香港ディズニーランド・ホテル

キングサイズのゆったりとしたベッドが置かれ、広々とした室内。窓も大きく、とても明るいお部屋です。窓の外は、海やガーデンが見渡せ、贅沢な一夜が過ごせそうな気分にうっとり。もちろんお部屋から花火も見ることができます。

お部屋に備え付けられているアメニティは、すべて白雪姫の小人たちで統一され、ティッシュボックスや、鏡のコーナーにも小人が。さすが、ディズニーランドホテルだけあって、至るところにディズニーキャラクターが登場しています。子ども用の小さな台も用意されていて、これなら一人で手を洗うことができます。もちろん、ミッキーのマークつきでした。そして、こちらのスリッパもミッキー。ちゃんと大人用、子ども用が揃っているのが嬉しい気配りです。大きなお風呂にはバスタブがあり、ジャグジーつき。ゆったりと入れます。

ディナーはホテル内にある「Enchanted Garden Restaurant」へ。どんな世界が待っているのか、わくわくします。ホテルへ予約を入れる際に、希望のレストランとバースデイプランを利用したい旨を伝えておくと、レストランでは時間を決めて、バースデイケーキやバルーンなどを席に届けてくれます。もちろん、ミッキー、ミニーや仲間たちもいっしょに現れ、キャンドルの灯ったケーキがバースディソングとともに運ばれてきます。私たち家族もその記念すべきワンシーンをと、事前にこのプランを申し込みました。（スモールサイズのケーキキット・約4人用：バースデイバッチ、バルーン、ハットつき、HK$90。ケーキに名前を入れてもらう場合は、プラスHK$25）

レストランは、アメリカンスタイルのビュッフェ形式。陽気な雰囲気のなか、着ぐるみのミッキーマウス、ミニーマウス、そしてグーフィー、プルートなどといっしょに、みんな声を上げながら記念撮影。たくさんのキャラクターたちにこんな近くで会えるのは、ここだけ。子どもたちは興奮しながらミッキーたちに集まっていました。

と、そんなディズニーキャラクターで盛り上がる店内に突然の絶叫が。みんなの目が集まる我が家のテーブルに目を戻すと、なんと娘が叫んでいるではありませんか。今までに聞いたことのないほどの、恐怖におびえる声。うちの子は、着ぐるみが怖かったのです。まさに顔面蒼白とはこのこと。顔は血の気が引き、真っ白。唇はがたがた震え、この状況にこのまま置かれていたら気絶してしまいそう。すぐさま急いで外へ。このアクシデントは、周りで陽気に楽しんでいたお客様の空気を一変させ、この日をミッキーたちと祝おうと心待ちにしていた両親をひどく失望させたのです･･･。

でも、まだまだ小さい３歳児。いつも遊んでいる自分よりもとても小さいミッキーが彼女の世界のミッキーだったのでしょう。レストラン側も慣れているようで、すぐにプランを切り替え、急遽お部屋へお届けしてくれることになりました。
　

そんなわけで、大幅に予定を変更し、チャイニーズレストラン「晶荷軒（crystal Lotus）」でたらふく食べた後、部屋に戻るとまたしてもサプライズ。バルーンが飾られ、テーブルの中央には、本物のバースディケーキが。ミッキーマウスのお誕生日のバッチやハットも入っていて、これには娘もニンマリ。ようやく笑顔が見えました。

翌日は、朝からホテル内を散策。広いガーデンの中央には、植物で作られた迷路があるのをご存知ですか？子どもの背の高さでは、すっぽり隠れてしまうこの迷路に娘は夢中。走って見えなくなってしまうこともしばしば。一人でかくれんぼをしたり、逃げてみたり、気持ちの良い朝の日差しの中で、思い切り遊べるお庭です。

さらに、プリンセスの衣装を着せてくれ、メイクもしっかりして、写真を撮ってくれるサービスもあります（My Little PRINCES、パッケージはHK$280から）。お土産コーナーも充実していて、ついつい買いすぎてしまいます。たっぷり午前中をホテルで過ごし、今回思わぬ出来事から発見した、レストラン「晶荷軒（Crystal Lotus）」へ再び。こちらは雰囲気もお味も最高で、わざわざレストランだけにでも訪れたいくらいのところ。ゆっくりワインと飲茶を楽しみ、ホテルを後にしました。

そして、またもやディズニーランドへ。でも体力の残っていたのは、3歳児だけ。親はこのままお昼寝したいわ～～、なんて気分でした。以上、香港ディズニーランド・ホテルで夢の（？）ようなバースデイ体験をした雅香がお届けしました。