粥麺荘　（マカオ）

こんにちは、香港ナビです。マカオで話題のカジノを有する新しい5つ星ホテルの一つ、グランド・リスボア・マカオ（新葡景酒店）。そのユニークでゴージャスな外観は、マカオ市内の景色を変えたと言えるほど、マカオを訪れる人々の目を引きます。夜ともなれば、お隣の歴史あるホテル・リスボア（葡景酒店）と並んで、マカオの派手でにぎやかな夜を盛り上げています。そんなホテルのレストランというと、高級すぎてなかなか手が出ないんじゃないかと敬遠してしまいそうなのですが、そんなことはありません。カジノの合間に気軽に行けるリーズナブルなレストランがあるのです。その名も『粥麺荘（Noodle & Congee Center）』。エンターテイメント界を代表するホテルのレストランにふさわしく、曲芸のような技を目の前で楽しめちゃうんです。早速、ご紹介しましょう。

レストランはホテルの2階にあり、カジノ場を見下ろせる吹き抜けになっています。

大きな円形をした店内は、淡いライトの照明が施されたパティションで仕切られとてもオープンで入りやすい雰囲気。天井の照明もユニークで、シックなモダンチャイニーズを演出した落ち着いたデザインです。テーブル席は2人、4人用が多く、テーブル数も多いため、1人でも気軽に入ることができます。

驚きのお茶のサービス！
スタッフに案内されてテーブルに着くと、まず飲みたいお茶の銘柄を聞かれます。それからお茶を入れてくれるのは、この方！ 1メートルほどある長い注ぎ口の急須を使って、まるで踊るようにお茶を入れてくれます。いきなり目の前で始まった意外なパフォーマンスに、ナビも一瞬唖然としてしまいましたが、その俊敏な動きに思わず拍手喝采してしまいました。しかも、一杯ずつ違うポーズで入れてくれるから、エンターテイメント性もばっちりです。実はこのパフォーマンスは太極茶芸と言われる、れっきとした茶道の一種。杭州で100年ほど前から始まったそうですよ。

今回は、プーアール茶を頼んでみました。

お勧めメニューがずらり！

麺、お粥、サイドディッシュなど豊富なメニューがそろっています。

麺、スープ、具は数種類のオプションの中からそれぞれ選んでオーダーできます。いろんな組み合わせが楽しめますから、いつ来ても飽きない仕組みになっているんです。うーん、さすが考えていますね。料金は、麺の具１種類がMOP50、2種類選ぶとMOP60です。

五香牛肉一根麺（牛肉スープ）　 MOP50
『五香牛肉』は、煮込んで燻製のようになった、色も味も濃い牛スジ肉。でも、口当たりは見た目と違って柔らかく、よく味がしみ込んでいるので噛めば噛むほど味が出ると言った感じです。麺と、具が分かれて出てくるところにホテルのレストランの高級感が感じられます。

椒塩猪扒刀削麺（とんこつスープ）　 MOP50
『椒塩猪扒』は、トンカツの塩こしょう風味といったところ。日本人の口に合う味です。

雲呑轉盤剔尖麺（酸辣湯＝サンラータン）　MOP50

素雑錦蘭州拉麺（とんこつスープ）　MOP50
『素』とは、ベジタリアン料理のことです。雑錦とは「ごちゃまぜ」といった意味。この組み合わせは全体的にあっさりしているので、飲み過ぎたり、食欲がない時でも大丈夫。

いかがでしたか？値段も手ごろでおいしくて、高級ホテルにある！というだけで行ってみたくなりませんか？カジノもちょっと覗いてホテル見学も兼ねてぜひ行ってみてください。以上香港ナビがお伝えいたしました。