香港文化博物館

それから、左手の河に向かって歩いていきます。

すぐに橋が見えてきますから、その橋を渡ります。（細くてちょっと怖いですが…）

右手に見える、大きな茶色の建物が博物館です。

ガラス張りのエントランスも、明るくオープン。

香港の湿地地帯、“米埔（マイポ）”を再現した、“米埔散策”のコーナー。

広東オペラ発祥の頃の歴史を、戯曲本や劇場の屋根に飾られた飾り物などで知ることができます。

広東オペラの劇団が、船で地方に興行に出るときの様子を、船の模型や当時の書類などで説明しています。

昔の公演チラシ、ポスター。

当時の広東オペラのスターの写真や雑誌の記事。

広東オペラの化粧を思わせるマスクの絵。その後ろは、劇場模型。

実際に再現された野外公演の舞台。赤や金でとても派手派手派手………今も、観音様のお祭りなどで、街中でも見かけることがありますよ。

舞台裏も再現。衣装や髪飾りなどが掛けられています。化粧台や行李も年季が入っています。

野外劇場の骨組みは、こんな感じ。

劇場周辺に建てる、立て看板とでもいいましょうか……

使用されていた中国楽器の数々。

こちらは、美しい髪飾り。演じる役柄によって、それぞれ形に決まりがあって、髪飾りを見ただけで、その役柄がわかるようになっています。

こちらは、靴類。昔の纏足（てんそく）を演じるときの靴の履き方は、まるでバレエのトゥシューズのよう。大変です。

昔の家柄の良い家庭同士の結婚式には新婦が、こんな籠に乗って興し入れ。　

1950年代から、広東オペラの映画が流行し始めました。当時の模様を再現した映画館があります。

古代のこの地区の生活について、知ることができます。

農家などで使用していた道具類。

祭りなどで着用した衣装。

先祖を祭った場所。

お嫁入りのときに使用した篭。

まるで、宝石店のようなデコレーションのガラス食器たち。

光り輝く銀食器。こんな食卓で食事をしているのでしょうか??

“中国国画現代化”の主張を受け継いだ独特の風格のある作品。

そっくりそのままの状態で再現されたアトリエ。

まさに、スーパーの売り場のディスプレイ。お菓子や飲み物のディスプレイはそのものズバリを芸術にしてしまっています。

こちらは、おしゃれなブティックか、インテリアのお店のディスプレイのよう。

おもちゃの透明な型箱をモチーフに、消費されていく包装品を皮肉ったシニカルな作品。

戦車を作ってみました。中に入ることも可能です。

正面にいきなり現れる大きな仏像。 圧倒されました。

この広いスペース！

閲覧のスペースも、とても凝ったつくりです。

19世紀の仏像。

チベットの民族衣装。