普段あまり全うな生き方をしていない僕でも、ホテルに宿泊した
際、かすかに胸が痛むことがあります。翌朝係員に明確な「意思表
示」をしないでいると、毎日シーツやバスタオルが交換されてしま
うことです。
どちらかといえば「綺麗好き」の僕でも、常日頃「シーツ」の交
換は、炎暑の夏期で4〜5日に、それ以外の時期には月に3回ほどでし
ょう。
さて、僕の記憶に誤りがなければ、このホテルは以前「環境への
配慮」から同意した宿泊者は、シーツ類の洗濯を延期や遠慮する旨
の「カード」をベッドの上に表示できるようになっていました。
金融や運輸、不動産業、そして「観光」も香港を支える重要な産
業のひとつです。そんな香港は、そうでなくてもホテルや市中のレ
ストランなどの飲食業から排出される「廃棄食料」の存在、宿泊業
者から日々出される寝具のクリーニング処理のための「溶剤」や
「用水」の大量消費など、環境に影響を与える懸念が数多あるよう
です。
「経費削減」のため?と、いぶかる向きもあるやも知れません
が、僕は心奥で、なにやら「清々しい」思いをしながら、「同意」
をしました。そのホテルの「意気やよし」であります。
未だにこのシステムが機能しているかどうかは定かではありませ
んが、数年前に、「油麻地・旺角」探訪のために3回、都合12泊した
「スタンフォードホテル」での僕の体験です。
(そしてこのホテルから毎日近在を散策した観想は「メッセージ
番号364」にすでに書き込みしてあります、お暇な時に・・・)。nn
さん、☆麻能☆さん、ゼリーさんフォローありがとうございまし
た。
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