5月の香港【2019年】

雨が多くなってくる時期ですが、美味しい果物やこの時期だけのお祭りなどが目白押し!

ネイホウ!香港ナビです。
日本は大型連休真っ只中。ここ香港でも街を歩いていると多くの日本人観光客と出会うようになりました。
皆さん楽しそうにガイドブック片手に香港の街歩きを楽しんでいらっしゃいます。

5月の香港は既に梅雨に突入しているので連日湿気も高く、どんより天気も多くなってきています。雨が降る日も増えてくるので、湿気対策で室内の冷房もがんがんきいています。折りたたみ傘や雨などで滑りにくい靴、そして室内の冷房対策用の羽織りものを持参すると快適に過ごせると思います。

そんな雨の降りやすい5月の香港ですが、ジューシーな果物が美味しい季節に突入していきます。また香港が誇る美食や数々の楽しいイベントも多くなりますので、楽しく過ごしていきましょう。
それでは早速、5月の香港をご紹介することにしましょう。

●祝祭日


お休みの日はゆっくりハイキングでもしてみては?

お休みの日はゆっくりハイキングでもしてみては?

5月1日(月) メーデー(労働節)

労働者が一致団結して権利の要求活動を行なう日です。例年では各地でさまざまな抗議運動、集会、デモなどが行なわれることが多く、特にデモは何千人、何万人が参加し、恒例行事化しています。通常、デモのルートはビクトリアパークから湾仔、セントラル周辺。それに伴いこのエリアは交通規制が行なわれるため、一部バスなどは迂回ルートとなるので注意してください。

5月12日(13日は振り替え休日) 仏誕

お釈迦さまの誕生日を祝い、香港内の寺などでさまざまな祝賀行事が行なわれます。中でも世界最大級の座物があるランタオ島の寶蓮禪寺では、伝統中国武術などの盛大なイベントが行なわれます。また、お釈迦さまが生まれたときに九匹の龍が甘露を注いで沐浴させたという伝説もあるため「浴仏節」とも呼ばれ、それにちなんだ儀式も行なわれます。

●伝統行事


■■■長洲饅頭節
期日:5月9日~13日
場所:長洲島


香港の伝統行事の中でも人気の一つ。長洲饅頭節は、太陰暦4月5日から9日に行われます。この祭りで有名なものと言えば、赤字で『平安』とかかれた饅頭や、饅頭がついた高い塔をよじ登る競技『饅頭取り合戦(搶包山比賽)』ですね。

祭りの起源は清王朝時代の後期に遡ります。この頃、長洲島で疫病が蔓延し、島の人々は北帝廟に祭られている北帝に村の安全と邪悪なものを取り除くように祈りを捧げました。その後疫病は納まり、この儀式は中国の無形文化財に指定された祭りの1つとなったそうです。こうして今も1年に1度の長洲島の祭りは人々に受け継がれてきています。祭りの期間、道教の式典やパレード・ライオンダンス、伝統演奏などを鑑賞する事ができます。


■■■ 仏祖誕
期日:5月12日
場所:ランタオ島の寶蓮禪寺など


仏祖誕は太陰暦4月8日にあたり、別名『浴仏節』とも呼ばれています。仏陀の誕生のとき9頭の龍が水を浴びせたという伝説があることから、この日は信者が仏像に水をかけるという慣わしがあります。
香港各地でお祝いが行われていますが、最も盛大な祭りは巨大な大仏のあるランタオ島のポーリン寺です。



■譚公誕
期日:5月12日
場所:譚公廟(筲箕湾)


天后と並ぶ海の神様でもある譚公の誕生日です。譚公(タムクン)は漁師たちや沿岸地域の住民の守護神であり、ここ香港だけで信仰されていると言われています。
元王朝時代(1206-1368年)に広東省・恵州で誕生した譚公は、幼い頃より天候の予想や病気治癒の力がありました。その為 地元の漁師より崇められる存在になったと言われています。

香港では香港島・東部にある筲箕湾(サウケイワン)に譚公を祭る譚公廟があり、譚公の誕生日には筲箕湾の街をあげて祝いとその1年の幸せを願う盛大なパレードが行われます。

●お天気、服装




湿度だけではなく雨量も多くなってくる香港。雨と晴れ間が交互に続く天気が増えます。一日中降り続くというより、土砂降りになったり、小雨が降ったりとお天気がころころ変わりやすい香港。湿気を防ぐためにも冷房はかなりきいています。特に雨でぬれた体を香港の強烈な冷房で冷やすと風邪を引いてしまいかねませんので、室内で羽織れるものを持ち歩くと良いでしょう。この季節、雨具や滑り難い靴を持ってくると便利だと思います。








■5月の月間平均気温と平均雨量、平均湿度
最低 24.1℃
最高 28.4℃
雨量 304.7 mm
湿度 83%

<参考: 東京の5月の月間平均気温と平均雨量、平均湿度>
最低 14℃
最高 22.9℃
雨量 137.8mm
湿度 66%

●主なイベント


■法國五月 2019(ル・フレンチ・メイ)
期日:5月1日~6月30日場所:香港各所
料金:イベントにより異なる


香港に居ながらにしてフランス気分にどっぷり浸れるイベントです。フランス領事館とフランス文化協会が合同で開催しているこのイベントは、1993年の第1回から数えて観客と参加者が300万人を超え、今や香港を代表する最大の芸術フェスティバルのひとつとなっています。期間中は演劇、オペラ、コンサート、ダンスなどのステージに加え、映画や展覧会で香港がフランス色に染まります。また、人気の高いフランス料理関連のイベントは「ル・フレンチ・グルメイ」(5月末まで)として行われています。

イベントの詳細については、ホームページ(英語、中国語)でご確認ください。


■快活谷法國五月之夜(フレンチ・メイ・イン・ザ・バレー)
期日:5月9日(水)、16日(水)、23日(水) 
時間:18:00~22:00
場所:ハッピーバレー競馬場
料金:$10

ハッピーバレー競馬場で行われる熱いレースに加え、場内はフランスのお酒やフードも味わえるなどまさにフランス気分満載。競馬をしない人でも思いっきり楽しめます。
イベントの詳細については、ホームページ(英語、中国語)でご確認ください。

いかがでしょうか。今月は仏陀の誕生日からフレンチメイなど、国際色豊かなイベントが目白押し。またローカルグルメや季節の果物を食べ歩くのも楽しいと思います。 南国特有のトロピカルフルーツが美味しい季節は5-8月頃といわれています。ぜひ、近くのマーケットへ行って珍しい果物に出会ってきてください。雨や湿気は吹き飛ばして、元気に街へ出てみましょう!
関連タグ:雨季譚公誕仏誕節パレード長洲島

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-05-03

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