香港のファッションリーダーたち御用達!の眼鏡屋さん
こんにちは、香港ナビです。物心ついたときから遊びも勉強もコンピューターで、おまけにその合間にテレビやDVDを見て過ごす今時の人たち。小学校に入る前から、分厚いビン底眼鏡のお子さんも少なくありませんね。私も中学時代から眼鏡を使用しているのですが、その頃は眼鏡って不便だし、かっこ悪くって、早くコンタクトレンズが使えるようになりたいと思ったものでした。ところが今や、眼鏡は視力の悪い人だけのものから離れ、自分の雰囲気や、スタイルを変えるファッションの一部。その日の気分に合わせて、いくつもの眼鏡を使い分けているというおしゃれな人も多いはず。さて、そんなブームが来る以前から、香港の芸能界からファッション界、アート界など、とにかく業界ではおしゃれな眼鏡はここに行け!と口コミで広がっているお店があります。ちょっと覗いてみましょう。
1.ロケーション
商品はおしゃれでも、お店はいたって香港チック!?場所も、九龍のメイン繁華街、旺角(モンコック)の中心。“西洋菜南街(Sai Yeung Chou South)”と“豉油街(Soy St)”の交差するところに位置しています。お隣には、“Chicの堡”という若者向けのショッピングモール有り。とにかく、まわりはいつもにぎやか。つられて通り過ぎないようにご注意!
2.オーナー紹介
28年前にこのお店をオープンしたという、サイモンさんとテレサさんのお二人は、ご姉弟。サイモンさんは、昔からファッションやアートに関心を持っていたそうですが、特にヨーロッパのおしゃれな眼鏡に魅せられて、スカンジナビアでオプトメトリストの資格を取得。その後、香港に戻ってこのお店を始められたとか。今は、フランスのニースにも家を持っているというサイモンさんは、一年中ヨーロッパや日本で行なわれる眼鏡の展覧会を巡って駆け回っているお忙しい方。その留守をしっかり守るのが、気さくな姉御といった感じのテレサさんです。お店の商品は、60%はヨーロッパ製、30%は日本製で、全てサイモンさん自身で買い付けたものばかり。また10%はサイモンさんご自身がデザインした自社ブランド製品となっています。その商品のセンスのよさは、芸能界やファッション界でも有名で、業界人はもちろん、雑誌やテレビのコマーシャル用にここの商品は引っ張りだこなのです。
3.店内は
実は、外見からもお判りだったと思いますが、とてもこじんまりとしてお店なのです。それだけに店内の壁の棚いっぱいに所狭しと並んでいる眼鏡は圧巻。とにかく、ユニークでかわいくてカラフルで……でも、これはほんの一部なのだとか。新しいファッションにうるさいこだわりのお得意様のために、取って置きの商品は、奥にしまってあるのだそうですよ。だから、こんなにたくさんの中でも、お気に入りがみつからないわ…というお方も、ぜひ“こんなのないかしら?”と聞いてみてください。どっかから、でてきますよー!?
あのF4のサイン発見!香港に来たときに来店する常連さんなんだそうですよ!
4.眼鏡の作成は
フレームのファッションが重視なのはもちろんですが、検眼、レンズ選びもしっかりしていただけます。一般的には、午前中にオーダーすれば、その日の夜には、受け取り可能。複雑なフレームでも、翌日に受け取りOK。だから、旅行中でも気軽にオーダーできちゃいますね。ちなみに、レンズは、検眼も含めてフレーム代プラス300ドル程度です。
5.売れ筋の商品は・・・
サイモンさんいわく、今年の流行商品は、フレームもレンズも大きく立体的で誇張されたデザインの80年代風、トンボ眼鏡。ちょっとヒッピー風な、サイケな感じがまだまだ市場をにぎわす傾向にあるそうです。
このお店では、あらゆる年代のお客さんにあった、しかもファッショナブルで、特別な眼鏡を取り揃えているのがご自慢なだけあって、世代別の流行をしっかり捕らえた商品がずらりと並んでいます。では、とくとごらんあれ!
フランス“Derome Brenner” の今年一押しシリーズは、眼鏡とブレスレット、指輪、ポシェットなどアクセサリーを組み合わせたライン。フレームは、2000ドルから2500ドル。アクセサリーは、800ドルくらいから。
若者に人気のデザインは、こんな遊び感覚いっぱいのフレーム。軽くて、くにゃっとしたシリーズが受けている。フレームは1500ドルくらいから。
形も、色も、かわいい!!女の子チックですが、ボーイズにも人気なのだとか。
サイモンさんデザインの“頂好眼鏡”ブランドフレーム。シックで懐古的な中に、モダンなセンスがあふれたシンプルなデザイン。中国メイドなので…..お値段は400ドルから700ドルくらい。そんなにお安いとは思えません。
ドイツ”Herrlicht”のフレームは、なんと木製。上品で高級な感じが漂います。お値段は、9000ドル…….やっぱり。
スイス”Swisshon+eyewear”のフレームは、オフィスで上司に気に入られたい?OLにぴったりのエレガントさが。お値段、6000ドル。
フランス”Glance of Lens”のフレームは、若い女の子に人気。知的な中にも遊び心のある、ワンポイントのアクセントが魅力。2000ドルくらい。
“BCPC”は、日本のブランド。女の子に人気のフレームはパステル色&女の子らしいラインが特徴。お値段も、1000ドルから2000ドルとお手ごろ。
フランス”anne et valentine”は、二人のデザイナーの共同ブランドで、ポップな形が受けています。2000ドルから。
フランス”Zenka”のフレームは、2重になっていて取り外しができるので、一粒で2度おいしい!?お得なデザイン。2000ドルくらい。
フランス”Eye’DC”は、流行に敏感な大型爬虫類系?のデザインで。
そのほかにも、ヨーロッパの有名ブランドがごらんのようにずらりと並んでいます。他店でも扱われているブランドですが、こちらのお店のデザインが一番斬新で新しいのでは??
うれしいことにこちらでは、シーズン遅れや売れ残ってしまった商品をディスカウントして販売しています。有名ブランドものでも、売れ残ってしまった以前のモデルなら、半額以下の値段もあり??掘り出し物をみつけたいですね。
取材の間も、ニースのアーティストの友人や、おしゃれな美容師さんなどお得意様が、新しい、特別なものを求めてひっきりなしに訪れていました。そのニーズに合わせておススメをすぐさま用意するサイモンさん。あれも、これも掛けて見たい気持ちが、私も沸いてきました。もともと、眼鏡は余り似合わないので好きではなかったのですが、今回こちらのお店を取材してみて、眼鏡に対する認識がちょっと変わってきました。ユニークで奇抜なデザインだったら、ちょっと気分が違うかな?以上、香港ナビが、お伝えいたしました。