糖朝(とうちょう)

スイート・ダイナスティーThe Sweet Dynasty

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まりものリニューアルした「糖朝」を食べつくそう!

移転をして装いも新たにリニューアルオープンした糖朝。お手頃価格なのに本格的、美味しいのにヘルシー、ますます目が離せない糖朝に行ってみよう!

こんにちは、皆さんいかがお過ごしですか。香港ナビレポーターのまりもです。「糖朝」といえば、ガイドブックに必ず載っている、あのマンゴープリンでお馴染みの有名レストランですね。皆さん、1度ならず、2度、3度と、足を運ばれた方も多いことと思います。
日本では、既に全国的に店舗を展開し知名度も高まる中、ここ香港の本店もリニューアルオープン、ますます目が離せなくなってきている糖朝。どちらかと言うとデザート店のイメージが強いですが、料理も本格的でよそのレストランに負けていません。以前、香港ナビでも取り上げましたが (こちら)、今回は、リニューアルした糖朝をご紹介しつつ、更に色んな料理に挑戦。早速、目くるめく誘惑のスイーツ&料理を、ご案内いたしましょう!PCの前で、よだれを垂らしても、知りませんぞ!

新しいお店の行き方

MTR荃湾(チュンワン)線 尖沙咀(チムサーチョイ)駅A1出口を出ると、右手に海防道(Hai Phong Road)が通っているので、出口からUターンする形で、海防道を右に進みます。広東道(Canton Road)に突き当たった角で右に曲がります。広東道沿いに進んでいくと、以前糖朝のあった場所にいまだに大きな看板が残っていますが、そこを通り過ぎてもう少し奥まで進むと、ニュー「糖朝」があります。
お店の門構えも中国様式で素敵ですね。早速、中に入っていきましょう。

店内は、ゆったりとして、天井も高く、広々とした空間。赤と金を基調とした、モダンチャイニーズスタイルで、情緒たっぷり!以前の糖朝をご存知の方は、「随分お洒落できれいになったなぁ・・・」と思われるはず。また、以前よりも、4人掛けのテーブル数が増えたので、一人でも気軽に入ることができる雰囲気です。
広さは1万sqf.で、1階と2階の席を合わせて300人収容できます。個室もありますよ。8人収容できます。グループ旅行で、周りの人に気を使わずにワイワイ楽しみたい、そんな時にぴったりですね。
照明や壁の模様など、どれをとっても洗練されたデザインです。
ショーケースには、食べ物のサンプルもディスプレイされています。目で見てどんな食べ物かわかるので安心ですね。
スイーツ&料理本も販売されています。日本語の本もあり、110ドル。買っていかれる方も結構いるのだとか。
店内から厨房も見えますが、きれいに整理されており、清潔感があります。

店内から厨房も見えますが、きれいに整理されており、清潔感があります。

かわいらしい制服を着た、かわいらしい店員さん。笑顔で接客されるだけで、レストランに対するイメージがぐんとアップしますよね。

かわいらしい制服を着た、かわいらしい店員さん。笑顔で接客されるだけで、レストランに対するイメージがぐんとアップしますよね。

メニューには、日本語が併記されているので、安心です。充実の品揃え。
メニューには、日本語が併記されているので、安心です。充実の品揃え。

メニューには、日本語が併記されているので、安心です。充実の品揃え。

注文するときは、注文用紙に食べたいものの横のカッコ内に、「1(個)」とか「2(個)」と書き込んで、店員さんに手渡します。
まず、店員さんから、「お茶は、何にしますか?」と聞かれたので、「何のお茶があるのですか?」と尋ねたところ「1種類(ウーロン茶)しかない」と即答。なら何故聞くのだ・・・。まるでコントのような切り返しに、久しぶりに香港の洗礼を受けた気分になりました。そう、ここは香港。ウェルカム・トゥ・香港。狐につままれた気分になりながら、出てくる料理を待ちます。

しばらく待つと、怒涛のごとく料理が運ばれてきました!一気にテーブルがご馳走で埋まります。う~ん、どれもこれも、おいしそうな料理ばかり!あれもこれも、一口ずつつまみ食いしていきたい衝動を抑えつつ、一つ一つご紹介していきましょう!

揚げワンタン(6個) HK$22
ワンタンというと、普通はスープの中にふわりふわりと浮かんでいるワンタンを思い浮かべますが、これはからりと揚げたワンタンです。これを甘酸っぱいたれをつけていただきます。

皮は薄くてパリパリ、中にぷりぷりの海老が1個入っています。揚げ物ですが全く油っこくないので、おやつのような感覚でさらっと食べられます。

湯葉巻き揚げ野菜入り HK$13
こんがり、からっと揚がった春巻きの中には、人参、きくらげ、椎茸、たけのこがぎっしり!皮が薄くてサクサク。黒酢につけて食べるなんて、ヘルシー。春巻き自体は薄味仕上げなので、一皿ぺろりと食べられちゃう、定番の中華メニューです。

中国風味の鶏のから揚げ HK$50
いい塩梅に焼かれたきれいなきつね色の鶏の皮が、食欲を刺激しますね!食べやすい一口サイズに切ってありますので、取り分けやすいのもグー。レモンをさっと絞って、粗塩をちょちょっとつけていただきます。皮は、塩味が効いていて、身と一緒にほおばれば、口の中いっぱいにジューシーな肉汁が広がります。色んなレストランでこれを食べたことがありますが、これはかなり本格的。イケます!

黒胡麻餡入り白玉(2人前)  HK$38
香港では、デザートは冷たいものだけでなく温かいものも人気で、実にたくさんの種類があります。こちらは、一見、鍋料理・・・?に見えますが、ほんのり甘~いしょうが湯の中に、ピンポン玉大の黒胡麻あんたっぷりの白玉が12個も入っています。店員さんに鍋を温めてもらってアツアツで召し上がれ。しょうがの効果で身体の芯からぽかぽかと温まります。特に風邪気味の時や、冬の寒いときなどに一押しの一品です。残念ながら、2人前からしかありませんが、喉越しのよいスープと白玉なので2人前くらいツルっと入ってしまうかも!

マンゴー果肉入りタピオカ HK$18
お馴染みマンゴーとタピオカのミックス。マンゴー味のシロップの中に、角切りのマンゴーと、つぶつぶのタピオカがたっぷり惜しげもなく入っています。大人の手のひらぐらいの器になみなみと入っているので食べ応え充分!マンゴーもよく熟して、柔らかくて甘い!シロップは甘さがしっかりと抑えられているので、マンゴー本来の味を堪能できます。しかも、カロリーを気にせず食べられてヘルシー。この食べ応え感が、糖朝ファンをますます虜にするのでしょうね。

ツバメの巣ののったエッグタルト(3個)
糖朝のメニューには載っていない贅沢な一品をご用意していただきました。エッグタルトの上にツバメの巣!なんてゴージャス感たっぷりなんでしょう。親指と人差し指で環を作ったくらいの大きさ。よくある普通のエッグタルトよりも一回り小さいのですが、それがなおさら「高級感」を醸し出しています。しかし!一口口に入れた瞬間、あっという間にドーパミン全開になりました。さっくさく、ほろほろと崩れてしまいそうなほどのパイ生地に、この上なくぷるりとしたエッグプリンが口の中でとろけ、更にこれでもかと、ツバメの巣が追い討ちをかけ、脳内がスパーク。

よく、エッグタルトの底に油が染み出ていてパイがべとべとしているものも見かけますが、このエッグタルトは油っぽさ一切無し。もう普通のエッグタルトじゃ物足りなくなってしまうかも!もちろん、メニューに載っていなくても注文すれば、作ってもらえますよ!

フルーツとマンゴー果肉入り豆腐花 HK$26
大人の男の人の手のひらぐらいの大きさのボウルに、キウイのスライス・すいかの丸玉・メロンの丸玉・イチゴ・マンゴーのフルーツ盛りだくさん、その下にはお豆腐!豆腐とフルーツの組み合わせなんて、日本ではなじみのない食べ方ですが、香港では豆腐をデザートとして食べたりもします。 誕生日でもないのに、ドライアイスで煙をもくもくと焚く、心憎い演出が乙女心をいやおうなく刺激します。ここはやはり、理性のたがを外して、「きゃーステキ!」とはしゃぎましょう。はしゃいだもん勝ち、楽しんだもん勝ち、が、幸せの法則です。 全体にかかっている、マンゴーシロップ、こちらも甘さが控えめ。それが、豆腐と意外にナイスな組み合わせなのです。甘さ控えめ、お豆腐のデザート。身体にいいこと尽くめですね。

遠い目・・・。頭の中は、「美味しい・・・」という言葉で埋め尽くされ、恍惚の表情。目の焦点も合っていません。

ブラックタピオカと百合根入り豆腐花 HK$19
こちらも、ドライアイスの演出付き。タピオカは、黒色で普通のものより一回り大きく、もちもちとしていて、食べ応えがあります。百合根は臭みが全くなく根菜!という自己主張もしていないので、とても食べやすいです。下にはぷるぷるのお豆腐が。ほんのり甘いシロップにからまって、つるりとした喉越しを味わって。食べた次の日は何だか、お肌がきれいになった感じ!女性の強い味方の一品です。

衣笠茸、モズク、とうもろこし入り粥 HK$32
香港にお粥の店や麺の店は山ほどありますが、糖朝のお粥・麺も、他の有名店に負けず劣らず美味しく、実は評判もよいのです。さて、お粥はホタテと湯葉のだしをふんだんに使用して、長時間煮込んだアツアツとろとろのだしの効いた香港スタイルのお粥。こちらは、衣笠茸、モズク、コーンがトッピングとしてお粥の上に乗っています。このトッピングは、正直、どうなの?と疑問を持たずにはいられませんが、おずおずと口にしてみると、「!」。さっぱりしていて、しゃきしゃきとした歯ごたえもあって、お粥に合うんです。店員さんによると、結構注文の多い人気メニューなんだとか。衣笠茸もモズクもそれ自体に味はついていませんので、お粥のだしの旨みを邪魔しません。それに時々コーンの優しい甘さがプラス。飽きのこない味に仕上がっています。

海老ワンタン麺 HK$32
小ねぎと、エビが丸ごと1匹入ったワンタンが5個入った麺。麺は独特の細麺(幼麺)がだしの効いたスープによく合います。一見、量が少なめかな?と思いますが、実は、結構ボリュームがあるのですよ。
美味しい料理をたらふく食べて、この笑顔!至福の表情がにじみ出ていますね。取材、ということなどすっかり忘れてご満悦。あー幸せ。
いかがだったでしょうか。私も今までは食後や食間のデザートを食べに「小腹が空いたら入るお店」というイメージを持っていたのですが、今回バリエーションに富んだメニューをいろいろ試してみて「うんとお腹を空かせて行きたいレストラン」に糖朝のイメージが変わりました。糖朝も「デザート専門店」と打ち出すのではなく、れっきとした本格レストランと打ち出したらいいのに・・・と思ったほど。でも、糖朝がガイドブックに長く載り続ける、そこにはやっぱり納得の理由があったのですね。気軽に入れて、手頃なお値段で本格的な味が楽しめ、その上どれもヘルシーときては、行くしかないでしょ!まりもでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2007-06-05

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