在香港日本領事館からの注意喚起(香港・鳥インフル)

鳥インフルに関する日本領事館からのお知らせです。

昨年12月30日及び今月5日、香港政府は、香港における鳥インフルエンザA(H7N9)の今季2例目及び3例目の感染者確認事例につき、プレスリリースを発出しました。

香港・マカオにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在香港日本国総領事館

1 昨年12月30日及び今月5日、香港政府は、香港における鳥インフルエンザA(H7N9)の今季2例目及び3例目の感染者確認事例につき、プレスリリースを発出したところ、概要以下のとおりです。

(1)12月30日付プレスリリース
ア 感染者は、基礎疾患を持つ70歳の男性。
イ 感染者は、26日から発熱、痰を伴う咳、息切れ、嘔吐及び下痢を発症。27日にはUnited Christian病院の救急外来を受診し、翌28日は隔離病棟に移された。
ウ 28日に採取した検体から、衛生防護センターの公共衛生化験服務處による検査においてインフルエンザA(H7N9)の陽性反応が確認された。現在、患者の容態は安定しているが、更なる処置のためプリンセス・マーガレット病院に移っている。
エ 患者は、13日から深セン市及び中山市を訪れ、16日に羅湖経由で香港に戻っている。また、中山市において、活家きんを販売する移動式屋台に出くわしたと主張している。さらに、香港では、22日に観塘で生鮮市場の近くの販売店で冷蔵チキンを購入したことを記憶しているが、患者によれば生鮮市場には入っていないとのこと。
オ 感染源は継続調査中である。

(2)1月5日付プレスリリース
ア 感染者は、基礎疾患を持つ62歳の男性。
イ 12月15日に香港を出発し、広州市増域区を訪れていた。1月1日より発熱、咳、息切れを発症し、2日から3日にかけて治療のため東莞市の病院に入院していた。3日に、医師の忠告があったにもかかわらず自ら退院し、同日羅湖経由で香港に戻っている。昨日(4日)、Yan Chai病院の救急外来を受診し、同日入院した。患者の状態は悪化しており、集中治療室に移された。現在危篤状態。
ウ 今夜(5日夜)、衛生防護センターの公共衛生化験服務處による検査により、インフルエンザA(H7N9)の陽性反応が確認された。
エ 患者は、最近の家きんや生鮮市場との接触を否定している。

(当館注)6日付報道(中国新聞社)によれば、患者は6日早朝死亡したとのことである。

2 鳥インフルエンザA(H7型)に対する一般的な予防策は以下のとおりです。
(1)休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
(2)手指等の衛生保持に心掛ける。
(3)咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
(4)温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
(5)高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
また、鳥インフルエンザA(H7型)の特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。
(1)生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
(2)死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
(3)鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
(4)手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
(5)外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
(6)呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。
(参考ホームページ等)
○ 外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関連課室連絡先)

○ 外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850

(現地公館連絡先)
○在香港日本国総領事館
住所:46-47/F., One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong Kong
電話2522-1184
国外からは(国番号852)2522 1184
FAX :2868-0156
国外からは(国番号852)2868 0156
ホームページ: http://www.hk.emb-japan.go.jp/

○ 香港衛生署衛生防護センター
http://www.chp.gov.hk/tc/cindex.html

○ 澳門政府衛生局
http://www.ssm.gov.mo/portal/

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-01-06

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