ホテル36

Hotel 36三十六酒店

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【小桃の体験レポート】ホテル36に泊まってきました!

香港の下町、太子(プリンスエドワード)に建つ格安ホテル。格安ホテル初体験の小桃がその実態をレポート!

こんにちは! 香港ナビレポーターの小桃です。中心地の雑踏から少し離れ、生活感がにじむ下町・太子(プリンスエドワード))に建つホテル、ホテル36に4泊してきました。深夜チェックインの早朝チェックアウト。さて、ホテルスタッフの対応は? 取材対応という装飾のない客室の様子は? 低価格ホテルの実体をお知らせしちゃいます!

24時過ぎてのチェックイン

予定時刻を大幅に過ぎての香港着。そのままバス(A21 紅?車站行き)にて市街地へ向かいました。旺角(モンコック)のバス停で下車し、彌敦道(ネイザンロード)の終点まで3分ほど北上し、左折するとすぐに「36」の数字が浮かび上がる看板が見えてきました。周辺は思いのほか明るく、ちらほらと人通りもあるので、一人歩きでも怖いという感覚はありませんでしたが、深夜だけにゴゴゴーッ!というスーツケースを転がす音が響き渡ってしまうのは、ちょっと気恥ずかしかったです…。

エントランスすぐ脇に多面モニターで管理された警備デスクがあるのですが、そのモニターを監視すべきセキュリティスタッフは座ったまま思いきりの前傾姿勢で睡眠中。声をかければ起きてくれそうでしたが、特に用もないのでそのまま3階のロビーへとエレベーターで向かいました。24時を過ぎてのチェックインでしたが、あらかじめその旨を伝えてあったため、香港ナビのホテル予約確認フォームとパスポートを提示するだけですんなりとチェックインできました。ロビーの照明は落ちていましたがフロントカウンター内は明るく、24時を過ぎた時間帯でスタッフ3名の姿が確認できました。

部屋は15階のダブルルーム

カードキーを差込み部屋のドアを開けると、もう目の前にはベッドがド?ン! 60Lの中型スーツケースを持っていったのですが、スーツケースを押し込みながらドアを閉めるのにひと苦労。わかってはいたものの、かなりコンパクトな部屋の造りです。どれだけ身体を端に寄せても、部屋全体の写真を撮ることはできませんでした。
ハンガーコーナーと足下の物入れに持参の荷物をすべて片づけ、空っぽになったスーツケースは洗面台兼電話台の下の空洞に押し込みました。この空洞があるとないとではかなり部屋の使い勝手がちがってくるような気がします。

2006年の12月にオープンしたばかりということもあって、室内はきれい。掃除も行き届いていて、「『清潔である』と言い切ってしまっていいかな」くらいの好印象です。テレビの配線などがむき出しになっている点はご愛敬として見なかったことにし、狭いながらもそれなりに気配りされていることに満足したのでした。

室内の細かい点を見ていきましょう!

ハンガー3つがセットされた厚み15センチ程度のクローゼット。ジャケット、パーカーなどを収納していました。足下にある、縦横奥行き共に40センチ程度の物入れには、Tシャツ類や化粧品などを片づけ、購入したおみやげなども保管していました。
シャワールームはトイレとの一体型。トイレの奥にシャワーがあります。シャワーカーテンで仕切られているだけではなく、足下に5センチほどの仕切が設けられているため、普通の使い方をしていればシャワーのお湯がトイレへ流れ出ることはありません。なによりもありがたかったのは、低価格ホテルやゲストハウスにありがちな「お湯が出ない」というトラブルがなかったこと。ハンドシャワーからの熱いほどのお湯が時間を問わずたっぷり使えました。
バスアメニティは、取材時から予算が削減されたのかポーチ入りではありませんでした。ボディーソープ兼シャンプーが壁に設置されていて、別途、洗面台横にせっけん、くし、歯ブラシが用意されていました。
また、ヘアドライヤーはありませんでしたが、置かれているバスタオルがとても吸収力がよく、背中に届くロングヘアーの私の髪もタオルでくるんでしばらくすると8割がた水分がなくなり、あとは空調で乾燥した室内でほどよく乾くといった具合でした。でも、季節的に風邪の心配のあるころにはドライヤーを持参した方がいいと思います。
さて、ホテル36が最も力を入れているというベッドリネンです。これも、きっぱりと「清潔!」と言い切って問題はないでしょう。ダブルルームということで枕は4つ置かれ、ベッドマットも分厚く日本人好みのやや固めのもの。掛け布団はダウンブランケットということで非常に軽く、布団に入って足先でポンポンと掛け布団を軽く蹴り上げられました。もちろん、身体の向きも自由自在に動かせます。どっしりと身体にのしかかるような布団と不安定なスプリングのマットでは血行が悪くなって寝ることで帰って疲れてしまいそうですが、こちらはその点では全く問題なしです。とても眠りやすくいいベッドでした。問題のベッドサイズですが、ダブルベッドのシングルユースなのでゆったりと眠れましたが、これを2人で使うとなると小柄な人同士でも狭いでしょう。お互いに眠れなくてケンカ勃発なんてことになりそうな気も…。また、縦の長さですが、身長168センチの私でギリギリかなぁという感じでした。170センチを超える方は、テレビの設置された壁に足が触れてしまうと思います。

その他のアメニティとサービス

部屋のドアは、オートロック、通常のロック、チェーンロックのトリプルロックです。カードキーをホルダーに差し込まないと通電しないようになっていて、そのホルダーの下に部屋、シャワールームのスイッチがあります。別途、電話の置かれた台の横に、窓枠が照らされる間接照明のスイッチがありました。エアコンのオンオフは部屋単位ではできないようになっていたため、就寝時のエアコンが苦手な私は、カードキーをホルダーから抜いて、全ての電源を落としてから寝ていました。
部屋の窓からは長沙湾道(チョンサーワンロード)から彌敦道と大きな道も見えますが、車の音などを「うるさい」と感じることはありませんでした。窓には遮光カーテンが取り付けられているので、外光も気にならず、睡眠を邪魔するものは私の場合はなにもなかったです。しかし、どうにも気になったのは、窓に貼られた大きなばってん。台風の時期や、突風の予報が出ているときならばガラス飛散の事故防止のためとわからないでもないものですが、特にそんな警報はなかったそうですし…。大きさもバラバラでテープの状態からして比較的新しく施されたと思われるばってん。窓から見える限りの他の部屋にもばってん。一体何だったのでしょう??

周辺の交通

彌敦道がすぐ近くのため、あらゆる方向へのバスが利用できます。銅鑼湾(コーズウェイベイ)で深夜まで時間を過ごしたときも、「N122」のナイトバスで20分ほどでホテル近くまで戻ってくることができました。またMTR「太子(Prince Edward)」駅も徒歩で1?2分。駅構内にセブンにイレブンがあります。駅の出口表示にはホテルの案内もあり、地上に出ると右手前方すぐにホテルが見えました。

チェックアウトは早朝6時前

午前5時45分にチェックアウト。スタッフは2名カウンターにいました。サッとPCで利用状況を確認して、「OK」のひとことでチェックアウト完了です。営業スマイルなどは皆無でしたが、事務処理が手早ければそれでヨシ!
スタッフに確認を取るのを失念してしまったのですが、日本語が堪能というスタッフの方は、私の滞在中は見受けられませんでした。
早朝便での帰国のため、香港ナビで事前にエアポートシャトルバスを予約しておきました。ひとり1600円と安くはない値段ですが、頭の働きの鈍い早朝に、乗り換えのことなどをあれこれ考えることなく空港へ連れて行ってくれるのは助かりました。ネイザンロード沿いのホテル数件に立ち寄って、乗客をピックアップしながら空港へ向かうので少し余裕のある時間の予約をおすすめします。私は6時にピックアップしてもらい、空港に到着したのは6時45分でした。

ちなみに、チェックイン、チェックアウトともに、ポーターサービスのようなものはありません。全て自力での荷物移動になります。キーキーと重たいスーツケースを転がしてエレベーターから1階エントランスに降りようとすると、いつも通りイスに座っての前傾姿勢で眠りこけていたセキュリティスタッフが飛び起きてドアを支えてくれました。最後の最後になって彼の顔を見ることができようとは?。
ずっと外出しているため、「シャワーが使えてゆっくり眠れればいい」という理由で選んだホテルでしたが、その2点は満たされて充分でした。MTR、バス停も近く、交通の便もよく、周辺に飲食店も点在していました。夜、女人街や旺角の街を散策した後も徒歩15分程度でホテルまで戻ることができ、24時間営業のコンビニもすぐ近くと便利至極。難点をあげれば、セキュリティボックスサービスがないため、パスポート、航空券などを常に身につけておかなくてはならないことでしょうか。
「ホテルライフを楽しむ」という言葉からは遠い施設ですが、香港訪問のどこに重きを置くかによって、利用価値の高いホテルとなるといえると思います。部屋の掃除、ベッドメイク、タオルの交換はきちんと毎日行われ、スリッパの一部が切れてしまったときは、新たな物が置かれてもいました。過剰なアメニティより清潔な部屋とリネン類。サービスポイントがしっかりわかる分、納得して選べるホテルだと思います。以上、香港ナビの小桃が太子の街角からばってん窓のナゾに頭を抱えながらお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2008-04-16

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