Spanish Restaurant & Wine Bar Olé

スパニッシュレストラン&ワインバー オーレ

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セントラルのスペイン料理レストラン、オーレに行ってきました!料理だけではなく店の雰囲気も100%スパニッシュ。

こんにちは、香港ナビです。今回は、オープンしてからちょうど今年で10年目になる、スペイン料理レストラン、オーレにお邪魔しました。窓からキャノピー越しに中環(セントラル)の教会やフリンジクラブなど、歴史のある美しい建物がのぞめる店内は、スペインの街角そのままの街灯もしつらえられ、室内なのにまるでスペインのオープンカフェのよう。壁にはスペインの陶器や絵が飾られ、奥に進むとスペイン建築に特徴的な木製の太い梁や、ワインが並ぶらせん階段が長方形の部屋にドラマチックな表情を加えています。
このレストランで8年働くマネージャーのビリーさん。
スペイン料理は、マドリッドでは肉、バルセロナでは海鮮、カタロニアでは羊、南部では野菜やスープといった具合に、各地方で特色があるそうです。本来ならその地方でしか食べられないものを、このレストランでは一度に食べることができるんですって。それでは、早速ビリーさんのオススメメニューをご紹介しましょう。 

おすすめ料理のご紹介

まずアペタイザーのご紹介をしたいと思います。それぞれ量は2種類あり、1~2人であればタパ・ポーション、3~4人であればスターター・ポーションがよいでしょう。

スペインの生ハム
Jamón de bellota “JJJJJ” 
HK$105/HK$315 (タパ/スターターの価格。以下同様)

まずはアペタイザーの生ハムです。この”J”は☆のようなもので、Jが5つということは五つ星、最高級のハムであることを意味しています。広い牧場でどんぐりだけを飼料にのびのびと育てられた豚。その肉に塩をしたあと、洞窟で36ヶ月もの間自然乾燥して作られた特別のハムは、もっとも良い風味を持つと言われています。スライスすると美しい赤色にしっとりした光沢を放ち、口に入れるとなめらかなのに歯ごたえがあります。ほどよい塩味でやみつきになりそう。

イカのグリル、アリオリソース添え
Sepia a la plancha con alioli sauce HK$55/HK$100

一瞬、貝柱かと見まがうほど肉厚のイカがコロコロとお皿に乗って、すぐさまつまんで口に入れたくなる芳香を放っています。オリーブオイル、にんにく、卵黄で作ったアリオリソースはマヨネーズに似ているようですが、味も舌触りももっと軽く、イカの味を引き立てる脇役に徹しています。一口噛むごとにぷりっとした歯ごたえにイカのうま味がひろがり、ついもうひとつ、とノンストップのおいしさです。

ガーリックシュリンプ
Gambas al ajillo HK$65/HK$150

こちらはオリーブオイルを煮立たせて海老を入れ、にんにく、刻み唐辛子そして白ワインを加えたもの。テーブルにサーブされた時にはまだオイルが泡立っており、立ち上る香ばしいにんにくの香りにまたしても食欲がそそられます。軽いオイルの中で泳いでなめらかになったジューシーな海老の甘味をわずかな唐辛子のスパイスが引き締める、絶妙なコンビネーションです。

海鮮のパエリア
Paella de marisco HK$380

メインはスペインのお米(オーストラリア産)に海鮮をふんだんに使ったパエリア。調理前の米粒を見せていただくと、タイ米より小さいのですが厚みがあります。海老、はまぐり、ムール貝、イカなどの海鮮のエキスを全て吸い込んで、ふっくらと膨らんでいるのにべたつかず、一粒一粒に味が染み込んでいます。海鮮だけでなく、ベースには赤、緑のピーマン、玉ねぎを5時間かけて煮込んで作ったスープが使われています。お客様の中には、「海鮮料理はどれも良かったけれど、パエリアのものだけは乾いていたよ」といわれることもあるそうですが、実はパエリアの海鮮はそれを食べるためのものではなく、お米にエキスを吸わせるために使われるものであり、お皿に飾られた海鮮はいわば残滓。なんて贅沢なご馳走なんでしょう。(それでも大きな海老は食べ甲斐がございました、おほほ。)
左はパエリアに使われたお米、右はタイ米です。

サックリング・ピッグ(幼豚)セゴヴィア風
Cochinillo asado a la Segoviana HK$255

メイン2品目は子豚の足をセゴヴィア風にグリルしたもの。シンプルにオーブンの中で皮がクリスピーになるまで焼き上げます。厚みのある皮がパリっと、中のお肉はジューシーで柔らかく、自然のおいしさがそのまま味わえます。

自家製カスタードプリン
Pudding de la casa HK$50
たっぷり直方体のカスタードプリンは甘さもほどよくまろやか、卵とバニラが生きています。お腹一杯なことも忘れさせてくれるおいしさであっという間になくなってしまいました。

ディナーの平均予算は飲み物別で一人350~400ドルだそうです(コースはなく、アラカルトのみ)。二人のギタリストが生演奏を奏で、スペインムードをもりあげてくれます。

平日の月~金曜日のセットランチは、アラカルトメニューからお好きなスープまたはサラダ、メインディッシュ、デザート、ドリンクで148ドル(+10%サービス料)と、とてもお得。それだけに、いつも満席だそうですから、必ず予約をされることをお勧めします。
スペイン料理の基本は、最高の食材があれば決して間違いは起こらないという考えのもと、食材の持つ本来の味を引き出すシンプルな調理法なんだそうです。その調味料に頼らずごまかしのきかないお料理を本日は舌で実感できました。お店の内装もそうですが、食材もスペインから輸入されていて、スペイン全土の本場料理をスペインに行かずしてスペインの雰囲気の中で味わえるオーレ。映画俳優や政財界の著名人も多く訪れるそうですが、オーレにとっては誰もが大切なお客様だから彼らが特別扱いを受けることはありません。おいしいお料理でスペイン人のように今日の一日を愛し、楽しみましょう!以上、香港ナビでした。

記事登録日:2008-09-08

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スポット登録日:2008-09-08

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