・バー

Pivo Czech BarPivo Czech Bar

閉店・移転、情報の修正などの報告

食の都である香港に初のチェコ共和国を題材にしたバーが尖沙咀の西部に登場。日本でもなかなか体験できない東欧の味を堪能

みなさんこんにちは、香港ナビです。読者の方にとってチェコのイメージとは、プラハの春でしょうか? カフカでしょうか? それともボヘミア・ガラスでしょうか? いろいろなイメージがあるかもしれませんが、実はチェコは水よりもビールが安いといわれるほどのビール大国です。このPivo Czech Barはチェコから取り寄せたおいしいビールとそれにぴったり合うチェコ料理を食べられると言う、香港唯一のレストラン&バーです。

1人あたりの年間消費量はチェコが21年連続世界一

ナビはちょっとだけチェコ人のビール事情について調べてみました。キリンビールのレポートによると2013年のチェコ人の1人あたりの年間消費量は147.1リットルで21年連続第1位。大瓶にして232.4本も飲みます。2位のナミビアに約40リットルもの差をつける圧勝劇でした。ビール大国のドイツは101.7リットルで4位、日本は43.1リットルで52位。大瓶にして68.1本でした。チェコの面積は北海道より少し小さい位の大きさで人口は日本の10分の1の1000万人。日本人はチェコ人の3分の1しか飲まないわけですからいかにチェコ人がビール好きかわかります。ビールは水やコーラを買うよりも安いこともあり、昼間からビールを飲みながらランチをとるビジネスマンもいるそうです。

場所はショッピングモール「Elements」の屋上

場所ですが、地下鉄九龍駅直結のショッピングモール「Elements」の屋上にあります。屋上には「Civic Square」というちょっとした公園が作られており、そこにレストランとバーが集まったお店のエリアがあります。その一角にあります。具体的には改札を出るとElements直結のエスカレーターがあります。そこを上りきると、右手に屋上に向かうエレベーターがあります。屋上に出て左に曲がると奥にレストランとバーの集まるエリアが見えますのでそちらに向かいます。エリアに入って左手にPivoがあります。
Elements直通のエスカレーター

Elements直通のエスカレーター

上がりきると右手に屋上行きのエスカレーターがあります

上がりきると右手に屋上行きのエスカレーターがあります

Pivoの文字が見えますね

Pivoの文字が見えますね

奥に向かって進みます

奥に向かって進みます

レストランとバーが集まるエリアです

レストランとバーが集まるエリアです

入口の左に店があります

入口の左に店があります

ビールタンクで使用する銅をイメージした店内

明るく開放的な店内

明るく開放的な店内

店は1300平方フィートで座席数は80席。店はオープンエアになるような設計になっているため店全体に自然な光が入ってくるのでとても明るいです。ビールの醸造所には銅で作られたタンクがありますが、それをイメージして銅をうまくインテリアのデコレーションとして使用しています。また、同店のシェフがチェコを訪れた時に撮影した写真をたくさん組み合わせて壁にはるなどまさにチェコを意識したものになっています。
銅を使ったインテリア

銅を使ったインテリア

アーチはビールの樽をイメージ

アーチはビールの樽をイメージ

シェフがチェコで撮りためた写真

シェフがチェコで撮りためた写真

飲みやすいチェコのビール

泡のきめ細やかさがわかります

泡のきめ細やかさがわかります

ドラフトビールでお勧めなのは「Pilsner Urquell」(78ドル)。チェコが生んだビール、ピルスナービールです。泡がクリーミーで僅かに苦めですが、非常に軽いビールなのでとても飲みやすいのでゴクゴクと飲めてしまいます。もう1つのドラフトとしては「Kozel Dark」(80ドル)です。見た目は黒色なのでギネスビールを連想させてくれますが、こちらも全然重くありません。それどころかキャラメルを配合しているのでほんのりとした甘さとキャラメルの風味がするギネスとは全く対照的なビールです。味的に日本人的には想像がつきにくいですが、意外にビールにしっくりくる味に仕上がっています。
瓶ビールでは「Bernard Bohemian Ale」(82ドル)というエールビールが人気。アルコール度数がビールにしては高めの8.2%ですが、フルーティーな味わいで女性が好きそうな味です。「Primator Lezak」(76ドル)はこちらは苦味がほどほどの非常に軽いビールです。ビールの苦さが苦手と言う人はこちらから飲み始めるといいかもしれません。もちろん、青島やハイネケンなどの海外の有名ビールブランドも用意されていますが、ここにきたからにはチェコのビールを飲みたいものです。
言うまでもなくカクテルのみならず、ノンアルコールのカクテルもあるので、チェコの料理を味わいたい人も安心して来店できます。
「Pilsner Urquell」はピルスナービール

「Pilsner Urquell」はピルスナービール

キャラメルの味がほんのりする「Kozel Dark」

キャラメルの味がほんのりする「Kozel Dark」

「Bernard Bohemian Ale」(右)と「Primator Lezak」

「Bernard Bohemian Ale」(右)と「Primator Lezak」

ビールによくあう料理とデザート

ボリューム満点の「Czech House Platter」

ボリューム満点の「Czech House Platter」

 料理ですが、「Czech House Platter」(225ドル)が一番人気。チキンソーセージ、チーズソーセージ、厚切りハム、豚バラ肉、ポテトフライという、どこから見てもビールにピッタリの料理。ソーセージはそのまま食べてもいいですし、またはマスタードをつけて食べます。豚バラ肉はしっかりと火が通っていますが柔らかいですし、外はパリパリです。量は非常に大きいので数人でシェアして食べるといいでしょう。
「Roasted Bone Marrow」(168ドル)は牛の脊髄を半分に寸断して、その上にじっくりと煮込んだ牛の尾が載せられています。付け合わせのトーストの上に載せて食べます。マイルドな口当たりでかつほんのり甘く、濃厚な味なのでこちらもビールに合います。「Classic Bohemian Goulash Soup」(75ドル)はハンガリーが起源のグヤーシュスープのこと。チェコでもよく食べられるスープで器が固いパンでできているので、スープを飲みきった後、スープが染みたパンを食べることができます。
デザートには「Classic Trdelnik Pastry Roll」(72ドル)を。チェコの伝統的なお菓子でもともとは外側にある砂糖をまぶしたリング状のクッキーだけですが、同店ではチーズとサクランボをペースト状にしたものをロールの中に加えたオリジナルテイストあふれるデザートを創作しました。
「Roasted Bone Marrow」

「Roasted Bone Marrow」

肉の上にある揚げた玉ねぎのスライスがアクセントに

肉の上にある揚げた玉ねぎのスライスがアクセントに

「Classic Bohemian Goulash Soup」

「Classic Bohemian Goulash Soup」

パンの器が水分で崩れることはありません

パンの器が水分で崩れることはありません

「Classic Trdelnik Pastry Roll」

「Classic Trdelnik Pastry Roll」

ロールの内側が同店オリジナルのクリーム

ロールの内側が同店オリジナルのクリーム


いかがでしたか? 同店の担当者によりますとボトルビールも香港のスーパーマーケットに行っても販売されていないといいますから、本当にこの店でしかチェコの味は楽しめません。まだ、チェコのビールと料理を経験したことのない方、ぜひ香港に来た際に試してみてください。以上、香港ナビがお伝えしました。

記事登録日:2015-09-07

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主なメニュー

単位:HK$

Czech House Platter

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Roasted Bone Marrow

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Classic Bohemian Goulash Soup

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Classic Trdelnik Pastry Roll

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Pilsner Urquell

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-09-07

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