【移転】 CARICY Hair & Esthetic Galeries

カライシ・ヘア&エステティック・ギャラリイ

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小桃の体験レポート CARICY Hair & Esthetic Galeriesでデジタルパーマ!

昨年香港にも本格上陸したデジタルパーマを、リニューアルオープンしたばかりの人気サロン「カライシ」で体験してきました!

こんにちは!香港ナビレポーターの小桃です。髪を伸ばし始めて早5年。ずっとストレートヘアを保ってきましたが、最近耳にした言葉に心動かされ、ちょっと髪に動きをつけたくなりました。その言葉とは「デジタルパーマなら、カーラーでしか出せなかった自然な巻き髪がパーマでできるのよ~!」「しかも、手で握るみたいにしてドライヤーするだけでいいから、お手入れもすごく楽なの!」 「手入れが楽」これ以上私にとって魅力的な言葉があるでしょうか!……でも『デジタルパーマ』って何? 今までのパーマと何が違うの? その違いがわからないなら体験するしかない! そんなわけで、香港のみならず、深圳や広州からもはるばるお客様がやってくるという人気のサロン、カライシにお伺いして、デジタルパーマに挑戦してきました。

2007年1月に移転、リニューアルオープンしました。

【移転】 CARICY Hair & Esthetic Galeries ヘアサロン デジタルパーマ日本人美容師 【移転】 CARICY Hair & Esthetic Galeries ヘアサロン デジタルパーマ日本人美容師
今までのサロンから徒歩3分。さらにMTR出口からアクセス便利なビルにお引越ししました。ビルの8階となったサロン内は、白を基調にブラウン系の壁紙がとても落ち着いた雰囲気をかもし出しています。ミラーの上部に描かれた花のモチーフは、入り口のドアとリンクしていて、おしゃれです。明るいスタッフの皆さんの雰囲気ともばっちりあっています。
シャンプーコーナーは別室になっています。3つ並んだ専用台は香港式。真後ろからシャンプーするスタイルです。首の付け根からしっかりホールドしてくれるので、横たわっていても疲れません。また、フットレストが身長に合わせて前後するようになっています。「あー!これ動く!」と喜んで前後させているうちに、踏み込みに力が入ってしまいフットレストをいすから引っこ抜く、というドジをかました小桃であります…。
海外に暮らす日本人にとって、日本の雑誌が読めるというのもヘアサロンの魅力のひとつ。だって、定価の1.5倍以上の販売価格ですもの、そうそうたくさん買えるわけがありません。カライシさんは、女性誌はもちろん、男性誌、週刊誌、ヘアカタログなど各種豊富に取り揃え、もちろん読み放題! 英文、中文の雑誌も用意されています。

未知なるデジタルの世界へいざゆかん!

名前は知っていても、その方法や仕上がりを一切知らない未知の世界なので、まずはスタイリストの長野さんに、デジタルパーマの特徴をうかがいつつ、私の髪質にあうかどうかを見ていただきました。私の髪は硬い、太い、そして多いの3拍子そろったスタイリストさん泣かせ。なので、下手なパーマをかけるとぼわーっと広がってしまう恐れがあるのです。そのへんの危惧と、「とにかく手入れが楽なこと」という調子のいいリクエストを伝えると、笑顔で「では、こんな感じはいかがですか?」とアドバイスをしてくださいました。自分のイメージも大切ですが、プロの目から性格に判断した髪質とのマッチングも大切ですよね。そして決定したのは、“甘口縦ロールカール”なるキャプションのついた女性らしいやわらかな巻き髪スタイル。カーラーでも巻き髪なんて作ったことがないので、全くの初体験です!
まずはドライカットで基本スタイルを作ります。デジタルパーマは巻きが大きくなるため、普通のパーマより仕上がりの毛先が持ち上がります。長さをキープしたい私は、毛先のカットは揃える程度、放りっぱなしでぼさぼさになっているレイヤー部分の毛量を減らしていただきました。正確ですばやい長野さんのはさみ使いで、どんどんと髪が軽くなっていきます。床に落ちている髪の量、すごいですね~!
シャンプーで細かい毛を流してタオルドライをしたあと、長野さんが各パートから髪を1本ずつ取り、ぴんぴんと何度も引っ張っています。「何をしているの?」とうかがうと、「髪のもともとの伸び具合を見ているんです」とのこと。なんでも、髪がどれくらい伸縮するかでロッドを巻いて熱を加える時間、パーマの定着液をつける時間など、そこから先の行程が変わってくるのだそうです。でも「○ミリ伸縮するから、△分間熱を加えて、液はこれくらいで…」なんて細かいマニュアルなどは一切ないので、経験からつかんだ感覚が重要になります。長野さんはその持ち前のセンスの良さから、的確に判断しててきぱきと行程を進めていきます。
デジタルパーマはトリートメント成分を熱によって髪に浸透させながらパーマしていきます。ですので、まっさらな髪に最初にトリートメントを塗布していきます。今までのパーマとはまったくステップが違うのですね。このトリートメントが染み込むことで、パーマ後の髪のごわつきなどが少なく、つやも保てるのだそうです。
その後は、まだロッドも巻いていない状態でいきなりパーマ液をつけて行きます。これも今までのものとはちがう順番ですね。この液がついていないとロッドを巻いてもパーマはつきません。でも、パーマをかけない部分についてしまったら熱でそこまでカールがついてしまいます。ということで、カールを作り出したいところだけに、むらにならないよう、つけすぎないよう、塗っていくのです。やはりここがいちばん気を使うステップだそうです。
髪をラップで覆ってパーマ液の浸透を待ちます。私の場合は、中間が8分、毛先が3分、トータル11分。最高でも20分の浸透時間の中で、髪質や髪の痛み具合で時間を調整します。この液は場合によっては2度づけし、その後洗い流します。
ついにロッドが髪に巻かれます! 私の希望スタイルは、襟足はだれやすくなるので細めのロッドで強めのカールを、顔周りは大きめでゆるやかなカールのほうがバランスが良いとのことで、そのように太さの違うロッドを使い分けて巻いていきます。
通常のパーマとちがってかなり太いロッドですね。このロッドそのものが熱くなって、髪にカールを作っていくのです。

通常のパーマとちがってかなり太いロッドですね。このロッドそのものが熱くなって、髪にカールを作っていくのです。

こちらが、ロッドの温度をデジタルで管理するマシーンです。そこから「デジタルパーマ」の名前がついたそうです。※ヘアサロンやマシーン製造メーカーにより、呼び名がかわることがあります。

こちらが、ロッドの温度をデジタルで管理するマシーンです。そこから「デジタルパーマ」の名前がついたそうです。※ヘアサロンやマシーン製造メーカーにより、呼び名がかわることがあります。

熱がダイレクトに髪に伝わるため、多めに髪を巻いても大丈夫なんだそうです。私の髪に巻かれたくロッドはわずか8つ。髪の量が多いため、いままでのパーマではロッドをまくのに3人がかりなんてこともあったのに、おどろきです! ※ロッドそのものが熱くなるため、ロッドが地肌に触れる可能性のある恐れのあるショートヘアの方はデジタルパーマはできません。ご了承ください。
ロッドに電極をつないで、スイッチオン! じわじわとロッドが温まっていくのがわかります。
差し出された雑誌にお気に入り俳優を見つけ、仕事を忘れて記事を熟読するしているうちに20分経過。電極をはずして、5分クールダウンさせます。冷めたところで2つ目のパーマ液(固定液)をつけていきます。この、首にスポッとはめたU字型のグッズ。パーマ液をドーッとつけても流れ出たものをきっちりキャッチしてくれる優れもの。初めてお目にかかりました。
2度固定液をつけて落ち着かせてから、ロッドをはずします! 襟足などの長い部分はおおきなカール。その上にかぶさる部分はCの字の軽いカールと、ちゃーんときれいにカール分けされて仕上がっていますね。
シャンプーをしてパーマ液を落とし、いよいよ仕上げです! クルクルとした束を手のひらで受けるような感じでドライしていきます。軽く持ち上げつつ、ドライヤーを当てるだけ。これなら、不器用な私にもできそうです! 夜シャンプー派の方は、朝のスタイリングは髪を軽く湿らせた後、リキッドトリートメントをもみこみ、指でクルクルと形付けていけばOKです。
細かい毛をカットして、できあがりです! ボサボサだった髪が、エレガントなカールに生まれ変わりました! 軽く弾むカールなんて私には無縁と思っていましたが、本当にパーマで作りだされています。日々進歩している機械と、それを使いこなし的確な判断を下せる技術あってこその仕上がり。感激です!
デジタルパーマ前
デジタルパーマ前

デジタルパーマ前

デジタルパーマ後
デジタルパーマ後

デジタルパーマ後

髪を変身させてくれた長野さんと記念撮影。髪は“甘口縦ロールカール”なのに、服が思いっきりカジュアル…。これから服を選ぶ目線も変わってきそうです。

ちょっとのお直しで違いが分かります!

前回の体験レポート以来、すっかり長野さんのテクニックに惚れ込んで通い続けている、香港ナビレポーターのナビ饅頭の母。現在はサイドがアシンメトリーになったスタイリッシュなヘアスタイルを作っていただいています。
ちょっとお直ししましょうか!と、長野さんに促されてシートに座ります。ヘアワックスをササッと付けて、髪に動きをつけていきます。長野さんの手が触れる部分に、つぎつぎとバランスよいボリュームが生み出されていくところは、さすがのひと言です!
「実は、体を洗うついでに石鹸で髪を洗った…」なんて激白をしたとは思えないつやまで引き出されて、ご満悦の記念撮影です。余談ですが、なぜか「デジタルパーマ」という名が覚えられず、「電撃パーマ」と口走ってナビスタッフ一同を唖然とさせたのは、この人です!
いちどパーマをかけてしまったら長い時間そのスタイルがキープされてしまうだけに、失敗はあってはならないこと。日本人の髪質を理解していて、経験豊富なスタッフがいるサロンはやっぱり安心感が違いますよね。カットが60ドルの香港のローカルサロンから、日本のサロンの支店まで、さまざまなヘアサロンを漂流してきたのですが、ようやく、腰…ではなく髪を落ち着ける場所に出会えた気がします。以上、香港ナビの小桃が、カールヘアを揺らしながらお伝えしました!

料金のご案内 (2007年2月1日現在)
デジタルパーマ HK$1000 (ロング、ミディアム同料金です)
シャンプー&ブロー HK$160
シャンプー&セット HK$220
シャンプー、カット&ブロー HK$320
*トリートメント HK$350
*パーマ HK$600~
*カラー HK$500~
*カラートリートメント HK$450
*ハイライト HK$450
お子様ヘア・カット HK$220~
着付け  HK$800~1000
*これらにはシャンプー、カット&ブローは含まれておりません。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2007-02-08

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