ツーリストでも安心して香港ローカル料理を楽しめる、カジュアル茶餐廳
「香港地(HONG KONG DAY) 」は2010年に第1店舗をオープンし、現在では香港内に11店舗を展開するカジュアル・レストランです。「香港地」のよいところは、今どきのポップな雰囲気の店内で「茶餐廳」メニューを食べられるということ。
「茶餐廳」は地元で親しまれているローカル食堂を指しますが、広東語オンリーのお店もあるので、一般的に香港初心者は近寄り難い時もあります。でも「香港地」であればカジュアルで入りやすい雰囲気がある上、始めての人でも気軽に地元ローカル・メニューを試すことができます。
今回はビクトリアピーク山頂のピークタワー内にある、改装を終えたばかりの「香港地(HONG KONG DAY) 」をご紹介します。
ピークのどこにお店があるの?
ビクトリアピークへ登るためのピークトラムが到着する執着駅は、複合施設「ピーク・タワー」の中にあります。ピーク・タワーの中にはピークトラムの駅だけではなく、レストランやカフェ・お土産屋・ショップや展望台などがあり、トラムに乗ってピークへ来た人は必ずこの中を通って建物の外へ抜けていきます。
香港地があるのは、ピークタワーのトラムが到着する階。店の隣は有名人にそっくりな蝋人形が並ぶことで有名な『マダムタッソー蝋人形館』がありますので、分かりやすいと思いますよ。
人気のメニューをご紹介
「香港地(HONG KONG DAY) 」では、地元食堂の「茶餐廳」に並んでいるようなメニューのを食べることができます。お店は「地元の味に新しいエッセンスを加え」「皆に喜ばれるような味を提供し」「努力を惜しまずに」「前進をしていく」事をモットーとしているのだそう。その為、普通の茶餐廳で食べられるメニューも同じようなものを出すのではなく、何かひと手間をかけたり、ちょっと工夫を凝らしたものに出会うことができるかもしれません。
昔ながらの香港の食文化を今の時代に合うようにアレンジされた独自の料理は、香港の若い世代にも外国人にも喜ばれるようなものが多いのが特徴です。それではメニューを幾つかご紹介しましょう。
「最高・銀牙肉絲麵」ナビが一番面白いと思ったのは、こちら、ビクトリアピーク店【限定メニュー】の「最高・銀牙肉絲麵」。美味しさは勿論のことですが、そのインパクト大の見た目と数ある香港地チェーンでもピークまで行かないと出会えないという貴重なメニューです。ビクトリア・ピークに因み、小高い丘のように盛り上げて作られた麵はSNS映え抜群!この麵を崩して、豚肉とモヤシのとろっとしたあんかけを絡めながら食べてくださいね。
「頭抽乾炒 M5 澳洲和牛炒河粉」こちらは街の茶餐廳でも大人気のメニューを香港地風にアレンジした「頭抽乾炒 M5 澳洲和牛炒河粉」(牛肉ときしめん風の麵炒め)。人気のメニューと言っても、香港地で食べるものはひと味もふた味も違います。香港地ではオーストラリア産M5の牛肉を使い、また味付けも老舗店としても有名な香港製・九龍醤園の原生抽炮を利用しています。1年で約10万食ものオーダーが入るという、香港地代表メニューの1つです。
「重量級咖喱豬飯」これも1年で10万食のオーダーが入るという、香港地の代表メニュー「重量級咖喱豬飯」。日本語に直すと豚カツレツのカレー、でしょうか・・・。人気の理由は、ご飯の上いっぱいに載っているボリューミーなトンカツ。このカツが温かくても冷めても、サクサクでふんわりしていて、とても美味しいのです。
サクサクに揚げるコツは、どうやら衣にあるようです。市販の衣をそのまま利用するのではなく、わざわざ細かく砕いてから利用しているとのこと。手を込めることで、美味しさも倍になるのですね。
「沙鍋・窩蛋三蝦香菇飯」この美味しそうな食べ物は「沙鍋・窩蛋三蝦香菇飯」。3種類の蝦(新鮮な蝦、干蝦、蝦の卵)を使った料理です。ご飯は出汁スープで炊き上げているので、ご飯自体にも旨みが凝縮された美味しい一品!アツアツのうち卵と混ぜながら食べましょう。
「常餐沙嗲牛肉即食麵」香港の朝食といえばこれ、「常餐沙嗲牛肉即食麵」。インスタントヌードルにサテー風味の牛肉を載せたものです。麵とは別途に、トーストと卵・ハム・ソーセージまでついているのが香港のローカル食堂の朝食セットそのままのボリュームです。
食べ方は人それぞれ。香港地ならではの厚切りトーストに卵やハム、ソーセージを載せても良いですし、ハムやソーセージはヌードルの上に載せても良し。朝食からインスタントヌードルを食べるの?と驚かれるかもしれませんが、香港ではいたって普通の光景なのです、遠慮せずに完食してしまいましょう。
このボリュームたっぷりのセットメニュー、香港地では朝食時間のみならず一日中食べることができます。
夏限定『倒轉 Summer 沙冰奶』夏限定のドリンク『倒轉 Summer 沙冰奶』。このビジュアルをご覧ください!パステル色調のドリンクの上に、香港の豆乳メーカーである "維他奶" (VITASOY) のビンがそのまま載っています。このドリンク、いわゆるスムージーの上に、香港人なら誰でも子供の頃に飲んだであろう "維他奶"をビンごと入れたという大胆なもの。
スムージーは全部で3種類の味があります。「士多啤梨沙冰奶」はストロベリー味、「濃朱古力沙冰奶」はチョコレート味、そして「紅豆沙冰奶」は小豆味です。
昔ながらの"維他奶"が丸々1本ささっているスムージーは、暑い夏にぴったりなだけではなく、お友達にも自慢できちゃいそうな飲み物。冷たいスムージーと香港ならではの豆乳のコラボレーションをお楽しみください。
「士多啤梨沙冰奶」はストロベリー味
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「濃朱古力沙冰奶」はチョコレート味
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その他、ビクトリアピーク山頂店と金鐘遠東金融中心店以外では、こんな本格的な食事メニューも食べることができます。これは普通の広東料理レストランと引けを取らないですね!
「鳳梨咕嚕魚柳」。魚とパイナップルの甘酸っぱい料理。酢豚の魚バージョンです。
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「金瑶柱瓜甫扒翡翠苗」。豆苗と貝柱の炒め物。
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香港出身アーティストによる絵画展示も!
改装した店の横には、小さなギャラリースペースが。こちらでは香港在住の芸術家、Anges Pangさんの作品が期間限定で展示されています。Agnesさんは香港大学で芸術や歴史を学んだのみならず、倫敦大学で法律を学び、その他の大学でも色々なことを勉強をされてきた才女です。
また、アーティストという面では環境保護を考え、"リサイクル" の視点を大切にした芸術活動を幅広く行っています。
今回のギャラリーでは、香港で出会うことができる様々な"乗り物"が彼女の優しい視点で描かれ、訪れる人を楽しませています。
こちらがAnges Pangさん。なんと日本語も話すことができる、勉強・芸術・多くの知識に長けた素晴らしい方です。
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こちらが彼女の作品の一部。店の横にあるギャラリースペースに期間限定で飾られています。
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いかがでしょうか。
新しく改築が終わったばかりのピークタワーの香港地、ぜひこの夏ビクトリアピークへ行く際には訪れてみてくださいね。 以上、香港ナビがお伝えしました。