余仁生

Eu Yan Sang

閉店・移転、情報の修正などの報告

漢方薬の最大手。漢方発祥の地、中国大陸からの中国人観光客も買いに来るというからこれはまさしくお墨付き。

こんにちは、香港ナビです。今回は安心して買える漢方薬のお店、余仁生(ユー・ヤン・サン)をご紹介します。風邪を引いても薬はほとんど飲まないで、水をいっぱい飲んで爆睡すれば、根性で治ってしまうと思っているナビには今まであまり興味のない分野でしたが、最近年取ったせいか体のあちこちが弱ってきて、「○○病」と特定はできないけど、なんとなく元気がでないな~と思い始めたところだったので、これを機会にちょっと漢方をかじってみることにしました。
入り口には両側にブロンズのライオン像がありました。
明るくてオープンなお店はとても入り易い。
薬のはかりをモチーフにしたステンド・グラス。
リニューアルしても昔ながらのお会計システムが残っていました。今はコンピューターを使っていますが、昔はお金をこれにぶら下げて線を伝ってコーナーの番台に座っている会計係までピューッと走らせたのだそうです。
温かいお茶のサービスもありました。
案内してくださったマネージャーの張光仁さん。穏やかでゆっくりとした口調がマイルドな漢方薬にぴったり。押し売りなんかしないで好きなだけ見せてくださいます。

人気アイテム
女性の味方、白鳳丸。
冷えや生理不順などに効果があり、女性の体調を整える白鳳丸。24包み入りで198ドル。セール価格の176.9ドルでナビも購入しました。初心者は一日おきに1包み服用し、適応したら毎日1包みに増やします。元気になれるといいな~。
女性にいいお茶もありました。
ローズ・ティー。玫瑰花(ムイ・クワイ・ファー)は薔薇の花の意味。小さなピンクの薔薇のつぼみがかわいらしいお茶。血行を良くし、手足の冷えや、月経時の不快感を和らげる効果があります。一袋75g入って40ドル。
菊花茶と金銀花茶。菊花茶は眼精疲労、頭痛やめまい、熱気や発熱に効果があり、また肝臓にも良いと言われています。一袋75g入りで12ドルなので気軽にたくさん召し上がれます。金銀花茶はスイカズラの花蕾を乾燥させて作ったお茶で、抗菌作用、抗ウイルス作用、また利尿作用もあるそうです。こちらは一袋56g入りで12ドル。

その他おすすめアイテム
保嬰丹。赤ちゃんの夜泣き、疳の虫に効果あり。
サルノコシカケ、霊芝のエッセンス。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、香港では漢方薬店へ行くと必ず一押しですすめられるのがこの霊芝。調べてみると、昔から癌に対する効果が大きいと言われ、民間療法としてもちいられてきたのだそうです。その効果は医学的にも認められているのだとか。キノコ類は抗癌効果や免疫力を高める効果が大きいということで、研究が盛んですが、特にこのサルノコシカケは注目されているのだそうです。決して安いものではないので、偽物をつかまされたくないですよね。
こちらも香港人の間では根強い人気のツバメの巣。お肌がきれいになるということで特に女性はツバメの巣のデザートなどを自宅でも作って飲んだりしています。瓶詰めのエッセンスにはお砂糖入りと無糖の2種類があります。これも一瓶400ドル(約6000円)以上する高価なものなので、「ちょっと試してみるだけ」の場合にまずミニサイズを利用してみるのも手ですね。
28g入りの小さな瓶が4つ入って238ドル(約3400円)。

最近は相当知名度も上がってきている亀ゼリー各種
亀ゼリーは広東語で亀苓膏(クワイ・レン・ゴウ)。スッポンの甲羅の粉で作った健康デザート。ドロッとした真っ黒なゼリーはかなり苦く、特有の漢方テイストがあるので、通常甘いシロップをかけて食べます。余仁生の亀ゼリーにも袋に入ったシロップがついています。買ってすぐホテルに持ち帰って食べる人もいるそうです。
秘製亀苓膏。どんな秘密が隠されているのか…。余仁生の特製亀ゼリー。ひとつ32ドル。
羚羊角亀苓膏 アンテロープという鹿の角入り(?)。ひとつ32ドル。
霊芝亀苓膏 霊芝入り亀ゼリー。ひとつ38ドル。
泡参亀苓膏 アメリカ産人参入り。ひとつ38ドル。

薬膳スープの素材の種類も豊富
広東語で「湯」はお湯ではなく、スープの意味。こういう漢方の素材に肉や野菜を入れてコトコト煮込んだスープが香港人の元気の源です。パッケージの後ろに中国語と英語の両方で作り方や材料の説明が書いてあります。時間さえあれば簡単に作れるので、試してみてはいかがでしょうか?
余仁生は大手だけに、香港中にたくさん支店があります。見かけたら、ぜひ立ち寄ってみてください。ただし、営業時間は支店によって若干異なります。以上香港ナビがお送りしました。

記事更新日:2009-01-15

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-01-06

スポット更新日:2009-01-15

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