蓮香楼

一度は訪れたい、とナビに書いてあります蓮香楼。ついに行ってみました。午後一時半頃に行きましたが、まだまだ満員。一瞬諦めようかと思いましたが、いやせっかく来たんだから！と思い直して店の中へずんずん進みました。オジサンが席を指さして「坐せよ！」という感じで、現地の中年ご夫婦と相席。ま、こんなのは当たり前。着席と同時にオジサンが「茶はなんだ？」と聞いてくるので、「ぽうれい（プーアル茶）」と応えました。お茶はどれも１２HKDです。ワゴンはなかなか回ってきませんね～。通りかかったのを逃さず、とりあえずシュウマイ系を3品食ひました。味は結構ですよ。もちろんアツアツのもので、いいお味。個人的な好みでマーラーカオやチャーシューバオは来たけれども取らず。でもホカホカでおいしそうでしたね。会計は計７７HKDで、リーズナブルでしたな。さて、ぢゃあみなさまにお薦めするかといふと、やっぱりそこまではいかない。まずねえ、普通の日本人ならこの雰囲気の中に入っていけませんよ。店内は相当に騒々しいし、そこに入り込んで席にどかっと座るなんて無理ですね。次に、どうにもきれい（clean）ではない。テーブルの上は前の客がこぼした茶で地味にびしょびしょ。たまに店のオジサンが拭きに来るけど、その布巾がまたびしょびしょでちっともきれいにならない。絞ったり洗ったりしないのかなあ。そもそも店の従業員が着ている制服（上着）それ自体が超絶バッチい状態で、絞れば出汁が出そうな色合い。おまけにたまに床掃除のオバサンまでやって来て、こちらの足元を遠慮なく拭いていきます。まあ、要は、日本人的にはこの衛生状態（姿勢）はなかなかに受け入れがたいのではないですかねぇ。私は香港や台湾はこんなもんかと思っています（慣れています）ので面白いと思いますけど、普通の日本人だと無理だろうなあ～。だから、よほどの人ぢゃないとお薦めしません。現地の雰囲気に慣れてそれを楽しむくらいの人じゃないとがっかりしたり、さらには嫌悪感を持ったりするかもしれませんね。よほどの覚悟と興味を持っていくべし。なお、余りものを客が持ち帰るための紙袋が方々に置いてあって、地元民はそれを自分で取って持ち帰ってました。なるほど、こういうのはいいですねぇ。総じて、旅行者なら上級者向け。そこを心得て、行ってみましょうね。