ティー・ソムリエって知っていますか？

インターコンチネンタル香港の中にある広東料理の名店『欣圖軒』。ミシュランを初めとし、数々の賞を受賞しています。味・雰囲気ともに抜群。店内からは素晴らしい夜景を堪能する事もできます。

欣圖軒にはティーソムリエがいる事でも有名。ティーソムリエとは、その名の通り”お茶のソムリエ”です。香港に数あるホテルの中華料理店でティーソムリエがいるのは、ここだけでしょう。

さあ、今日はティーソムリエが選んだ3年ものの『大紅柑普洱茶』を飲んでみます。 大紅柑普洱茶とは、陳皮の中に入ったプーアール茶のこと。少し泥臭い匂いがする事もあるプーアール茶ですが、陳皮に入ることにより、柑橘系のさわやかでまろやかな匂いに変わります。

どうやって飲むのか、見ていきましょう。まずは、陳皮の中からお茶を出します。お茶は固く詰まっていますので、何かでかき出していますね。

次に外の陳皮を砕きます。砕くことにより、よりを強い香りを感じる事ができます。

そして、砕いた陳皮とお茶を混ぜます。

後は注ぐだけ。香りと風味がとても豊かなプーアール茶になりました。飲めば飲むほど、もっと後をひく・・・そんなお茶です。また、さっぱりした味は 中華料理の後に抜群。

残った陳皮は、お茶と一緒に匂いを楽しむのも良いそうです。アロマ効果ですね。さすが、ティーソムリエが直接買い付けてきた厳選されたお茶でした。お茶一つとっても旅や食事の重要な要素になるのだと改めて感じたナビ。大切な日や大切な人と来たいレストランです。