一般にチャイナドレスと呼ばれていますが、正式には「旗袍」。でも香港では一般には「長衫」と言うそうです。
イメージ的には体にフィットするスタイルを思い浮かべますが、初期はこの写真のようにゆったりした服で、ごく普通に着られていました。
この展示会では、今から約100年前から現在までの変遷を間近に見ることができるんです。
中でも興味深いのは、著名人や有名人が実際に着ていたドレスが飾られていること。ちなみに真ん中は、アクション女優としても知られているミッシェル・ヨーが着ていたもの。
この鮮やかなブルーのチャイナドレスは、1977年のミス香港が着用しました。一緒にミス香港に送られるティアラも展示されています。
そしてこれはご存知、テレサ・テンが実際に着ていました。見覚えのある人もいるかも??それにしても見事な鳳凰ですね。
ほかにも目が覚めるような色合いのドレスも。
細部にいたるまでこの手の込みよう。美しいとしか言いようがありません。
普段は見ることができない、昔の注文シートや…
わざわざ海外から職人さんに宛てたオーダーの手紙なんかもあるんです。
これは襟元の飾り。こんなにたくさん種類があるのには驚き!
実際に使用された裁縫道具も展示されていますよ。
この展示は3月3日まで、香港歴史博物館のロビーで開催されています。料金は無料!一見の価値あり。
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記事登録日:2014-02-17