カンフー・コーナー

こんにちは、香港ナビです。香港のスターといってすぐ思いつくのは、ブルース・リーやジャッキー・チェンなどのアクションスターですよね。派手なアクションが売り物ですが、やはり本格的なカンフーを幼いころから訓練したたゆまぬ努力が、栄光に繋がっていったんですよね～。幼いころからカンフーに触れる機会のある香港には、たくさんのカンフー流派があり、ライオンダンスやドラゴンダンスなども学んでいる人が多いんですよ。そこでぜひ本場で本格的なカンフーをみたい！と言う方に耳寄りな情報を入手しました。香港康樂及文化事務署(Leisure and Cultural Services Department)が主催して、毎週日曜日の14：30～16：30の間、無料でカンフーやライオンダンスのパフォーマンスを行っているんです。しかも、場所は旅行者にも分かりやすくて便利な九龍公園です。さっそくナビも見学に行ってきましたので、様子をご紹介しましょう。

場所は、簡単に探せます！

MTR荃湾線の『尖沙咀駅』で下車して、A1出口を出ると、すぐに九龍公園の入り口があります。目指すのは公園内の『雕塑廊（Sculpture Walk）』です。

『雕塑廊（Sculpture Walk）』には、その名の通りたくさんの彫刻などのオブジェがある市民の憩いの場所です。

功夫閣（Kung Fu Corner）

主催者用と観客用のテントと椅子が用意され、その中央のスペースでパフォーマンスが行われます。パフォーマンスは、14：30からスタート。炎天下の昼下がりにもかかわらず、すでに地元の人、旅行者などで用意された席はいっぱいでした。毎週行っていますから、たくさんの人が知っているんですよね。

外国人旅行者がカメラで熱心に撮影している姿も目立ちました。始まってしばらくすると、立ち見の姿も増えて熱気ムンムン。

華やかなライオンダンス

まずは、少年たちのライオンダンスと演奏からスタート。太鼓、銅鑼、シンバルのリズムに合ったリズミカルな舞です。

今度は４匹のカラフルで大きなライオンが登場。勇壮な動きやコミカルな表情で観客の気分も盛り上がりました。

カンフー熱演！
子供、大人、国籍、経験を問わず、様々な参加者が繰り広げる熱演のカンフーパフォーマンス。こちらは、師範格の代表による『十字拳』の演技。さすが、年季を感じました。

まだまだ、かわいい子供たちの演技。でも、なかなか真剣な力のこもった演技です。この中から、将来のジャッキー・チェンが現れるかもしれませんよ。

いろいろな道具を使ったカンフーも特色の一つ。剣や槍、棒など武器を使ったものはもちろん、傘や鍬などを武器に見立てたカンフーが興味深かったです。

ニューヨークなど、アメリカから香港にやってきて参加している人がいました。さすがに体が大きいので、動きに迫力がありましたね。外国人観光客も暖かい拍手を贈っていました。

今回、ナビが一番すごいなーと思った、北アイルランドから参加したこの二人のライオンダンスです。動きに切れがあって、太鼓のリズムとポーズがぴったり合っていました。足腰がしっかり地についている感じで、真剣な練習の成果が伺えました。本場香港もタジタジ！？

2時間の熱演のフィナーレは、総出演のライオンダンスで華やかに幕切れです。お疲れ様でした！この後、希望者はライオンと写真撮影もできるんですよ。

いかがでしたか？2時間という長丁場ですが、その時間内に気軽にちょっと立ち寄って、地元の人たちと一緒にパフォーマンスを覗いてみるのも、香港の旅行のいい思い出になりそうです。広東語で司会が進行していくので、ちょっと分かりにくいところもありますが、パフォーマンスを見るのには特に支障はありませんから、ご心配なく。ショッピングの合間にちょっと足を運んでみてください。以上香港ナビがお伝えいたしました。