2009年 旧正月のショッピングモール・デコレーション

クリスマスから1か月!不景気も吹き飛ばす華やかなショッピングモール・デコレーションで、香港の旧正月気分を味わってみてください。

こんにちは、香港ナビです。クリスマス、2009年のカウントダウンを終えて、気分は新しいスタートを切っているのですが、香港は今まさにお正月準備中といったところ。今年の旧正月は、1月26日が元旦で続く27、28日の3が日が連休となります。クリスマスからちょうど1か月と今年は早い時期に旧正月がやってくるので、香港の人にとっては慌ただしい日々が続きそうです。とはいえ、お正月準備にバーゲンとやっぱりお買い物をしないわけにはいきません。交通の便利なショッピングモールは今年も華やかなお正月デコレーションでいっぱい!早速、ナビもチェックしてまいりましたので、お気に入りのデコレーションを探して、行ってみてください。

九龍サイド

MTR東涌線 青衣駅直結
青衣城(マリタイム・スクエア)
MTR東涌線とエアポートエクスプレスへの乗り継ぎ駅でもあるので、旅行客にも立ち寄れるモールとしてもおなじみの“青衣城(マリタイム・スクエア)”です。今年のデコレーションは、『老夫子(ロウフウジ)』という香港の有名なコミック漫画の45周年を記念して、そのキャラクターを主題にしました。これは、日本でいえばサザエさんのような長寿コミックで、大人から子供まで人気があります。主人公老夫子が、友人の大番薯(ダイファンシュウ)や黄先生たちと繰り広げる日常のドタバタ喜劇といったところ。もとは4コマ漫画でしたが、最近はアニメ映画にもなりました。今回のイベントでは、特別にデザインした新しいコスチュームを展示したり、今までの100以上の登場人物を紹介したりとお父さんお母さんも懐かしいのでは?家族で楽しむのにもってこいです。2月8日まで展示。 

MTR東涌線 奥運駅直結
奥運城(オリンピアン・シティ)
旅行者の皆さんにはあまりなじみのないショッピングモールですが、ローカルでは人気テレビ局TVBの関連イベントが多く行われてタレントがたくさんやってくるモールとして有名なんですよ。場所も便利で比較的手ごろなお買い物ができるので、これを機会にぜひ行ってみてください。今年のデコレーションのテーマは、干支にちなんでスペインの闘牛をイメージしました。金色の牛が怖そう??

MTR東涌線(又はエアポートエクスプレス) 九龍駅直結
圓方(エレメンツ)
注目のショップがいっぱいの“圓方(エレメンツ)”。テナントブランドの豪華な顔ぶれと、空港に直結したエアポートエクスプレスの九龍の玄関として旅行者にも便利なロケーションです。新春のデコレーションは、アップリケのような赤い花をメインに、花をモチーフにした作品で構成されています。まるでミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』のような大きい花の世界を堪能して下さい。また、モール内にある他のデコレーションは、シックでゴージャスな迎春のイメージです。

MTR荃灣線 尖沙咀駅から徒歩3分
海港城(ハーバーシティ)
香港で一番大きいショッピングモールといえば、“海港城(ハーバーシティ)”です。スターフェリーターミナルに近いオーシャンターミナルのメインエントランスでは、季節ごとに様々なディスプレイを展開して道ゆく人々の目を楽しませてくれます。お正月のデコレーションのテーマは、ズバリお金!コインです。桃色と金色を基調にした巨大なコインをモチーフにしたディスプレイに、赤と金の42個のランタンをつるして、豊かで幸運に満ちた生活をイメージしました。また、子供たちが牛をモチーフにデザインした牛の椅子、22点を展示。子どもらしいユニークで奇抜なアイデアいっぱいの楽しいものばかりです。2月9日まで展示。

MTR荃灣線 旺角駅直結
朗豪坊(ランガム・プレイス)
旺角(Mong Kok)に来て欠かせない場所といったら、女人街やスニーカー街、花園街に代表される露店や路上のショップめぐり。でも最近ではここ“朗豪坊(ランガム・プレイス)”も絶対立ち寄りたいスポットになりました。ホテルと合わせておしゃれで流行に敏感な若者が集まるショッピングモールとして定着してきましたね。デコレーションには、去年からの経済不況という悪運の風向きを変えて、幸運を呼び戻そうと高さ7.8メートルの巨大な風車が登場しました。またその脇には、おめでたい中国の伝統芸のドラゴンダンスと今話題のローカルデザイナーがコラボした珍しい12のドラゴンを飾りました。個性豊かな今風のドラゴン、あなたはどれがお気に入り??

MTR東鐵線 旺角東駅直結
新世紀広場(グランド・センチェリー・プレイス)
“新世紀広場(グランド・センチェリー・プレイス)”は、新界(ニューテリトリー)に続くMTR東鉄線の『旺角東』に連結しているモールで、九龍の中心の彌敦道(ネイザンロード)から少し離れていますが、花園街と歩道橋でつながっていて、街歩きのついでに立ち寄るには便利なところです。デコレーションは、宮崎駿の最新作“崖の上のポニョ”!香港では1月17日から公開で、今まさにホットな映画です。なぜお正月にポニョ?と思うかもしれませんが、香港で魚と言えば縁起物。お正月にも欠かせないものなんですよ。小さなお子さま連れなら、絶対ぴったりです。

MTR観塘線 九龍塘駅直結
又一城(フェスティバル・ウォーク)
MTR観塘線と東鉄線の乗換駅にあたり、行き来する人もぐっと増える九龍塘駅に直結したモール、“又一城(フェスティバル・ウォーク)”です。また付近に2つの大学がある若者の街として、九龍のお金持ちの家が立ち並ぶセレブの街としても有名で地元でも人気のモールです。デコレーションは、新春を飾る桃の花を主体にしたお上品な花々のオブジェです。高い天井からも丸いピンクの花飾りを吊り下げ、華やかで美しい演出でお正月気分を盛り立てています。花以外に使用されている金や赤の飾りも派手過ぎず、気品が感じられますね。

MTR観塘線 観塘駅直結
apm(エー・ピー・エム)
“apm”は、若者に人気のブランドを集め、モールの中心の大きなホールでタレントや歌手を集めたイベントを頻繁に行ったり、夜遅くまで営業するなど、若者に人気のモールです。若者中心ということで、デコレーションもユニークで派手ですね。大きな牛を中心にステージを作り、盛りだくさんのイベントを行う予定です。また、まわりに置かれた奇抜なデザインの牛たちがアート風で、いかにも現在の若者を狙ったデザイン。大みそかの1月25日は、夜11時からカウントダウンのイベントも行われます。

香港島サイド

MTR港島線 香港駅直結
国際金融中心(ifcモール)
“国際金融中心(ifcモール)”のデコレーションのメインは、金魚!モール2階の中心にある吹き抜け部分はもちろん、その他にも大きい金魚がたくさん飾ってあります。『魚(ユウ)』は、余りあるという意味の『餘(ユウ)』と同じ発音なので、『年年有餘(毎年余裕がある)』という言葉はお正月にもよく使われます。金魚や鯉をお店や会社で飼ったり、絵を飾ったりするのも縁起を担いでのことです。香港島のエアポートエクスプレスの始発駅として外国人観光客の多いモールですので、中国式のお正月の縁起もので歓迎といったところでしょうか。2月2日まで、演奏やパフォーマンスもあります。

MTR港島線 中環駅直結
置地広場(ランドマーク)
オフィスビルや高級ホテルが集まる中環(セントラル)駅に直結している“置地広場(ランドマーク)”は、高級ブランドのブティックが主流のモールで、有名人がショッピングやお茶をする姿がフォーカスされる場所としても有名です。そんなモールの雰囲気に相応しく、広々とした吹き抜けの天井から、金と銀のイルカのように大きな魚たちの群れを吊下げたデコレーションと、ロビー中央の噴水を利用して飾られた巨大な花のコントラストが、シンプルなのにゴージャス感を備えています。

MTR港島線 金鐘駅直結
太古広場(パシフィック・プレイス)
MTR港島線と荃湾線の乗り継ぎ駅として毎日多くの利用客が行き来する金鐘駅に位置し、JWマリオット、アイランドシャングリラ、コンラッドという5つ星ホテルに囲まれた“太古広場(パシフィックプレイス)”は、旅行客の利用率も高く、また香港島に住む外国人やセレブ達の行き着けのモールでもあります。地下にあるグレートは、セレブ御用達のスーパーマーケット。お正月のデコレーションは、錦繡(ボール)が主体。美しい刺繍が施された中国のボールをモチーフに、いつまでもボールのように回り続ける運気であるように願いが込められています。

MTR港島線 銅鑼湾駅直結
時代広場(タイムズ・スクエア)
旅行者も地元の人も集まる銅鑼湾(Causeway Bay)は、香港島で一番にぎやかな場所です。その中でもMTRに直結した“タイムズ・スクエア”は、食事に買い物に映画にとそれぞれの目的を全て満たしてくれるモールとして、銅鑼湾のランドマーク的存在。地下の“シティスーパー”も人気です。デコレーションは、金色の牛を主体にしました。待ち合わせ場所として多くの人が集まるビッグスクリーン下には、18脚の金の牛でデザインされたベンチを設置し、その周りには28本の金の柱を立てました。豪華けんらんな眩しい金の世界です。また、2階のホールには直径11メートルの大きな丸い筒型のデコレーションを用意。牡丹を絵柄にした、まばゆいばかりのキンキラキン!!です。2月9日まで展示されています。

いかがでしたか?こうして並べてみると、今年は金色が主体になっているデコレーションが多いような気がします。やっぱり、経済不況の続く厳しい状況で「お金」が必要な年ということでしょうか?また、干支である牛を主役にしたところが意外に少なかったです。ちょっと牛さんには主役のかわいいイメージが合わなかったかな?いずれにせよ、お正月くらいのんびり明るい気分で楽しく過ごしたいですよね。以上香港ナビがお伝えいたしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-01-23

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