道風山基督教叢林

Tao Fong Shan Christian Centre

閉店・移転、情報の修正などの報告

沙田の山上にある中国式建築の美しい教会

MTR沙田の駅から山道を歩くこと約30分。静かな山の上に位置するのが「道風山基督教叢林」です。この場所は、ノルウェー人の宣教師Karl Ludvig Reichelt氏の手によって設立されました。

Reichelt牧師はノルウェーの神学校で勉強をした後中国へ渡ります。中国で布教活動を行う中で多くの仏教徒や道教徒と親交を持ち、その経験を通じて中国式の仏教建築と類似したクリスチャンセンターを建てたい、という思いを持ち始めたそうです。その後彼らは上海、そしてついに香港へ移動します。

香港での最初の土地はタイポーが拠点だったようですが、後に沙田の山奥に美しい場所を見つけます。また沙田は中国への列車が通っていた為に中国への行き来もできると考え、1930年にその美しい山の土地を購入し、道風山と名づけました。

その後デンマーク人の建築家に依頼をし、その場所に中国式の建築様式を取り入れた教会を建築しました。それはこの地に住む仏教徒や道教徒が訪れても、心穏やかに過ごすことができるようにという気持ちからでした。

その後道風山は後継者へ引き継がれていきます。その過程で陶磁器を利用したアート、中国式の磁器工房が造られていき、それによって生計を立てた時期もあったとのことです。「道風山基督教叢林」を訪れれば、今でもその名残を見ることができます。
The Christ Temple(聖殿)の様子。美しいブルーと紅色の八角形の中国式建築です。赤い柱は遠くから見ると十字架の形になっています。またブルーの瓦屋根や建物に吊るされた鐘には、十字架が掲げられています。 The Christ Temple(聖殿)の様子。美しいブルーと紅色の八角形の中国式建築です。赤い柱は遠くから見ると十字架の形になっています。またブルーの瓦屋根や建物に吊るされた鐘には、十字架が掲げられています。

The Christ Temple(聖殿)の様子。美しいブルーと紅色の八角形の中国式建築です。赤い柱は遠くから見ると十字架の形になっています。またブルーの瓦屋根や建物に吊るされた鐘には、十字架が掲げられています。

信者の方はこの場で礼拝ができるようです。尚こちらは1934年に造られた建物だという事です。 信者の方はこの場で礼拝ができるようです。尚こちらは1934年に造られた建物だという事です。 信者の方はこの場で礼拝ができるようです。尚こちらは1934年に造られた建物だという事です。

信者の方はこの場で礼拝ができるようです。尚こちらは1934年に造られた建物だという事です。

広大な敷地内には見どころがたくさん


敷地内に多く点在する見どころの幾つかを、簡単にご紹介します。
The Realm of Tao Fong(道風境界)。敷地への入り口には「道風境界」と記されています。まるでトンネルや洞穴のようなこの道の先は、新しい旅の世界への入り口です。 The Realm of Tao Fong(道風境界)。敷地への入り口には「道風境界」と記されています。まるでトンネルや洞穴のようなこの道の先は、新しい旅の世界への入り口です。

The Realm of Tao Fong(道風境界)。敷地への入り口には「道風境界」と記されています。まるでトンネルや洞穴のようなこの道の先は、新しい旅の世界への入り口です。

入り口を入って少し先に設置されている大きな道風山の地図。よく見ると、それが陶器のタイルで、そこに描かれたアートだと分かります。これこそ、この地が美しい陶磁器の絵付けがされてきた場所であった事を物語っています。 入り口を入って少し先に設置されている大きな道風山の地図。よく見ると、それが陶器のタイルで、そこに描かれたアートだと分かります。これこそ、この地が美しい陶磁器の絵付けがされてきた場所であった事を物語っています。

入り口を入って少し先に設置されている大きな道風山の地図。よく見ると、それが陶器のタイルで、そこに描かれたアートだと分かります。これこそ、この地が美しい陶磁器の絵付けがされてきた場所であった事を物語っています。

Lotus Pond(蓮花池)。1930年に造られたというこの池の壁には、手書きの蓮の花のタイルが掲げられています。これは当時81歳の描き手によって描かれたものだという事です。 Lotus Pond(蓮花池)。1930年に造られたというこの池の壁には、手書きの蓮の花のタイルが掲げられています。これは当時81歳の描き手によって描かれたものだという事です。

Lotus Pond(蓮花池)。1930年に造られたというこの池の壁には、手書きの蓮の花のタイルが掲げられています。これは当時81歳の描き手によって描かれたものだという事です。

The Labyrinth(明陣)。センターの入り口に位置し、人々が町やハイキングからこの場所へ来た後の、クールダウン、精神を落ち着ける場となっています。 The Labyrinth(明陣)。センターの入り口に位置し、人々が町やハイキングからこの場所へ来た後の、クールダウン、精神を落ち着ける場となっています。

The Labyrinth(明陣)。センターの入り口に位置し、人々が町やハイキングからこの場所へ来た後の、クールダウン、精神を落ち着ける場となっています。

Narrow Gate(生命門)、左。そしてその狭い門を潜りぬけると幾つかの見どころがあり、その1つが「活在主内」と刻まれた大きな岩。(右) Narrow Gate(生命門)、左。そしてその狭い門を潜りぬけると幾つかの見どころがあり、その1つが「活在主内」と刻まれた大きな岩。(右)

Narrow Gate(生命門)、左。そしてその狭い門を潜りぬけると幾つかの見どころがあり、その1つが「活在主内」と刻まれた大きな岩。(右)

こちらは山の下からも見ることができるBig Cross(大十字架)です。その大きさはなんと12メートルだそう。人がいると、どれだけ大きなものかお分かり頂けると思います。

白い大きな十字架には「成了」という文字が。
十字架と共に見下ろす沙田の町は、天気がよければすばらしい眺望となると思います。


いかがでしょうか。
沙田にこんな神秘的な場所がある事、そして中国様式と西洋の宗教が織り交ざったこんな美しい建物があるとは知らずに過ごしてきたナビ。今回は色々と勉強になりました。

敷地内には陶器やキリスト教の本などを購入できるショップ等もありますが、コロナの間はウェブサイトなどでオープン状況を確認の上、お出かけください。

足腰が健康な方であれば、急な坂道とはなりますが駅から30分ほどで到着をします。また歩く自信がない方はタクシーに乗ってもよいでしょう。

新しい、まだ知らない香港を発見しにでかけてみましょう!

記事登録日:2021-05-10

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スポット登録日:2021-05-10

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