6月の香港【2018年】

ネイホウ！香港ナビです。
早いもので今年も後半に突入しましたね。あなたにとっては「まだ」ですか？それとも「もう」？いずれにしても、ゴールデンウィークも終わり、夏休みはちょっと先。おまけに梅雨時とあってなんとなく気分が沈んでいる人も多いのでは？そんなもやもやした気持ちをすっきりさせるには気分転換がいちばん！でも長い休みは取れないし、有給休暇も消化したくない…なんて思っていませんか？でも大丈夫。香港なら週末を利用した弾丸旅行ができちゃいますよ。エネルギッシュな街でぜひパワーをチャージしてみてください♪
それでは早速、6月の香港についてご紹介しましょう。

●祝祭日

6月18日（月）　端午節

日本では端午の節句として知られていますが、香港での意味合いは異なります。その起源には諸説ありますが、楚の時代の政治家であった屈原がこの日に汨羅川に身を投じ、その遺体が魚たちに食べられないようにするため川にちまきをまいたり、船から太鼓を叩いて大きな音を出して魚を追い払ったことが始まりとか。そのため、毎年屈原の命日にちまきを食べ、船を出した習慣がドラゴンレースとして発展したといわれています。

●お天気、服装

朝から雷雨だったかと思うと、うだるような暑さだったり。おまけに気温が10度近くも下がって肌寒い日もあった先月の香港ですが、確実に言えるのは雨季に入っているということ。どんな天気であっても湿度が高いことには変わりがありません。くせ毛の人なら、せっかくストレートにブローした髪が、外に出た途端にクルンクルンに逆戻りしちゃうくらいジメジメしています。それだけならまだいいですが、タイルや大理石の床が多い香港では、足元が滑りやすくなっているで、底がツルツルの靴なんて履くと足を取られることも。これからの季節は普通に歩くときも注意が必要です。
時として100パーセントに近くなる湿気を取るために、建物や乗り物の中はクーラーがガンガンかかっていることが多く、外から入ると思わず気温差で身震いしてしまうほど。これが原因で風邪をひいてしまうこともあるので、寒さが苦手な人は上に羽織るものを忘れずに。また雨の予報がなくても突然雨が降ることも考えられます。荷物になりますが、この時期は常に傘やタオルなどを持ち歩くのが正解です。
このほか、雷雨や大雨警報、また場合によっては台風がやってくることもあるので、こまめな天気予報チェックは必須です

■6月の月間平均気温と平均雨量、平均湿度
最低　26.2℃
最高　30.2℃
雨量 456.1 mm
湿度　82％

＜参考：　東京の6月の月間平均気温と平均雨量、平均湿度＞
最低　18℃
最高　25.5℃
雨量　167.7ｍｍ
湿度　73％

●主なイベント

■創造未來的歷史ライトショー
期日：～6月24日（日）
時間：19：30／21：30
場所：大館（旧セントラル警察署）
料金：無料

かつてセントラル警察署だった場所が、先月末に新しく「大館」としてオープンしました。牢獄などかつての施設を残しながら、新たな観光スポットとして注目を集めています。施設はまだ部分オープンで、現在のところ内部見学は予約制となっていますが、このオープニング記念のライトショーは予約不要。美しいビクトリア建築の建物に映し出される映像の数々は必見です！

■香港国際ドラゴンボートカーニバル2018
期日：6月22日（金）～24日（日）
場所：セントラルハーバーフロント
料金：無料
※詳細はホームページをご覧ください。

今や世界的なイベントとなった中国伝統の行事のひとつ。スタンダード・ボートの部は500mのコースを、スモール・ボートの部は250mと500mのコースを選択し、18種類のカテゴリーに分かれて日ごろの訓練の成果を競い合います。また例年では最終日には、コスチュームレースなどさまざまなユニークなレースも開催される予定です。手に汗握るワールドレースをこの機会にぜひご覧ください。

■サンミゲル・ビアフェスト2018
期日：6月22日（金）～24日（日）
時間：10：00（22日13：00）～22：00
場所：セントラルハーバーフロント
料金：無料　※ビールなどは有料

毎年ドラゴンボートカーニバルに合わせて開催される一大ビールイベント。昨年は香港や中国、台湾のアーチストによるライブバンドや陸上ドラゴンボートレス、ビール飲み大会などのイベントが行なわれました。今年はどんなイベントが開催されるでしょうか。年に一度の端午節を、ビールを片手に大いに楽しみましょう！

■ウエストサイド物語・イン・コンサート
期日：6月29日（金）～30日（土）
時間：20：00～
場所：香港文化中心
料金：$480 / $380 / $280 / $220

上映から何十年も経った今でも、世界中の人から愛されている珠玉の名作「ウエストサイド物語」。ロミオとジュリエットを題材にした悲しいストーリーもさることながら、忘れてならないのは名曲の数々。今年は作曲者であるバーンスタインの生誕100年に当たります。それを記念して開催されるこのコンサートは、舞台上で映画を上映し、それに合わせて香港管弦楽団のフルオーケストラの生演奏を合わせるというシンクロライブ。映画と音楽のすばらしさを改めて味わってみませんか？

いかがでしたか？
先月は梅雨とは思えないほど晴れの日や暑い日が多かったですが、そろそろ本格的な雨季に突入すると思われます。日本では雷雨は夕方に多いですが、香港はそんなのおかまなし。早朝や深夜にゴロゴロ、ザーザーと睡眠を妨げることも。湿度が高く、決して快適とはいえないこの時期ですが、そんなことは気にせずに、思い切り楽しんでくださいね。
以上、香港ナビがお伝えしました。