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長壽園 漢方藥舖

Long Life Garden (H.K.) Co.長壽園 漢方藥舖

閉店・移転、情報の修正などの報告

yucatの長寿園で漢方医診療に初挑戦!

中国数千年の歴史が今も受け継がれている漢方医診療!長寿園なら日本語で受けられるから安心です。

こんにちは、yucatです。季節の変わり目や暑さ寒さのピーク時などには、環境の変化に体調を崩しやすく、病院通いをする人が多くなりますね。香港では、西洋医学(現代の一般的な医療)を『西醫(サイイー)』、東洋医学いわゆる漢方医学を『中醫(チョンイー)』として区別しています。街中にも生薬を調合して漢方薬を販売するお店がたくさんあり、そこには必ず漢方医がいて診療をしている姿をよく見かけます。また、『涼茶』と呼ばれる生薬入りのお茶の専門店があったり、自宅で作るスープにも生薬を混ぜたりと、最先端を行く国際都市香港でも、現代の生活の中で漢方医学の教えはまだまだ根強く培われてきているのです。今まで、そんな様子を横目で見ながら興味津々だったのですが、言葉の問題もあってなかなか訪れる勇気がありませんでした。でも『長寿園』なら日本語で診療を受けられて安心と聞いて思い切って行ってみました。こちらでは、日本人にも広く漢方医療を利用してもらいたいと、診察+三日分の漢方薬でHK$380という特別価格が設定されています。(2013年5月より、価格改正されました。)

広いフロアの店内は、さすが1972年に開業というだけあってお店構えに歴史を感じました。長い歴史を紐解いて現代社会にも応用させていく漢方医学の真髄を垣間見られるような雰囲気で、とても圧倒されました。常時500種類以上の生薬が『百子櫃』と呼ばれる引き出しにストックされていて、毎日診療に合わせて調合され、ここで煎じることもあります。こころなしか、漢方薬の香りが店内にしみついているような・・・また、生薬を調合して煎じて飲む以外にも、生薬エキスや粉末にしたものを用いた自社製の漢方製剤もあります。全部日本語付きでわかりやすくなっていますし、購入時にはスタッフの方にアドバイスを受ければ、症状に合わせて身近な人におみやげにもできそう。

香港での漢方医は?

香港では、2000年から漢方医にも認可制度が制定され、今まで経験と実績だけで判断されていた漢方医もテストを受け合格しなければ認可されないようになりました。とはいえ、必ずしも認可されなければ開業できないというわけではなく、認可を受けている漢方医(すべての生薬を調合できる)、認可を受けていない漢方医(調合できる生薬が限定されている)に分けられます。認可制度が始まる以前は、漢方医には、医療保険が適応されなかったり、病欠などのための診断書が発行できなかったりと一般の医者とは区別がありましたが、この認可制度によって医療保険の適応が許可される場合が増え、診断書も有効になり始めました。もちろん、こちらに常駐している梁先生(日本語が堪能です!)黄先生の2名の漢方医とも正式に認可証を取得しています。経験と実績はもちろん、きちんとした認可も受けているので、とても安心ですね。

早速、診療開始!

脈を取るのが基本。

脈を取るのが基本。

三本の指で微妙な違いを察知!

三本の指で微妙な違いを察知!

黄先生は、日本語ができませんが、日本語が堪能なスタッフがきちんと訳してくれますので問題はありません。

黄先生は、日本語ができませんが、日本語が堪能なスタッフがきちんと訳してくれますので問題はありません。

漢方医の診察には、「望・聞・問・切」という4つの段階があるそうです。一番最初は「望」といって、患者の状態を顔色や舌などを目で見ることによって観察します。次は「聞」といって、声の調子、口臭や体臭など耳、鼻を使って観察します。三番目は「問」といって、体調や症状まどについて患者に質問することによって観察します。そして最後は「切」といって脈をとります。必ず左右の脈をとり、それだけですぐにわかるそうです。私の場合、咳、鼻水、喉の痛みと誰にでもすぐにわかる状態でしたので、先生は即座に脈を取り始めました。でも、私は何と風邪ではなく、温度差に対するアレルギーなんだそうです。えーっ、そうなんですか??初めてそんなものがあると知りました。一般のお医者さんだったら、風邪だと言われるだけですよね、きっと。

診断結果は?


私の体は、『寒』という状態になっていました。この状態は、寒さの影響を受けたり、体内の陰陽のバランスが陰に傾いたりすることによって起こるそうです。陽気が低下して、その影響で体内の機能が低下することによって調子が悪くなるのです。暖かくして、十分な睡眠を取ることが一番。特に私の体質は、睡眠不足になるとすぐに体調を崩すたちなので、普段から十分な睡眠を心がけるように注意を受けました。その他には、特に気なるところはないようでした、よかった!
すらすらと筆を走らせ、生薬の名前と分量を書いていきます。

すらすらと筆を走らせ、生薬の名前と分量を書いていきます。

処方箋は、達筆過ぎて読めませんが・・・たとえ、同じ病気であっても、内容は一人一人すべて違います。

処方箋は、達筆過ぎて読めませんが・・・たとえ、同じ病気であっても、内容は一人一人すべて違います。


「私もとても興味が有ったの!」と、飛び入りで診療を受けた同行のナビスタッフでしたが、「せっかちな性格だよね」と、脈をとっただけで性格まで当てられてびっくり。彼女の体は私の逆で『熱』という状態で、熱さの影響で体が弱ったり、陰陽のバランスが陽に傾いているそうなのです。

漢方薬をもらいましょう

達筆な処方箋を受け取ったら、生薬を調合していただくことになります。処方される生薬は、漢方医によっても違いがありますが、大体5~7種類くらいが平均的だそうです。でも、症状によっては20~30種類に及ぶ時もあるのだとか。一般的に服用している薬が、今出ている症状を緩和するだけの目的で処方されるのに対し、漢方薬の場合は、まずは弱っている身体を整えることで、自分自身の治癒能力をアップさせ回復させることを目的にしているため、胃腸を整え効用を吸収しやすくする要素や、体を休め睡眠を促す要素、滋養供給の要素などいろいろ含んだ生薬で配合されます。また体の状態の変化に合わせて細かく処方されるので、3日分までの調合が限度です。
年季の入った薬箪笥。

年季の入った薬箪笥。

引き出しの中には、お手製のしきりにぎっしりと漢方薬が!

引き出しの中には、お手製のしきりにぎっしりと漢方薬が!

長壽園 漢方藥舖 漢方薬 薬医院

素人では、なかなか生薬の種類や効能は分かりにくいのですが、大まかに言うと花などの軽いもの、色の薄いものなどは、頭や顔、胸などの上半身に作用する効果の生薬が多く、反対に色が濃く、重いもの、分量を多く使うものなどは、腸や膀胱などの下半身に作用する効果の生薬が多いそうです。また内臓のどの部分で吸収され、効果があるのかもそれぞれの生薬によって違いがあるそうです。すべての生薬を煎じて一つにすることで、さらに効果が強化されていくのです。
慣れた手つきで、分量を量り用意するスタッフさん。

慣れた手つきで、分量を量り用意するスタッフさん。

一回に、3日分の薬がもらえます。

一回に、3日分の薬がもらえます。


普通は、煎じ薬専用の土鍋を使っていますが、最近は、電化製品として便利なものが販売されているそうです。また、初回はこちらでHK$15をだせば、煎じてもらうことができます。2時間ほどでできますので、その間に徒歩でいけるショッピングモールの『エレメンツ』や『ハーバーシティ』へショッピングに出かけてもいいですよね。

自宅で煎じ薬にチャレンジ!


頂いてきた生薬を自宅で煎じてみました。金属製の鍋では煎じてはいけませんので、ステンレス製のものや鍋料理用の土鍋が手頃です。私は、自宅にあった土鍋でトライしてみました。カップ3杯半のお水を使って、だいたい1杯分くらいになるまで煎じていくのが目安です。最初に水と生薬を鍋に入れてから一旦沸騰させ、その後は弱火でコトコトコトコト・・・様子をチェックしながら水分が目安の量になったらでき上がり。時間的には、45分から1時間くらいでしょうか。生薬の量や性質によっても違いがあるようです。思ったほどは、難しくありませんでしたよ。今回の生薬には甘酸っぱい実が入っていたせいでしょうか、思ったほど苦くありませんでした。煎じ薬を飲むのに適した時間というのは特にありませんが、朝食や昼食をとった後がいいようです。
水はカップ3杯分くらい。

水はカップ3杯分くらい。

漢方薬を全部入れます。

漢方薬を全部入れます。

一旦、沸騰したら後は弱火で煮ます。

一旦、沸騰したら後は弱火で煮ます。

時々チェックしながら、水分が最初の三分の二くらいになったらできあがり。

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煎じ薬が苦手な方には?


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蛇鞭丸&參茸丸ー男性にお勧め!?疲労回復や精力増強に。

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いかがでしたか?現代医学は、エイズ、ガン、新型インフルエンザ、新型ウィルスなどなど様々な新しい病気の出現によってその闘いのために進化しているといえますが、根本的な人の体をどんな病気にも負けない体質にするという観念に立って考えていけば、何千年前の治療法でどんな病気にも対処できるという考え方もうなずけるような気がしました。即効性が必要なのか、ゆっくり体質を改善させるのか、状態に合わせて2つの医療法を使い分けることのできる香港という環境はなかなかいいな~と思いました。以上yucatがお伝えいたしました。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2009-12-24

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