R by 45rpm

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ついにファン待望の香港上陸!ハーバーシティ店に続き、2009年1月にフラッグシップショップがオープンしました。

こんにちは、香港ナビです。香港において流行発信源の一つは、日本のファッション雑誌。流行に敏感な若者たちは、日本の最新のトレンドを雑誌からキャッチして、自分たちのファッションに取り入れているのです。雑誌より手軽に情報をキャッチできる日本のファッションブランドのサイトも人気です。オークションサイトに出品したら取引相手が香港人だった、なんて人も多いのでは? 既に多くの日本発のブランドが香港に進出している中、絶大な人気があるのになぜか香港に直営店がオープンしなかった日本のカジュアルファッションのブランド『45rpm』。2008年秋、ついに香港に上陸を果たしました。場所は尖沙咀にあるショッピングモール、ハーバーシティ内。そして、2009年1月には、フラッグシップショップ(旗艦店)が湾仔にオープン!45rpmファン必見、香港では珍しい2階建ての路面店です。オープニングパーティーにお邪魔してきましたので、早速ご紹介しましょう!
フラッグシップショップは、香港島の金鐘にほど近い湾仔の永豊街の突き当たり、星街(Star St)にオープンしました。この通りにはアニエス・bのギャラリーやスパ・ロクシタンなど、おしゃれなショップやカフェが立ち並び、最近注目のオシャレなエリアです。
香港のファンにとっては、星街に登場したR by 45rpm は、まさに星のように輝く待望のショップ。しかも、日本の路面店と同じコンセプトで、自然素材にこだわったショップは、周りに立ち並ぶ無機質な高層ビル群の中で独特の存在感を見せています。
古い木材、日本の柏、赤いレンガなど建築材料はもとより、家具やインテリアに至るまで、すべて日本から取り寄せて作られました。大通りから数ブロック離れた、静かな星街の落ち着いた雰囲気に馴染んでいます。

アイディアの溢れたショップ

コンセプト=山(Mountain)
大きな暖簾をくぐって最初に目に飛び込んでくるのは、2階までの高い吹き抜けにそびえる柏の木の柱と、大きな切り株です。これは、45rpmのデザインコンセプトの一つ『山』を象徴するもの。店内では木材のみを用いて統一感を出すとともに、日本庭園のテイストもプラス。ナチュラルなデザインが最大の魅力の45rpmのデザインコンセプトにしっかり溶け込むディスプレイです。
2階から見下ろしてみました。森林や高原で生活する人のファッションにインスパイアされて生み出された、自然の美しさに負けないアイテム。コットンリネンや山羊の毛などオーガニック素材を使用し、手織りや手染めなど、人間の手が作り出す技術にこだわっています。

コンセプト=海(Ocean)
入口のすぐ横のディスプレイに使われている木は、もともと古い木造船に使われていたもので、もう一つのデザインコンセプトである『海』を象徴しています。金融海嘯(金融津波・広東語で金融危機の意味)も乗り越える!?パワーを持ったこのフラッグシップショップの守護神的存在です。

昔ながらの洋服工場
木材の香りに囲まれながら、古ぼけた赤レンガを使ったインテリアデザインが、昔の洋服工場みたい。このレジもいい味、出してません?
ショップの奥には、材料の糸や布と共に、実際に使用されていた旧式のミシンや、洗濯機などがディスプレイされています。この旧式のミシンは、香港にもわずかしか残っていないそうですよ。楽しそうに服作りに励んでいる職人さんの顔が浮かんでくる、そんな暖かさが感じられますね。

自然が心地よい1階のディスプレイ

素材の持つ自然の風合いを残し、いつの時代にも着続けられるようにデザインされたアイテムの数々。店内の凝ったインテリアの中にしっかりと馴染んで、まるで一つの物語を見ているようです。
レディース、メンズとどちらのアイテムも充実しているので、カップルのファンも多いようです。色合いや雰囲気をマッチさせて、さりげないペアルックが楽しめます。
45rpm独特の藍染やノスタルジックな天然のカラー、肌にやさしいコットン素材のトップス。草原を吹き抜ける風や、ビーチの潮風にやわらかに揺れる光景が目に浮かびそうな優しいアイテムです。
デニム素材も45rpmのこだわりのひとつ。定番のジーンズはもちろん、こんなフェミニンなブラウスも見逃せません。45rpmでは、仕上がりの味わいがそれぞれに異なる、4種類の染色方法を用いているそうです。例えばロープ染色で染料に繰り返し浸して染められたデニムは、履くほどに洗うほどに独特の色合いに変化していきます。
今回のフラッグシップショップのオープニングに合わせて、日本のスタッフが心を込めて手作りしてくれたという貴重なディスプレイ。布を使った大小様々な400個のボールと、大きなパッチワークのタペストリーです。香港のセールススタッフ、ホセ君がとてもうれしそうに広げて見せてくれました。香港でしかお目にかかれないグッズですよ!もちろん、非売品です!

2階はビーチ感覚!

続いては、2階へ上がってみましょう。階段横のスペースにも長靴がちょこんとディスプレイされていました。履き心地がとってもよい農作業用の長靴を45rpmらしいカラーリングでアレンジしたものだとか。
ガラスの大きな窓は、外の自然光がたくさん入ってくるように配慮されているから。まぶしいスポットライトのような照明より、さわやかな太陽の光に照らされたほうが、素材のよさが伝わりやすいものです。
2階はカラフルで元気なTシャツやジャケット、ボトムスが主流です。定番の4、50年代アメリカン・カジュアルをメインに、遊び心がちりばめられたアイテムがいっぱい。
大きめのストールは、羽織ってよし、腰に巻いてもよし、ビーチで活躍しそう。夏が長い香港には欠かせないアイテムになりそうですね。
オープニングパーティーということもあって、今日のショップは、いち早く訪れた香港のお得意様でにぎわいを見せていました。
ポップな色合いのTシャツやパンツも、コーディネート次第で大人っぽくも見え、また若々しいエネルギッシュな感じにもなります。さすが、幅広い年代に支持されているブランドですよね。

オープニングパーティー

香港のフラッグシップショップオープンを記念して、オープニングパーティーが行われました。
おめでたい鏡開き用の酒樽と45rpmロゴ入りのマスも用意されて、準備万端!
45rpm studio代表取締役社長の高橋氏と、香港のSidefame 代表取締役社長の姜氏が、「1,2,3(ヤッ、イー、サーン)」という広東語のカウントダウンとともに、勢いよく酒樽を割って儀式は無事終了!お二人の来ている背中に45と入った法被(はっぴ)は、この日のために日本で特別に作られたものなんですよ。
香港でも人気の日本酒は、パーティーのゲストたちに瞬く間に配られて、気分は最高潮!
デザイナーの井上保美さん、中島正樹副社長のほか、香港側の関係者、そしてファッションに敏感な大勢のゲストで大賑わい。ディーテールにこだわった完成度の高いフラッグシップショップのオープンに、参加された皆さんも大満足の様子でした。
高橋社長も、エネルギッシュな香港で45rpmのアイテムがこんなに多くの人に受け入れられていることをとても喜んでいらっしゃいました。
ハーバーシティのショップは、こぢんまりとしていますが、明るくさわやかで入りやすいイメージです。

いかがでしたか?日本のブランドが香港で人気があるって何となく日本人として嬉しいものですよね。日本のブランドの専門店は香港にもたくさんありますが、ここまで日本のコンセプトにこだわって作られたフラッグシップショップは他には見かけません。山も海も身近にある香港で、もう少し自分の日常に手間暇をかけることの重要性がこのブランドを通して浸透するといいな~と感じました。以上、実は20年来の45rpmファンの香港ナビがお伝えいたしました。

記事登録日:2009-02-26

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関連タグ: ハーバーシティ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-02-26

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