ローカル情緒たっぷりの西灣河で、下町の人たちに混じって美味しいデザートを食べてみませんか？
こんにちは、香港ナビです。今日はローカル情緒豊かな香港の下町、西灣河（Sai Wan Ho）にあるデザート屋さん、明記糖水をご紹介します。
同じ名前のお店が同じ道、西灣河街（Sai Wan Ho Street）に道を隔てて1軒ずつあるのですが、どちらも経営は同じです。古くて小さい方のお店は真夜中に行列ができるほど有名で、香港の新聞や雑誌にも度々掲載されています。なんと営業時間が午後3時から翌日の午前3時までなんです。そんな真夜中に本当にデザートを食べに来る人がいるのか？と思いきや、何と閉店間際でもまるで昼間のようにお客さんが入っているくらい人気のデザート屋さんなのです。午後7時以降は11時過ぎまで絶えず行列ができていて、テイクアウト（外買）でも並ばないといけないくらいなのです。そこで新しくできた明記糖水西灣河街2号店でそのラッシュを緩和させています。どちらの店もメニューは同じです。天后（Tin Hau）にももう１軒支店があります。
夜11時過ぎの明記1号店。夕食を終えて「ちょっとデザートを」という人たちで混みあう時間帯です。時間も気にせず並んででも食べたい気持ちはどこでも同じ？
ローカルムード満点の明記付近エリア
すぐ近くに市場もあり、小さいローカルの美容院も多いエリアです。ナビが今日ご紹介するのは、西灣河にある、その新しいほうのお店です。営業時間はお昼の12時から夜中の12時です。
飾り気のない店内
テーブルや椅子も凝っているわけではありませんが、とにかく美味しいデザートが食べられることに間違いはありません。ガラス張りのショップですので、中の様子もよく伺えます。気取らず入っていけるのがグッド。ここでもローカルの味満点。お店のオススメやスペシャルものは目立つ紙に書いて張り出してあります。冷蔵庫にはちょうどいい熟れ具合のマンゴーがいっぱい。カウンター内のステンレス容器の中には糖水トンソイ（おしるこ系の温かいデザート）が入っています。店員さんたちも若い人たち、このショップのマネージャーも若くてハンサムなお兄さんです。気軽に指差しでオーダーできそうです。
A5サイズに小さい字でプリントされているメニュー、種類がたくさん！
これが明記糖水のメニューです。ここだけでなんと89種類！壁に貼ってあるだけのメニューも入れるとさらに豊富。お値段も良心的でHK$10からHK$20がほとんどです。スペシャルものは少し値段がアップしますが、それでもHK$30以下です。香港デザートを極めたい方は何種類でもどうぞ。
では、お薦めのデザートをご紹介しましょう
榴槤甘露
HK$24
楊枝甘露（ヨンジー・ガムロー）ファンの日本人も増えてきていると思いますが、明記のマネージャー、そしてナビのおススメはこのドリアンバージョンの榴【木連】甘露（ラウリン・ガムロー）です。クリーミーな舌触りでドリアン好きにはたまらないデザートです！最近これが流行っているんですよね！あちらこちらで新メニュー、スペシャルメニューに入っています。
鮮什果涼粉
HK$20
汁麺でも入っていそうな、大きなお椀に入ってくるのがこのデザート。フレッシュフルーツがいっぱいです。地元の週刊誌や新聞にも数多く取材されているのがこのデザート。コーヒーゼリーのようにも見えるこの黒いゼリー、涼粉（仙草ゼリー）は香港人にとても人気があります。仙草とはシソ科の植物で、涼粉はそれを長い時間煮つめた汁を固めたものです。ちょっと漢方薬のような匂いがしますが味はほとんどありません。フルーツたっぷりとシロップがかかっていますので食べやすいです。慣れるとヤミツキになる可能性大です。こんなにたくさん！と思う量なのですが食べ慣れるとペロッと平らげられるのですよ、これが。
楊枝甘露
HK$19
やはりはずせません、「ヨンジー・ガムロー」。グレープフルーツ、マンゴー、タピオカ、ココナッツミルク、この組み合わせがこんなに美味しいものか！と、ナビも初めて食べたときは感激しました。マンゴープリン大好きな人が次に進むマンゴーのデザートはコレでしょうか、やっぱり。
温かいデザートに挑戦
芒果酒醸小丸子（熱)
HK$20
酒かすが入っている上品なデザート。上海料理のレストランに行くとこのデザートがメニューにあります。明記糖水のはマンゴー入りで、ちょっと珍しいです。お味もグレードアップします。
蕃薯糖水（熱）
HK$10
蕃薯とはサツマイモのこと。おイモ好きにおススメしたいサツマイモのおしるこ。といってもお汁は透明です。サツマイモをシロップで長時間煮たもので、ショウガも少し入っています。このボリュームでHK$10は安いですよね。お腹いっぱいになります。年中いただけますが、冬の寒いときに食べるとからだが温まっていいです。
喳咋黒糯米（凍）（熱）
HK$12
ナビのおススメはこのジャジャ。簡単に言うと「甘い五目煮豆」といったところでしょうか。冷たい（凍）のと熱いの（熱）があります。具沢山で健康的です。黒糯米とは黒色のもち米のことで、そのほかの材料はひよこ豆、タロイモ、サツマイモ、緑豆、小豆、インゲンマメ、海草、タピオカ、ココナッツミルク。
香港デザートの必須アイテム
ジャジャや鮮什果涼粉の上にかかっているのがエバミルクとココナッツミルク、必須アイテムです。
こちらは、夏むきの冷た～いデザート
マンゴーアイスケーキです。明記の創作メニューです。カップに入っているサイズ（杯）とスライスサイズ（件）があります。
芒果凍餅（杯） HK$18 、芒果凍餅（件） HK$25
朱古力凍餅（杯） HK$22 、朱古力凍餅（件） HK$30
フローズンマンゴードリンクに氷とヤクルトを入れてミックスしたフローズンドリンク。メニューにはありませんが、特別にリクエストして入れてもらいました。「ヤクルトの追加」は他のデザート屋さんやジューススタンドでも見かけることがあります。芒果冰HK$23（マンゴーフローズンドリンク）にヤクルトをプラスしたこのスペシャルドリンクはヤクルト追加代がHK$2ということになります。
布甸プリン系も充実
芒果布甸（マンゴープリン） HK$13 、楊枝甘露布甸（ヨンジー・カムロー・プリン） HK$15 、合桃布甸（くるみプリン）HK$16、 芝麻布甸（ゴマプリン） HK$12 、南瓜布甸（カボチャプリン） HK$12 とプリン系もとても充実しています
最後に！ 番外編：軽食もあります
小腹がすいてるけど、甘いデザートはちょっと…という方のためにデザート以外の軽食類もあります。日式煎餃子（日本スタイルの焼きギョーザ）HK$20、日式焼鶏（日本スタイルのヤキトリ）HK$20 なんていうメニューもあります！！日本食ブームの香港では、この「日式」という形容詞は他の店でもよく登場します。
いかがでしたか？またまた新たなデザートメニューを試したくなったのではないでしょうか？ローカル気分を味わいながら、下町に住む学生さんたちやおじちゃんおばちゃん達に混じって「ジャジャ」などいかがでしょうか？下町大好きなナビが西灣河よりお届けしました。
MTR港島線西灣河（Sai Wan Ho）駅B出口から徒歩3分。
すぐ左方向に横断歩道を渡りトラム道、筲箕灣道（Shau Kei Wan Road）の反対側（山側）に渡りさらに次の道までまっすぐ進みます。
西灣河街（Sai Wan Ho Street）で右に曲がると、次の道、太寧街（Tai Ning Street）との角にお店があります。
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