香港浸會大学

Hong Kong Baptist University

閉店・移転、情報の修正などの報告

九龍の中心部高級住宅街にある交通の便利なキャンパス。夜間コースで学ぶ社会人も多く夜も活気がある大学。

こんにちは、香港ナビです。8月に入って、どこもかしこも夏休み気分一色。学生たちにとって、遊びにアルバイトに忙しいこの季節、普段と比べると学生数も減って、学内見学もしやすいのでは?ということで、香港の大学をご紹介する『香港の大学めぐり』、第6校目のご紹介です。今回ナビがお邪魔した『香港浸會大学(Hong Kong Baptist University)』は、大型ショッピングモールの『又一城(フェスティバルウォーク)』に直結する、MTR観塘線と東鉄線の乗り継ぎ駅、九龍塘(Kowloon Tong)にある交通の便バツグンの大学です。周辺を高級住宅街に囲まれた校舎は、勉学に励むには最高の環境。早速、ご案内しましょう!
1956年9月にキリスト教の教育精神のもと4年制カレッジとして設立され、開校当時152人だった生徒が、その後10年間で1250人へと増加し、現在の大学へと移り変わりました。文学院(Faculty of Arts)、理学院(School of Science)中医薬学院(School of Chinese Medicine)工商管理学院(School of Business)、伝理学院(School of Communication)、持続教育学院(School of Continuing Education)、社会科学学院(Faculty of Social Science)視覚芸術院(Academy of visual arts)、研究院(Graduate School)の学部を有する大学は、4つのキャンパスに分かれています。
スケートリンク『The Rink』やミールクーポン『嵯峨野』の取材などでたびたびナビに登場している体育会系香港人『しーちゃん』こと韓思思さんは、実はバプティスト大学の体育講師だったのです!そこで、今回はしーちゃんのナビゲートで大学のキャンパスを歩いてみました。

善衡校園(Ho Sin Hang Campus)

22,000平方メートルの敷地を誇るこのキャンパスが、大学の前身であるカレッジから続くバプティスト大学発祥の地です。現在11棟ある校舎は1990年に完成しました。
一見すると香港の昔の『公屋(公団住宅)』を連想させるような四角く囲まれた設計のキャンパス。真ん中の広場は『蒙民偉広場』と呼ばれ、学生の憩いの場となっています。
学生会の部室のお隣は、雑誌やスナックなどが揃う小さな売店。 学生会の部室のお隣は、雑誌やスナックなどが揃う小さな売店。

学生会の部室のお隣は、雑誌やスナックなどが揃う小さな売店。

卒業式や学校行事などで使用するホール。

卒業式や学校行事などで使用するホール。

キリスト教系の学校のため、キャンパス内に教会は欠かせません。

キリスト教系の学校のため、キャンパス内に教会は欠かせません。

逸夫校園(Shaw Campus)へと続いて行く裏門周辺です。 逸夫校園(Shaw Campus)へと続いて行く裏門周辺です。

逸夫校園(Shaw Campus)へと続いて行く裏門周辺です。


@■偉衡体育中心(Wai Hang Sports Centre)
体育講師であるしーちゃんがオフィスの次に多くの時間を過ごす場所が、キャンパス内にあるスポーツセンター。一般公開はしていませんが、今日は特別に案内してもらっちゃいました。『社会科学学院(Faculty of Social Science)』には、体育学科があり、体育を専門に勉強している生徒が集まります。(香港には、他に中文大学、香港大学に体育学科があるそうです。)
入ってすぐのロビーには、大会で受賞した数々のトロフィーや楯が飾られています。ちなみに、しーちゃんは水泳部顧問。

入ってすぐのロビーには、大会で受賞した数々のトロフィーや楯が飾られています。ちなみに、しーちゃんは水泳部顧問。

北京オリンピック開催を記念して、ポスターが飾られていました。バスケットボールのオリンピック香港代表選手は、しーちゃんの教え子なのだとか。

北京オリンピック開催を記念して、ポスターが飾られていました。バスケットボールのオリンピック香港代表選手は、しーちゃんの教え子なのだとか。

プールや体育館は、学生に広く解放されています。授業などで使用されていない時は、自由に使用することができます。 プールや体育館は、学生に広く解放されています。授業などで使用されていない時は、自由に使用することができます。

プールや体育館は、学生に広く解放されています。授業などで使用されていない時は、自由に使用することができます。

ここはダンスルーム。大学の授業では、ジャズダンスやフォークダンスも教えるんだそうですよ。なかなか、オモシロそうですね~

逸夫校園(Shaw Campus)

香港の大学で、この名を聞かないことはない!というくらい、どの大学でもこの人の名前のキャンパスや校舎は必ずあるという邵逸夫(ランラン・ショウ)。イギリス女王から称号も与えられ、『サー・ランラン』とも呼ばれています。映画会社『ショウ・ブラザーズ』や香港のテレビ局『TVB』の設立者としても知られる大富豪。最近では四川地震後に1億元(約13億円)の寄付をしたことでも有名です。このキャンパスも邵氏の寄付によって設立されました。
9,000平方メートルの敷地に建設されたキャンパスは、オープン式の長い渡り廊下が特色で、学生たちの憩いの場として、開放的な雰囲気を作り出す設計になっています。校長室を始め、学生課や国際事務所など行政に関する事務所はすべてここに集まっています。
2012年に香港の大学は現在の3年制から4年制に変更になるため、それに合わせて生徒数も増えることが予想されます。そのため現在校舎を増築工事中。建物の姿が見えないのが残念です……
正面玄関を入ってすぐの校舎の8階に校長室があります。
作家や著名人を招いての講演会もよく行われているという図書館。一般公開はしていません。 作家や著名人を招いての講演会もよく行われているという図書館。一般公開はしていません。

作家や著名人を招いての講演会もよく行われているという図書館。一般公開はしていません。

『李作権大道』と呼ばれる、渡り廊下。長いシェイプのキャンパス内をつなぐこのオープンの渡り廊下は、休み時間の学生がおしゃべりや休憩に集まる場所でもあり、学生によるイベントやパフォーマンスなども行われます。ちなみに、この廊下は4階部分になります。 『李作権大道』と呼ばれる、渡り廊下。長いシェイプのキャンパス内をつなぐこのオープンの渡り廊下は、休み時間の学生がおしゃべりや休憩に集まる場所でもあり、学生によるイベントやパフォーマンスなども行われます。ちなみに、この廊下は4階部分になります。 『李作権大道』と呼ばれる、渡り廊下。長いシェイプのキャンパス内をつなぐこのオープンの渡り廊下は、休み時間の学生がおしゃべりや休憩に集まる場所でもあり、学生によるイベントやパフォーマンスなども行われます。ちなみに、この廊下は4階部分になります。

『李作権大道』と呼ばれる、渡り廊下。長いシェイプのキャンパス内をつなぐこのオープンの渡り廊下は、休み時間の学生がおしゃべりや休憩に集まる場所でもあり、学生によるイベントやパフォーマンスなども行われます。ちなみに、この廊下は4階部分になります。

行政関連のオフィスなどのほかに、もちろん食事の場所も。3階に中華レストランがあります。職員や来賓向けといった感じですね。そのお隣は、就職指導室。 行政関連のオフィスなどのほかに、もちろん食事の場所も。3階に中華レストランがあります。職員や来賓向けといった感じですね。そのお隣は、就職指導室。

行政関連のオフィスなどのほかに、もちろん食事の場所も。3階に中華レストランがあります。職員や来賓向けといった感じですね。そのお隣は、就職指導室。

こぢんまりとした学食は2階にありました。 こぢんまりとした学食は2階にありました。

こぢんまりとした学食は2階にありました。

自販機でお菓子の販売中。

■聯校運動中心(Joint Sports Centre)
キャンパス内にある大きな運動場は、バプティスト大学、香港理工大学、城市大学の3校合同で使用しています。大学対抗の陸上競技などもここで行われるそうです。ナイター設備も完備で本格的。
運動場のトラックからは、九龍の象徴『獅子山(ライオンロック)』がきれいに見えます。でも、最近高層マンションが建ってしまって…景観がガラリと変わってしまいました。

浸會大学道校園(Baptist University Rd Campus)

逸夫校園から浸會大学道を渡った向かい側にあるキャンパスです。
ここでは、大学付属の夜間コースが多く開講されていて、夕方は仕事を終えた後に学びにくる会社員でいっぱいになります。また、バプティスト系の幼稚園もこの建物の中にあります。
入口には、銀行や書籍を販売している文具店がありました。大学の記念品は、こちらでも購入できます。 入口には、銀行や書籍を販売している文具店がありました。大学の記念品は、こちらでも購入できます。

入口には、銀行や書籍を販売している文具店がありました。大学の記念品は、こちらでも購入できます。

奥の校舎は、中国医学を専門に学ぶ『中医薬学院(School of Chinese Medicine)』です。特色のある学部内容から、学生の平均年齢が他の学部と比べると高いんだとか。
一階には『孔憲紹博士伉儷中医薬博物館』があります。月曜から金曜の朝10時から夕方5時までオープン、入場は自由です。
1629名収容可能な学生寮の他に、このキャンパスには留学生や来賓が宿泊できるホテル施設があります。すごいですね、大学にホテルなんて。
こちらは全ての学部の教授や講師のオフィス校舎。しーちゃんのオフィスももちろんこちら。ただし、校舎の拡張計画のため、もうしばらくすると取り壊されて、新しく高層ビルの校舎になるそう。

啓徳校園(Kai Tak Campus)

2005年9月から新しく開設された『視覚芸術院(Acadmy of visual arts)』の学部校舎は、2006年1月にMTR観塘線『彩虹(Choi Hung)』駅に移転しました。
校舎となっている建物は、元イギリス空軍クラブとして使用していたもので、香港の一級文物保護歴史建築物に指定されています。20世紀初めのコロニアル建築の風格はとても芸術的で、ビジュアルアートを学ぶにふさわしい環境といえます。
渡り廊下や階段の雰囲気も、ヨーロッパ調。教室を使用して展覧を開いたり、建物の歴史的価値から、一般の見学も広く受け入れています。

記事登録日:2008-08-07

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スポット登録日:2008-08-07

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