海都海鮮酒家

Victoria City Seafood Resturant

閉店・移転、情報の修正などの報告

ガラス窓全面にハーバー・ビューが見渡せるシーフード・レストラン。ちょっとした宴会や接待にもぴったり。

こんにちは、香港ナビです。今回は香港島の中心部で今一番海に近い場所に建っている中信大厦の5階に入っている海都海鮮酒家をご紹介します。中信センターは白を基調にした外観とロビーがいかにもスマートなオフィス・ビルなのですがエレベーターで5階に上がると、いきなり玄関に巨大蟹の置物が。海都海鮮酒家は香港にありがちなコテコテのシーフード・レストランなのでした。
「みんなで協力し合い、コミュニケーションをよくしよう。サービスと料理は溶け合って一体となるのである。」と、ドカーンと社訓がカラフルに飾られていました。
わかりやすく絢爛豪華で賑やかなインテリア
中華レストランには珍しく充実しているワインセラー。燦然と光り輝くシャンデリア。バルコニー風に囲われたコーナー。いろいろなお酒が入ったガラスケースに情け容赦なく張られたポスター。蟹の赤にナプキンの紫、ナプキン・リングはゴールド。明るい緑のジュータンとのコントラストが賑やか。
コンベンションセンターがこんなに真近に見えるということは花火が見られるということなのです。個室が充実。もちろん個室からもばっちりビクトリア・ハーバーが見えます。パーテションをとると大宴会場にもなります。忘年会や新年会もこういうにぎやかなところでやると盛り上がるのではないでしょうか。
一押しは蟹!
今回の主役は蟹。ぴらぴらと賑やかな蟹のチラシと蟹入りショウロンポーのチラシ。蟹柄のお皿。蟹柄のお箸とつまよう枝。 わかった、わかった、わかりました。テーマは蟹ですよね。
オーナー紹介。
アワビの教父(ゴッド・ファーザー)、鍾錦氏。パウチッコして壁に飾ってあった香港のローカル雑誌「非凡人誌」の取材記事によると、鍾氏は1941年中国中山に生まれ、1965年に香港に密入国。(えっ、これってばらしていいの?)パンツ一丁で泳いで香港に来たというツワモノ。最初はトイレ掃除から始めて、その5年後コックとなり、あとはめきめきと頭角を表わしていまや押しも押されぬレストラン集団のタイクーン。たたき上げの実力者なのです。
ナビ一押しランチ・セットメニュー超値特價套餐668ドル(4名様用)をご紹介します。
海鮮料理は値段が「時価」だったりして、わけのわからないまま注文すると、後で会計の時目が飛び出て心臓が止まりそうになることがあるので、要注意ですが、初心者でもこのセット・メニューさえあれば怖くない!ちなみに套餐(トウチャン)=セット・メニューという意味なので憶えておくと便利。少ない人数だと中華料理はたくさんたのめないと思いがちですが、二人世界(二人用)や3~4人用などの套餐をうまく利用すれば、バランスよくいろいろな種類が食べられます。ちょっと高級で敷居の高いレストランや、夜はかなり予算がかかりそうなフランス料理店などでも比較的手ごろな値段で ランチ・セットのメニューを作っているところも多いのでチェックしてみる価値はあります。

1點心三式 (点心3種類)

今回の点心3種は・・・まず
上素粉粿 (Steamed Vegetarian Dumpling) 野菜蒸し餃子
黄橋焼餅(Baked Minced Meat Pies)肉団子入り焼餅
紅油炒手(Poached Meat Dumpling with Piquant Oil.) 茹で餃子のピリ辛油かけ
これにかけるピリ辛ソースは餃子のセイロと一緒に写真に納まっています。失礼いたしました。

2明火例湯(日替わりスープ)

魚の濃厚な味のスープ。お皿に乗っているのはスープの中身。味に甘みのでるリンゴや干しイチジクや白きくらげなどたくさんの材料がブレンドされています。魚の身はお醤油をつけて食べることもできます。

3脆皮焼肉(皮がぱりっとした豚肉のロースト)

このローストを作っているところを厨房で拝見したので、ここでちょっとご紹介しましょう。照れながら熱々のローストを切る沈シェフ。外はパリパリ、中はジューシー。

4清炒時蔬 季節の野菜

これは芥蘭(ガイラン)という中国野菜。一年中手に入るのでどこのレストランでも一番よく使われています。つやつやとした緑が彩りを添えています。

5雞油花彫蒸蟹 (蟹の紹興酒蒸し)

この海都海鮮酒家の名物料理。これは単品だと時価になっていたのでセットで頼むと絶対お得で安心です。今回はまず写真撮影をするのでこのままの形で出てきて、テーブルで殻を割ってもらいましたが、と割って出してくれるそうです。かなり紹興酒が効いていました。

6蟹汁灼生麺 (ゆで麺の蟹ソースあえ)

平たい麺と歯ごたえを出すためのモヤシと彩りの黄韮。蟹のソースを温めなおしてもらってから、麺と野菜をソースにからめて食べます。

7敬送:精美甜品(デザート)

デザートは日替わり。今回は果物の実がはいった甘いスープでした。敬送とは、恭しくおまけとしてプレゼントいたしますという意味。香港の大型レストランではちょっとしたおしるこ風のデザートやカット・フルーツなどが注文しなくてもおまけとして出てくることがよくあります。他のレストランでもお勘定する際に勇気を出して、「デザート何かおまけしてくれるの?」と聞いてみることをおすすめします。

いかがでしょうか?ぜひ、トライしてみてください。

その名の通り海鮮が売りのレストランですが、名物料理はシーフード以外にも盛りだくさん。
サイド・ディッシュ

椒鹽狗肚魚(白身魚のフライ)58ドル
さっばりした塩味。びっくりするほど軽くて柔らか。

蟹皇小籠包(蟹の卵入りショーロンポー) ひとつ22ドル
チラシでプロモーション中の蟹の卵入りショーロンポー。
脆皮牛腩片(皮がぱりっとした牛バラ肉のスライス) 58ドル
普通のばら肉スライスと絶対的に違うのは、くたっとした外見からは想像できないパリっとした歯ごたえ。付け合せの白ねぎがまた色といい味といいぴったりとはまってます。

銀絲巻片皮雞(骨抜きフライド・チキンの中国パンのせ)350ドル
上海料理によく出てくる銀絲と呼ばれる白い中華パンをキツネ色になるまでカリッとあげてスライスした上に、北京ダックのチキン・バージョンとでもいいましょうか、パリパリの皮と薄くスライスした身を乗せたオリジナル・メニュー。 これはぜひ、メイキングをご覧ください。

揚げ油の中から引き上げたばかりのパン。

揚げ油の中から引き上げたばかりのパン。

それをサクサクっときる沈シェフ。

それをサクサクっときる沈シェフ。

パンのスライスをまずお皿にならべて、

パンのスライスをまずお皿にならべて、

最後にこの鶏肉をトッピング。

最後にこの鶏肉をトッピング。

最後にシェフを紹介しましょう。
ニックネームは大馬路(大通り?)沈シェフ。この道20年のベテラン。

ニックネームは大馬路(大通り?)沈シェフ。この道20年のベテラン。

ニックネームは四哥(メガネ兄さん)楊シェフ。

ニックネームは四哥(メガネ兄さん)楊シェフ。

野菜炒めの実演をしてくれました。

野菜炒めの実演をしてくれました。

記事更新日:2009-01-15

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主なメニュー

単位:HK$

イチオシ

紅油抄手

餃子の四川風ソース掛け

Poached Meat Dumpling w/Piguant Oil

$28

イチオシ

明火例湯

シエフの日替わりスープ

Daily Soup

4人前
$100

イチオシ

脆皮燒肉

皮が

Crispy Pork Belly

$58

イチオシ

蝦醤生菜保

蝦ミソとレタス炒め

Chinese Vegetable w/shrimp paste

$88

イチオシ

雞油花雕蒸蟹

蟹の紹興酒蒸し

Steamed Crab w/Shiao Shing Wine

4人前
$360

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2005-12-28

スポット更新日:2009-01-15

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