深夜1:00まで営業。本格的な北京、四川、上海、杭州の4つの地方の中華料理がここ1軒で堪能できる欲張りなレストランです。
こんにちは、香港ナビです。香港旅行で様々な地方の中華料理にトライしてみたいと意気込んできても、毎回違う地方料理のレストランを選んで食事するのにも限界があるし、なかなか難しいもの。そこで、今回はひとつのレストランで、北京料理、上海料理、四川料理、杭州料理と4つの地方の料理が楽しめるという非常にありがたいレストランをご紹介します。しかも本格的でありながら気取らずに入れると、地元香港人にも評判のレストラン『覇王山荘(キングズ・ロッジ)』です。2011年8月に内装を一新し、それを機にメニュー内容もさらにグレードアップ、ショップのイメージも少し変わりました。便利でわかりやすい立地に加え、日本語メニューもあって、香港初心者でも無問題!かなりお勧めですよ。早速、ご紹介していきましょう。
華やかになった店内
実は、以前は点心や麵を調理する厨房がガラス張りになっていて、お店の外からも見えるようになっていました。そのせいもあって、どちらかと言うと点心や麵がメインのカジュアルなイメージがありました。改装後は、以前のようなオープンな厨房ではなくなりましたが、その分店内の内装がゴージャスで高級感を感じさせるデザインになりました。年代ものの中国酒等も多く扱うようになり、店内にも中国酒が飾られています。広いフロアには、様々なタイプのテーブルセッティングがしてあり、少人数から円卓を囲むグループまで、300席ほどの対応が可能です。また、二階にもスペースがあり、ガラス戸で仕切られたVIPルームもあります。
料理の要!料理長ご紹介
こちらのメニューは、「京川滬杭(北京、四川、上海、杭州)」の4つの地方の料理です。そのメニューを仕切る料理長の張さんは、25年余りの経験を持つベテランシェフです。内装を機に以前よりも豪華で食べ応えのある各地域の高級食材メニューを増やしました。厳選された食材を使い、一年中楽しめる定番メニューから、旬の食材を使った季節ごとに変わるお勧めメニューまで選ぶのに迷ってしまうほど!また、少人数でもいろいろなメニューが楽しめるようにこちらの料理は一般の中華レストランに比べて少なめになっています。だから、高級食材であっても、比較的リーズナブルなお値段でいろいろな種類が気軽にいただけちゃうというわけなんです。
お勧めメニューの数々
とかく、中華料理というと一品の量が多いのが特徴で、カップルや少人数、女性同士等での食事では結構種類が注文できないし、食べ切れなくてもったいないなーということもよくありがち。その上高級食材ときたらお値段も気になります。でも、こちらなら遠慮なくたくさん注文しても大丈夫。しかもメニューは、ほとんどが写真もあって、日本語もある!しかも、食材別で4つの地方の料理方法が選べるのでとってもわかりやすく、選びやすいのです。同じ食材でも、地方によって調理法も味付けも様々ですから、比べてみるのもおもしろいかも。北京ダックや点心等一般的にはすでに調理されているものまで、料理は全てオーダーを受けてから作りますから、多少時間がかかる場合もありますが、その分出来立てアツアツの鮮度抜群のお料理がテーブルに運ばれてきますので、気になりませんね。
出来立てをその場で切っていただきます!
北京ダック HK$318(一食)HK$368(二食)
北京料理の代表で一度は食べたい定番中の定番メニューです。こちらではダックの焼き上がりの仕上げはオーダーを受けてからということなので、運ばれてきた時にはまだ肉汁がアツアツの香ばしい香りが漂う状態なんです。それをウェイターさんが慣れた手つきで、目の前で切り分けてくれます。食べる前から、香りと目で味わうことになるんですよね。また、北京ダックのオーダーの特徴として、「一食」というのは、切り分けた肉と皮の部分をそのままいただくことで、「二食」というのは、さらにほかの残りの部分の肉を細かく切って炒め物等の別の一品料理としていただくということなんですね。同じダックなので、一食でいいという方も、もったいないから二食でという方も、それぞれのようですね。
光り輝くつややかさ!
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食べる時は、このセットで!
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周りは20枚、真ん中の皮は12枚と決まっています
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きゅうり、ねぎ、そしてソース
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特性のコンピューター制御装置を備えたコンロを、内装した厨房に完備しました。伝統的なコンロで焼き上げるより、清潔な状態を保つことができるし、健康を考えた良質の油を使用しているので、脂身や肉汁まで気にせずいただくことができるんですよ。実際に焼き上がりには45分間かかりますが、あらかじめ焼き始めてはいますが最後の仕上げはオーダー後になりますので、多少時間がかかるのは仕方がありません。もし、待つのがいやなら、予約しておくのが無難かも。でも、ほかの料理を楽しんでいるうちにすぐ時間は過ぎちゃいますから。そんなに待つことが気になるほどではありませんけどね!
注文を受けてから作ります
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コンピューターでコントロール
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お好みでいいのですが、初心者向けに基本的な北京ダックの食べ方をお教えいたしましょう。左から右へ下の写真の順番で試してみてください。その後は、皮が好きか身が好きか、甘いのが好きか・・・・それぞれで調整しながら楽しんでくださいませ!!
お酒の香りがほんのり!
鶏肉の紹興酒漬け HK$78
上海料理の定番メニュー。特にお酒の好きな方には超お勧めです。一見スープに見えるのですが、スープではなく紹興酒につけた鶏肉なんです。冷たい前菜と言えますね。お酒の好きな方はこのつけ汁を飲み干されることもあるそうですよ。中身の鶏肉は全て食べやすいように骨がとってあります。実は、中華料理ではどんな料理でも、千切りや細切り等でない限り骨付きの肉がほとんど。日本人にはなかなか食べにくいものです。しかも、女性にとってはいちいち骨を口から出して食べるのもちょっと・・・・そんなことを考慮した調理法を取り入れているんですよ。
彩り華やか!
エビの唐辛子炒め HK$155
大きくてプリプリのエビに衣をからめて軽く揚げ、さらに唐辛子で炒めた北京料理です。エビに負けないように大きめに切った色鮮やかな野菜がさらに食欲をそそります。大きな唐辛子が見えて辛そうですが、辛さはおいしさを引き立てる程度で、それほど気になりません。大きなプリップリのエビの身の食感とジューシーさが口に広がってたまりません!
尾頭付きでおめでたい気分!
魚の甘酢あんかけ HK$178
まさに「尾頭月」のド迫力の魚と、松の実や野菜のコンビネーションで、思わずわーっと声が出てしまいそうなメニューです。上海料理では見た目が豪快で、甘酸っぱい味がお子様にもお勧めのメニューと言えますね。魚の肉はほっこり肉厚で、揚げた状態ですのでとりやすく食べやすいです。グループやファミリーでのお食事にぴったりです。
器も自社製
重慶坦々麺 HK$46
日本人にもお馴染みのタンタン麺。麺は幼滑麺という細い麺を使っています。見た目とは裏腹に、それほど辛くはありません。こってりしたピーナッツ・ソースが麺に良く合います。こちらでは麵まで自家製なんですよ。もっちりとした腰のある歯ごたえが自慢なんです。しかも 麺は5種類の中から選べます。メニューにしっかり書いてありますから、麵を選ぶ時には参考にしてくださいね。
覇王小籠包HK$(4個入り)
様々な賞を受賞している看板メニューの小籠包。4個入りで個数もちょうどよく、肉汁のいっぱい詰まったアツアツを針生姜入りの黒酢をつけていただくとマイルドな味が引き締まって絶品です!皮ももちろん自家製ですよ!
いかがでしたか?2013年は、オープン10周年記念の年で、様々なイベントや新しいメニューを企画中だそうです。いろんな中華料理が食べたい欲張りな方は、ぜひ立ち寄ってみてください!以上香港ナビがお伝えいたしました。