【閉店】留家厨房

ラウ・ガー・ジュウ・フォンKin’s Kitchen

閉店・移転、情報の修正などの報告

多くの政財界人や美食家に愛された、気取らないシェフの味。広東料理の美味しさに目からウロコ!

こんにちは、香港ナビです。今回ご紹介するのは、天后(ティンハウ・Tin Hau)にある「留家厨房」。元香港総督のお抱えシェフがいるお店だというので、「もしかして怖い人?」なんて思っていたのですが、その予想はいい方向に裏切られました。気さくで優しく、手さばき鮮やかなシェフの登場でナビはすっかりファンに!本当は誰にも教えたくないけど、仕方がない、皆さんにご紹介してしまいましょう。
このレストランはオーナーが、シェフのために、2004年11月に開いたものなんです。
※2009年6月現在、シェフは別の方に変わっています。<2009.7.20>

なんて華やかな経歴!その実力は推して知るべし

こちらは、香港で何軒かのレストランを経営している、オーナーの劉健威さん。雑誌や新聞のコラムなどの執筆もされています。店名にある「留家」は、自らの名字と同じ音の字を選んであてています。中山市で生まれ、13歳でお父様の働いていた香港に、チャンスを求めて移住してきたのだそうです。

広東料理の王道を行く!

「留家厨房」で食べられるのは、伝統的な広東料理。シェフの小さい頃からの記憶と、オーナーさんが珠江デルタ遊歴中に出会った味、そして昔のお料理を研究して作ったものなんだそうです。フュージョンが流行りの今、この骨太のお料理がとっても新鮮。

全てNo MSG(化学調味料不使用)、またソーダ粉も不使用。安心して食べられます。「もし厨房でMSGのビンが見つかったら、そのときは10万香港ドルをプレゼントするよ!」とシェフが笑顔で話してくれました。その分きちんと手間ひまかけて作られたお料理、どうぞご覧ください。
留家煙燻鶏
全隻$268 半隻$134

スモークチキン。鶏と目が合いますね。良い鶏を使ってローストしたあと、4分間だけスモークしてあるのですが、皮も骨もしっかり味を出しています。自慢は薄い醤油味風のタレ。これが他のお店からも教えて欲しいと言われる、秘密の味なんだそうです。

宝鴨穿蓮(京酥鴨)
1羽HK$360  半羽HK$180

というのもあります。こちらは鴨。このお店の名物料理に、「京酥鴨」の名前をつけたのはなんと?小平氏。クリントン元大統領も食べたことがあるのだそう。鴨の中に蓮子(蓮の実)、はと麦、帆立の貝柱、咸蛋黄(アヒルの塩漬け卵の黄身)を入れ、陳皮と一緒にクツクツ2時間煮てから、パン粉をつけてあげたお料理。

合浦珠還(合桃明蝦
HK$42/隻

大きなエビフライ。中にクルミが入っています。エビがふんわり、クルミがコリっと、食感もおもしろくボリュームあり!ピリ辛の甘酸っぱいソースにつけていただきます。

蝦[米子]柚皮
HK$78

このお料理のために作られた特別なざぼんを使ったお料理。上にかかっているのは蝦の粉。茶色いソースは魚の骨やポーク、ハムを煮込んで作った、化学調味料なしの優しい味です。
お芋のようなポクポクした食感です。

金黄肉鬆炒涼瓜
HK$78

苦瓜と豚挽き肉、ネギとアヒルの塩漬け卵の黄身の炒め物。塩漬け卵の黄身がソースにとけていて、柔らかい苦瓜によく絡みます。一般のレストランではソーダ粉を使って苦瓜を柔らかくするのですが、このレストランでは砂糖とお湯を使い、別のやり方で柔らかくしているそう。この方法だと、苦瓜の中に含まれている農薬も、きちんと取り出すことができるんだそうです。

鼓椒味菜炒蝦丸
HK$88

蝦団子と塩漬けキャベツ(鹹酸菜)の豆鼓醤炒め。コクがあり、ごはんに合いそうです。

ランチはセットメニューのみで、2名HK$130(白飯・スープ・デザートと、お料理リストから2品選択)、4名HK$250(白飯・スープ・デザートと、お料理リストから4品選択)、6名HK$310(白飯・スープ・デザートと、お料理リストから5品選択)。土日もやっていますが、日曜日はお茶代としてプラスHK$8です。
スタッフ以外立ち入り禁止の厨房にもおじゃましました!
スタンバイ中の鶏たちです。
いかがでしたか?Webではこの香りや味をお届けできないのがとっても残念。みなさんもぜひ、お店で出来立てを味わってみてください。幸せ気分になれること請け合いですよ!以上、香港ナビがお伝えしました。

記事更新日:2008-01-23

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-06

スポット更新日:2009-07-20

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供