横浜中華街で感じる香港、その５－南国フルーツ中華野菜はおまかせ！青果店『いけがわ』

安心の日本産中華野菜

大正年間に横浜中華街で創業した池川商店は、昭和24年に法人化され、「いけがわ」の店名で横浜中華街の食を支える柱として営業を続けています。店舗はごくごく普通の八百屋さん。店頭に青物とフルーツが整然と並べられています。一番目に付く真ん中にある表示には、香菜、芥蘭、油菜芯、ターサイなどの文字。その下には香港の街市を散歩したときに見た青々とした新鮮な野菜が並んでいます。こんなに鮮度の高い緑を見たら、よし！って調理への意欲が盛り上がってしまいますよね。さらに、こちらに並ぶ野菜のほとんどが安心の日本産。生産量が少ない日本産の中華野菜はなかなか手に入れにくいものですが、いけがわでは確実なルートで確保した野菜を、業務用の他に、こうして家庭用にも提供してくれているのです。

カットされたものしか目にすることのない冬瓜も、どーんと丸ごと販売中。柔らかく煮込まれてカニあんのかかった冬瓜…。丸い姿の向こうに、円卓で食べた湯気の立つ美食をつい思い浮かべてしまいますよね。

購入してきた芥蘭を茹でてオイスターソースをかけて…。ほら！香港の麺屋さんで食べた味が再現できましたよ！

取材中も、シェフ自ら食材の調達に来ていました。「急遽必要になった食材も、いけがわに行けばなんとかなる！」と、厚い信頼を置かれている店だからこその図です

南国フルーツパラダイス~！

特売日もあります！

毎週火曜日は特売日。中華街周辺はもちろん、わざわざ遠方から足を運ぶ人でにぎわいます。配達の範囲はご近所に限られますが、特売日にはお買い物の量を問わず無料で自宅へ配達してくれるサービスもあるそうです。（配達エリアは当日お問い合わせください）