トラムやバスで北角に行ったことのある人なら、この建物に見覚えのある人もいるのでは?
珍しい建築技法で建てられた歴史建築物です。かつては映画館でした。
すっかり風化してしまったレリーフですが、三国志がテーマ。
董卓が貂蟬を踊りで惑わせているシーンを描いているのだと、ナビ友が教えてくれました。
中に入ってみましょう。上層階は居住エリアで人が住んでいるものの、内部はすっかりさびれています。
どこもかしこも廃墟感が否めません。でもその中でひときわ目立つのが…
美しい文字を追及している文字師である歐陽昌さんのお店兼アトリエ。
香港だけでなく世界でもその名が知られているそう。文字に対する思いを熱く語ってくれました。
文字も絵もすべて歐さんの手描き。すばらしい!のひと言に尽きます。
建物をぐるりと一周すると、随所に映画館だった名残も。
歴史的な価値のある建物ですが、再開発の危機にさらされています。
今のうちに、その目に収めておいたほうがいいかもしれません。
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記事登録日:2018-07-13