櫻井景子先生の香港レシピ教室 金粟南瓜露の巻

寒~い日にこそ食べて暖まりたい。食事の後のデザートにどうぞ!

みなさま、明けましておめでとうございます!いよいよ2010年、今年も誰にとってもよい1年でありますように!日本は新しい年を迎えて気持ちも新たにスタートしたばかりですが、香港はこれからは年の暮れ。旧正月を目の前に年越しの準備に大忙しです。香港人にとって1年でもっとも喜ばしい時がこの旧正月なのですね。

さて、今日ご紹介するのは、先日ある広東料理のレストランで食べて以来、すっかりハマってしまった香港スイーツです。これまで似たようなものは食べたことも作ったこともありますが、ユニークな食材の組み合わせがすっかり気に入ってしまいました。日本にある材料で作れますから、是非、中華料理の食事の後や、寒い夜、暖まりたい時などに召し上がってみてくださいね。

そのスイーツの名前は「金粟南瓜露」。金粟はコーン、とうもろこしのこと。「金」が付くので「黄金のとうもろこし」って感じかしら??南瓜はかぼちゃ。露は少しとろみのある状態を指します。このスイーツの主な食材はこの2つ。さてこの組み合わせでどんなスイーツが出来るのでしょう??意外な組み合わせにちょっとびっくりな美味しさの香港スイーツです。先日、早速レッスンでお出ししたら、生徒さんに作り方を聞かれたので、今日は大公開です!とっても簡単ですよ。
この2つが香港で一般的に食べられているかぼちゃです。水分が多いので日本の煮物には合いませんが、ポタージュには最適で色も香りもよく出ます。日本では日本のかぼちゃを使ってください。

では、作ってみよう!


材料(4-6人分)  
かぼちゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・450g
クリームコーン・・・・・・・・・・200g 
ホールーン(粒コーン)・・・・100g
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・700ml
生クリーム・・・・・・・・・・・・・30ml
グラニュー糖・・・・・・・・・・・・40g
1. かぼちゃは皮を剥いて、火が通りやすい大きさに切っておく
2. 鍋に水を入れ、強火にかけ沸騰したらかぼちゃを入れて煮崩れるまで加熱する
3. かぼちゃが柔らかくなったら、ブレンダーにかけてスムーズにする
** ミキサーにかけてもOK/または漉し器で漉してもOK
4. 再び火にかけ、灰汁を取り、クリームコーン、ホールコーンを加え温める
5. 生クリームを入れ、全体になじませ、最後にグラニュー糖で甘みを整える

器に盛り、出来上がり!

**タピオカを加えても美味しいですよ!

**タピオカを加えても美味しいですよ!


身体にも舌にも優しい香港スイーツは口にするたびほっと安らかになれる癒しのデザートです。食べた後は身体の中からぽかぽか。是非お試しください!では、また来月、お会いしましょうー。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-01-29

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