香港懲教博物館

Hong Kong Correctional Services Museum

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投稿者:殺人機械

口コミ掲示板行ってきました

2016-08-28
香港懲教博物館、行って参りました。当方は、中環から朝9時20分発の6Xのバスに乗りました。だいたい40分くらいで終点のStanley Prisonに到着であります。バスストップからほんのちょっと歩いて戻れば博物館に着きます。カウンターにはいかにも懲教博物館にふさわしいおっかない顔のオジサンがいましたが、なぜかすごくニコニコ。写真撮影も「いいよ、いいよ」とニッコニコ。といふことで、じっくりと見てまいりました。二つのフロアーからなり、そんな大きいところではありません。ナビではずいぶんと怖い感じに書かれておりますが、展示は現物も写真も含めて、それほど恐ろしげなるものはございません。ま、確かに処刑時の写真や、絞首刑の道具などはありますけど、全てがそういう方向で成り立っているわけではありません。もちろん手錠とかの拘禁道具は、それが自分に使われたらと想像すると怖いですし、牢獄の複製はやはりぞくぞくします。でも、ホーチミンにある同様の博物館のあまりの凄惨さに比べれば、ずっとマイルドです。というよりも、やはりここは懲教、即ち罪を償いいずれ社会復帰を見越しての施設であることがコンセプトです。そうでなければ歴代の施設長の写真とかは飾りませんやね。どこか誇らしげな雰囲気すらあります。但し、唯一考え込んでしまったのはヴェトナムからの難民に関するコーナー。道中の娯楽たる手製の麻雀パイやトランプはまあほほえましいとしても、粗末な金物を使った手製の刃物類はなんとも恐ろしい。そうだよなあ、違法行為なんだから、官憲が来たら抵抗するし、民間人相手にもこれで脅すのはあり得ることですな。といふことで、総じて、一見に値する博物館とは言えましょうか。外に面したカウンター横に記念品売り場があり、例の顔がおっかないオジサンが出てきました。ここのマークが意外にカッコよくて、財布とかキーホルダーなんかは、値段も安いし、お薦めであります。ここを出て10分ほど歩くとスタンレーの市場方面に着きます。こちらも、ぜひ。 
訪問日:2016/08