香港動植物公園

Hong Kong Zoologocal and Botanical Gardens

閉店・移転、情報の修正などの報告

都会の真ん中で出会うジャガーやオラウータン。緑に囲まれた動物園で遊びましょう!

こんにちは! 香港ナビです。視線の先にはセントラル(中環)のビル群。そんな都会のど真ん中に位置する動植物園は、緑が音を吸収するのか、そんな場所にあるとは思えないほど静かです。車や機械の人工的な音に疲れたとき、動物たちのの~んびりした表情とたくさんの緑に癒されに訪れてみたくなるところです。

香港動植物園とは

1841年から翌年まで香港総督邸だったこともある土地に、1848年から公園の造成が始まりました。途中財政難で計画が頓挫したこともありますが、1864年8月に一般公開が始まり、日本統治時代は「大正公園」と名前を変えられ、「香港神社」を奉られたこともある深く歴史にかかわってきた公園です。戦後1958年から土地を拡大、動物も増やし市民の憩いの場として親しまれています。

絶滅種を救う活動もしています

公園内散策スタート!

入り口は全部で10箇所あります。正門は雅賓利道(Albany Road)にありますが、今回はわかりやすくピークトラム駅から坂道を5分ほど上がったところにある、メモリアルアーチ(紀念牌坊)のあるエントランスから入りました。
このエントランスのアーチは第一次世界大戦、第二次世界大戦で亡くなった中国の方たちに対してのモニュメントです。
そこからしばらく行くと右手に噴水広場が現れます。公園の象徴とも言えるこの噴水は少しずつ形を変えてきましたが開園当初から人の集まる場所となっています。この日も太極拳の練習に励む人、のんびりと語らう人、遠足の小学生の集合場所にもなっているようで、とてもにぎやかな雰囲気です。
公園内を歩くための必須アイテムといえば、虫除けとマップです。虫除けは持参していただくしかないのですが、マップは噴水の奥にすすんだところにある管理事務所でもらえます。またその脇にあるキオスクで水やスナックを買っておきましょう。園内に自動販売機などはないので、あらかじめ仕入れておくことをおすすめします。

ボタニカルコレクション

園内には熱帯、亜熱帯エリアの植物を中心に1000種類を越える品種が育成されています。
園内東側にある温室では、蘭やシダ科の植物など150種類が育てられています。
ハーブ園、竹園などグループ分けされた育成エリアのほか、小道沿って数多くの花や木々を見ることができます。主要な植物には品種を説明するプレートがついているので、中国名と英語名との比較なども楽しめますよ。

ズーロジカルコレクション

鳥類は約600羽が飼育されています。鮮やかな色のフラミンゴやかわいらしい動きの鴨たち、大きな飼育エリアの中を自由に飛び回る小鳥たちを、解説図と見比べながら探してみるのも楽しいですね。
爬虫類にはこんな立派な飼育舎が作られています。40頭の爬虫類が飼育されていますが、明るいところが苦手な種も多く、お目にかかりづらいかもしれません。明るいところが嫌いなものも多いため、フラッシュ撮影は禁止されています。
やはり見ていて一番楽しいのが哺乳類ですね。ゲージの中を所狭しと動き回るオラウータン、一説では孫悟空のモデルになったといわれているキンシコウ(金絲猴)などもいて、ついついその動きに見入ってしまいます。
香港道植物園の目玉ともいえるが、ジャガーです。ジャガーも絶滅危惧種に指定されている動物のひとつです。ナビが取材に行ったこの日は、ジャガーのご機嫌が悪かったようで、岩下の穴でジーッとうずくまったまま出てきてくれませんでした。機嫌が良いときは、水浴びをしたり、木材のジム(?)で遊ぶ姿が見られますよ。
噴水広場以外の場所は走り回るわけにいかないので、パワーをもてあましてしまった元気なお子様はプレイグラウンドに立ち寄ってみてください。ブランコや滑り台などごく普通の遊具しかありませんが、遊具と遊具の間がゆったりとしているので、転げまわっても問題なし! トイレもすぐ脇にあるので、汚れた手もすぐ洗えます。
園内は大きくふたつに分かれています。雅賓利道(Albany Road)をはさんで、鳥類を見学できるエリアと動物を見学できるエリアです。わざわざ園を出て道を渡らなくてもいいように地下道が作られているので、車の往来を気にせず安全に行き来できるようになっています。また、方角のプレートも各所に設置されているので、広い園内でも迷う心配はありません。
トイレは3箇所。定期的な巡回があり掃除が行き届いています。 
 
  
トイレは3箇所。定期的な巡回があり掃除が行き届いています。

トイレは3箇所。定期的な巡回があり掃除が行き届いています。

香港動植物園は、山の斜面を利用して作られているためけっこう高低差があり、ぐるっと一周するとかなりの運動量になります。歩きやすい靴で、無理をしない程度に見学してくださいね。

飼育されている鳥たちの鳴き声に引き寄せられるのか、飛来する鳥の数も多く見られました。金鐘(Admiralty)や中環(Central)までわずか10分程度。人ごみを離れて小休止するのにぴったりの場所ですね。動物たちと緑の木々に癒されに行ってみてください。以上、動かないジャガーと根競べに負けた香港ナビがお伝えしました。

記事登録日:2007-01-05

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スポット登録日:2007-01-05

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