エースサイト・ナッツフォード・ホテル

尖沙咀のホテル（限りなくゲストハウスに近いですが）の中で一番安価なので、深夜到着のときはいつも初日だけ利用しています。前身のミングルプレイスの時代からだともう10回以上利用しているのですが、毎回どんどん質が低下していて、今回ついにここまで来たかという感じでした（笑）
一昨年辺りから設備の不具合が多くなりだしたのですが、今まではいつも閑散期だったので即部屋を変えてもらっていました。因みに、TVから煙が出て画面が真っ黒になってしまったことと、小蟻が大発生したことがあります。空室さへあればルームタイプが違ってもすく変えてくれるので、今までは問題なかったのですが…

先週利用したときは満室だったので、部屋を変えてもらうことができず事件が起こりました。
夜11時半に到着して部屋に行ってみると、4つある照明のうち3つが点かない。暗すぎて文字も読めない状態だったので即フロントに行って部屋を変えてくれと言ったら、今日は満室なのですぐ直すと言われました。でも、しばらく待たされた挙句、替えの電球が無いので明日直すと言われてこちらもヒートアップ（笑）　1泊しかしないのに明るくなってから直されても意味がないと詰め寄りました。
すると今度は、他に1部屋だけ空いているが、その部屋はエアコンが壊れているのでそこの電球を持ってきて付け替えてみると言われ、また長々と待たされました。結局付け替えても電球以外の問題で点かないということが判明して、深夜1時過ぎまで待たされた挙句、どうすることもできないということに…
最低限の設備が提供されず、なおかつ長時間待たされたのに正規料金を支払う義務はないと抗議したところ、さすがにホテル側の落度を認めて料金を割り引いてくれました。
私の件はこれで決着しましたが、今回驚いたのは私だけではなかったということです。

待たされている間、警備員が部屋を出入りするためずっとフロントの横にいました。
すると、まず白人客が怒鳴りながらフロントにやってきて、部屋のネットが繋がらないから外出前に直しておいてくれと頼んだのに直っていないとクレーム。このホテルは全室、無料でネット接続できるというのが売りです。この白人客も部屋を変えろと詰め寄っていましたが、明日必ず直すからと説得されて帰っていきました（本当に直せるのかどうか…）。
またしばらくすると、今度はフロントにどこかの部屋から電話がかかってきて、フロントの受け答えからどうもエアコンが壊れている様子。すぐに警備員を行かせるからと対応していましたが、1人しかいない警備員は今私の部屋の電球にかかりきっているはず…　案の定、その客は何度も電話を繰り返し、終いにはフロントに怒鳴り込んできてチェックアウトしてしまいました。

たまたまこの日に限ってだったのか日常茶飯事なのか分かりませんが、とにかく設備のメンテナンスをしていないことはよ～く分かりました。
何か問題が起こった場合、満室でなければ上のクラスの部屋でも同料金ですんなり変えてくれるので閑散期の利用はいいと思いますが、混雑期の利用は覚悟が必要かなと思いました。