一茶軒

One Tea Houseヤッチャーヒーン

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スターフェリー乗り場まで徒歩15秒!のアクセス超便利なお茶屋さん。こじんまりとした店内にあふれる中国茶ワールドに足を踏み入れてみてください!

こんにちは!香港ナビです。香港土産に中国茶を、と考える人は多いはず。本格的なものを選びたい…と思いつつも、短い滞在時間では茶舗に足を運ぶ時間がとれず、結局量産されたものを買ってしまった、なんて話もちらほら聞こえてきます。

今日ご紹介する一茶軒は、なんとその店舗をチムサーチョイのスターフェリーピア内に構える、アクセス超便利なお茶屋さんです。スターフェリーに乗る前に、下りた後に、本格的茶舗の扉をちょっと開いてみませんか。
チムサーチョイのスターフェリー乗り場口を入り、正面の両替所右隣に現れる黄色い看板の小さなお茶屋さん、それが一茶軒です。
ずらりと並ぶ中国茶葉
ある程度知識のある人はともかく、飲茶のときに飲んだくらいかなぁ~程度の経験だと数え切れないほどある中国茶の中から、欲しい一品を見つけ出すのは至難の業。同じ品種でも、産地や年代によって味の変わるものもあります。お茶の名前にとらわれず、とにかく試飲して好みを見つけて!と、気軽に声をかけてくれる一茶軒は、中国茶ビギナーにはうれしい存在です。
緑茶(龍井茶など)、青茶(ウーロン茶など)、黄茶(君山銀山など)、白茶(寿眉など)、黒茶(プーアール茶など)の5種を主に取り扱っています。すっきりとした味、しっかりとした味、食事と一緒に楽しみたい、痩身効果のあるもの…などなど、思い切りリクエストをしてみてください。数あるお茶の中から、さっとお目当ての一品を選び出してくれます。
お茶の実演
茶葉によって使用するお湯の温度や蒸らし時間も異なります。茶葉にあわせた入れ方を、目の前で実演して教えてもらえます。
的確に入れられたお茶はこんなにも美しい色
鉄観音

鉄観音

プーアール茶

プーアール茶

単じょん

単じょん

ジャスミン

ジャスミン

ところ狭しと陳列された茶器
土、形、焼き。少しの違いがとても大きな魅力を生み出す焼き物の世界は、素人目には奥深すぎてその違いがわかりにくいものです。茶器が欲しいという人には、「主に何のお茶を飲むの?」「どれくらいの頻度で使う予定?」「何人で飲むの?」と質問攻めです。でもこれは、その質問の答えから適切で使いやすいものを選び出すというプロならではの心づかい。形がよくても、自分の生活とあわなければ結局は棚の置物と化してしまうもの。「せっかく買ってもらった茶器がそうなったらかわいそうだもの」と、茶器選びにもとことん愛のある一茶軒なのでした。
取材中にふらりと店に入ってきたパイロットのジョニーさん。シカゴからフライトでいらしたそうです。
家族へのおみやげに中国茶器を探しているそうです。「家族で楽しみたい」「あっさり目のお茶をたっぷり飲みたい」「子供がよろこぶ柄つきのものがいい」というリクエストで選び出された茶器がこちら。金魚と漢詩が装飾された大き目のポットです。

まったくお茶の知識がないというジョニーさんのために、即興のお茶教室開催です。

まずはお湯を入れポットを温めます。
「このポットなら茶葉はこれくらい」と実際に量をみせながら、茶葉を投入。
適切な時間を置いてから注ぎます。「途中で茶葉が急須の口につまったら、これをつかってつまりを取るのよ」と、茶通という細い竹の茶具をプレゼント。
ジョニーさんのために入れられたジャスミンティ。
使い終わったあとは、注ぎ口からお湯をいれて残った茶葉もきれいに流し出します。「絶対に洗剤で洗っちゃダメよ!奥さんにもちゃんと伝えてね!」
すべての茶葉を捨て終わったら、専用の布でマッサージ。使って磨く、この繰り返しをすることで美しいつやが出てくるそうです。
茶器一式とジャスミンティを抱えて、にこやかに去ったジョニーさんでした。

店のオーナーのジョイスさん。お茶好きが高じてお店を開いて6年。肌の新陳代謝にも効果もあるのでプーアール茶を「every day! every time!」愛飲し続けているので、お肌つるつるです! わかりやすい英語で、お茶と茶器の説明をしてくれます。

ジョイスさんがひとつひとつ選んだ茶器たち

急須と茶壷。ナビが気に入った茶壷を触らせていただくと、すっと手のひらになじむ形とすべらかな焼きの感触がとても気持ちのいい品でした。
中に茶漉しのついたマグカップ。カジュアルにお茶を飲むのに最適です。
ごっじょんと呼ばれるふたつき茶碗。広東圏では急須代わりに使います。
中国茶道の練習用のセットも取り揃えています。「割っても惜しくない値段で提供しているので、これでたくさん練習しておいしいお茶をおいしく入れられるようになってね」とお茶への愛あるひとこと再び。
店内のあちらこちらに女性オーナーならではのかわいらしい装飾がほどこされています。
聞いた話やネットなどからの知識ではなく、自分の味覚を信じて選んだお茶はきっとあなた自身の“香港の味”になるはずです。お茶は生き物。葉の成長も、産地の気温も年によってちがいます。次に一茶軒を訪れたとき、“香港の味”はどんな風になっているのかな……そんな次へとつながる楽しみを作ってみるのも、香港の味わいのひとつではないでしょうか。以上、「特別よー」とこっそりと試飲させてくださった70年物のプーアール茶の味わいに酔いまくってしまった、香港ナビがお伝えしました!

記事更新日:2009-01-15

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-06-28

スポット更新日:2009-01-15

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