ランタオリンク・ビジターセンター/展望台

Lantau Link Visitors Centre & Viewing Platform青嶼幹綫訪客中心及觀景台

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青衣島と馬湾島を結び馬湾海峡を横断する吊り橋「青馬大橋」を一望できる展望台と観光センター。沈む夕陽を眺めながら素敵な時間を過ごせます。

こんにちは、香港ナビです。香港国際空港から市街地へ出るには、エアポートエクスプレスやバス、タクシーなどいろいろな手段がありますが、どれを使っても必ず通る橋といえば、青衣島と馬湾島を結び馬湾海峡を横断する吊り橋「青馬大橋」です。今日ご紹介するランタオリンク・ビジターセンター/展望(青嶼幹綫訪客中心及觀景台)は、青馬大橋の青衣島側の入り口にあり、併設の展望台からは青馬大橋の全景と大型貨物船が往来する馬湾海峡を一望できるという最高のロケーション。早速、詳しく行ってみましょう!

行き方

青衣駅前のバスターミナル

青衣駅前のバスターミナル



ビジターセンターへはMTR東涌線青衣駅から出ている緑色のミニバスで行くことができます。青衣駅からビジターセンターまでの所要時間は10分ほど。香港のミニバスに乗り慣れていない人にはちょっと難易度の高い場所にありますが、降りる時に「有落!(ヤウロッ)」と叫ばなければいけない赤色ミニバスと比べると、緑色バスはバス停が決まっている上に、降車用のボタンもついているため、乗ってしまえば意外と簡単です。
「經觀景台(展望台経由)」と書かれているミニバスに乗りましょう。 「經觀景台(展望台経由)」と書かれているミニバスに乗りましょう。 「經觀景台(展望台経由)」と書かれているミニバスに乗りましょう。

「經觀景台(展望台経由)」と書かれているミニバスに乗りましょう。

バスの時刻表に要注意!
ビジターセンターへ行く際に注意しなければいけないのが、ミニバスのスケジュール。青衣駅から出る緑色ミニバス「308M」は、青衣駅と浪翠園というマンションの間を循環し、早朝から深夜まで10~12分おきに出ているのですが、青嶼幹綫訪客中心を経由するバスは1時間に1本だけなのです。バス料金は一人HK$6.50、オクトパスの利用が可能です。戻って来るバスも同じで、青嶼幹綫訪客中心を経由するバスは1時間1本のみ。行きはタクシーを使用できますが、高速道路のインターチェンジに位置するため、帰りに流しのタクシーを拾うことはほぼ不可能です。
運輸署ウェブサイト

青衣駅発 展望台(觀景台)経由 浪翠園行き(308M)
月~金 10:00~16:00まで毎時間1本(10:00、11:00、12:00・・・)
土日祝 09:30~18:30まで毎時間1本(09:30、10:30、11:30・・・)

展望台(觀景台)発 青衣駅行き(308M)
月~金 10:30~16:30まで毎時間1本(10:30、11:30、12:30・・・)
土日祝 10:00~19:00まで毎時間1本(10:00、11:00、12:00・・・)
ビジターセンターのバス停 ビジターセンターのバス停

ビジターセンターのバス停

青馬大橋

青馬大橋(Tsing Ma Bridge)は、全長2160m、橋のスパン(主塔間の距離)は最大で1377mあります(ちなみに世界で一番のスパンが長い日本の明石海峡大橋は1991m)。2010年現在は世界で7番目に長い吊り橋ですが、1997年の開通当時は世界で二番目に長い大橋だったそうです。

青馬大橋が他の吊り橋と大きく異なるのが、この橋が道路と鉄道路の併用橋ということ。大橋は2層構造になっていて、上層部には片側3車線の道路、下層部には2レーンの鉄道路と2車線の保守用道路が設けられています。鉄道路はMTR東涌線とエアポートエクスプレス(機場快線)が使用しています。橋の長さは世界第7位ですが、道路鉄道併用橋としては世界一の長さを誇るんですよ。下層部の保守用道路は、台風シグナルが発令されて上層部が封鎖されたり、交通事故が発生し使用不可能になった際に、車道として使用されます。空港への交通が遮断されると大変なことになりますからね。

青馬大橋という名前は、橋の両端の島、青衣島と馬湾島から一文字ずつ取って名付けられました。青馬大橋は香港を代表する建造物の一つで、香港入境事務處(イミグレーションデパートメント)のシンボルにも採用されています。ちなみに青馬大橋には歩道はありませんが、北京オリンピック開催時の聖火リレーや国際マラソン大会では、橋の上層部が使用されました。

青嶼幹綫訪客中心



青馬大橋の青衣島側にあるランタオリンク・ビジターセンター(青嶼幹綫訪客中心)は、ミニバスを降りて、緩やかな坂を上ったところにあります。小さな展示室の中には、大橋の模型や世界の吊り橋ランキングのほか、大橋の構造について写真パネルと共に説明されています。

展望台を歩いてみよう

ビジターセンターで青馬大橋のことを知った後は、展望台に行ってみましょう。展望台は2段階に分かれています。ビジターセンター前の広場の両脇から伸びる緑に囲まれた坂を上りきると、目の前に青馬大橋が現れます。
展望台からは、青馬大橋だけではなく、ランタオ島(大嶼山)と馬湾島を結ぶ「汲水門大橋」と青衣島と新界をつなぐ「汀九橋」も見ることができます。香港は大気汚染のひどい日には、せっかくの大橋がかすんでしまうこともありますが、雨上がりや空気が透き通った冬に行くと、とても綺麗な写真が撮れそうです。ちょうど香港国際空港へ着陸する航空機の進路になっているため、頭上には次々と世界中からやってくる航空機が飛んでいきます。写真撮影が趣味の方にはオススメのスポットでもあります。
展望台にある望遠鏡は無料です 展望台にある望遠鏡は無料です 展望台にある望遠鏡は無料です

展望台にある望遠鏡は無料です

青衣島の山を切り崩して作った公園なので、二つ目の展望台へと続く道は花や緑がいっぱいです。青空と海に囲まれて、まるで郊外にピクニックに来たような気分になります。
展望台にはいたるところに、腰を下ろして青馬大橋を眺めることができるベンチがたくさんあります。

お土産屋さんもあります



帰りのバスまでに時間があるなら、ぜひ立ち寄ってみたいのがお土産屋さん。香港生まれのユニークなお土産がたくさん揃っています。お土産屋さんの隣には、香港名物フィッシュボールやシュウマイなど「小食」を売るお店もありますよ。




いかがでしたか?空港からホテルへ向かう時には、観光の計画に忙しくて、また空港へ向かう時には、遊びつかれてグッスリ・・・、香港が世界に誇る青馬大橋を通過していることに気付かった人も多いのでは??時間があれば、ぜひ青馬大橋を間近で見てください。展望台から海に沈む夕日を見ながら過ごす時間は、きっと香港旅行の素晴らしい思い出になるはずです。以上、香港ナビがお伝えいたしました。

記事登録日:2010-01-20

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スポット登録日:2010-01-20

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