阿徳厨坊

アー・タックAh Tak Kitchen

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観光スポットからちょっと外れた庶民的な街で愛される大衆レストラン

こんにちは、香港ナビです。観光スポットとして必ず旅行客が訪れる繁華街には、観光客の皆さんをメインにした大規模なレストランやおしゃれなお店が軒を連ねていますが、少し離れた住宅街に眼を向けると地元住民の生活に根付いた庶民的な雰囲気のお店が多くなります。観光客目当てではなく、毎日の日常に欠かせない存在になるには、やはり庶民に愛される理由があるはず。
KCR紅磡(ホンハム)駅から東にある紅磡(ホンハム)地区に、そんな地元庶民に愛される大衆的なレストランをみつけました。では、さっそく行ってみましょう。

1.行き方

まずは、KCR紅磡(ホンハム)駅へ。ここ
から東に向かって進みます。
橋で繋がっていますから、そのまま進んでください。
この看板を見ながら最後まで。 途中で降りてしまわないように。
橋の右手に見えるこの道を、橋を降りたらまっすぐ進みます。
ここでちょっと中道にはいって
さらにまっすぐ進んでください。
最初の信号を渡ってから左へ曲がります。
そのまままっすぐ。
このお宮を越えたら、すぐです。
お店が見えました!!

2.お店の中は…

入ったら、すぐにお店の人が“幾多位呀?(ゲイドウワイア)”=何名様ですか?と声をかけて案内してくれますから、自分で席は探さなくてもいいですよ!
今年3月に内装工事をしたばかりの店内は、とても広々として、すっきりしています。
こちらは、店内奥の喫煙席。照明がきれいになっていますね。
お店の中央にこんな憩いの水まわりが…
風水の影響でしょうね。
コーナー席も、モダンですわり心地が満点。
壁の小さなスペースにもこんなデコレーションが…
壁にかけられた書は、オーナーの友人で中文の研究家の方が書いてくださった詩だそうです。よく見てください。文の一番上の四文字は、お店の名前“阿徳厨房”の文字が、そして一番下の四文字は、“一二三勝”という縁起のいい俗語が折り込まれています。すばらしいですね。
飲み物や軽食はこちらで担当。広い窓口が清潔感をかもし出しています。
テーブルには、メニューの書かれたペーパーマットを敷いてくれます。  

3.お店の皆さんは…

右端の優しいおじ様が、オーナー周徳江さん。そうです、お店の名前、“阿徳”は、オーナーのニックネームなのです。周さんは、別のお店でシェフとして、26年間の経験を積むベテランでしたが、2000年に、意を決してこのお店を自らオープンしました。ここは、もともと“酒家”(飲茶なども扱う中華の大きめなレストラン)のはずだったのですが、この場所にはもっと大衆的なお店が似合うはずということで、今のお店のスタイルを決定したそうです。家族で、友人同士で、どんな人が一緒でも必ず合ったメニューが選べるように、種類も豊富になっています。何を食べても、一定の水準に則したおいしさで、どんな時間に行っても、いつもお客さんでいっぱいです。また、お店の従業員の皆さんも、周さんのお隣に立つ、李さん(周さんの姪御さん)を中心に、6年間大きな変動もなく、一緒に仕事をしているそうで、まさしくこのアットフォームさが、広く愛される秘訣なのですね。

4.人気メニューは…

一般的な中華料理を中心に、わざわざシェフを台湾まで修業に出したという人気の台湾料理や、オーナー自らがお得意のタイ料理など盛りだくさんなメニュー。また、おやつタイムにも適した台湾式の飲み物が充実しています。食後にも楽しめますね。
“雞絲冷檬” 
HK$22

タイ料理の一品。夏の食欲不振も吹っ飛ぶ、野菜とピーナツもたっぶりな冷麺風。

“秘製貴刁” 
HK$35

平たい麺の炒め。唐辛子が効いています。

“魚香茄子” 
HK$36

茄子と魚のハーモニー。赤いからしのピリ辛が茄子の甘みも引き立ててくれます。

“馬来咖(口厘)牛肉飯” 
HK$35

程よい辛さと牛肉の甘みがおいしいマレーシア風ビーフ・カレー。大きなジャガイモが入ってます。

“海南雞飯” HK$40

シンガポールで有名なハイナン・チキン・ライス。肉厚の雞と、スープ、ご飯でボリューム満点!

左“台湾珍珠奶茶” 
HK$20

台湾の飲み物の代表選手。こちらのカップは、なみなみとしています。

右 “青蘋果緑茶”  
HK$18

ほろずっぱいりんごの味が、なぜか緑茶にマッチ。喉越しが涼しい一品。

実はこのお店、ナビの行きつけのお店なのでありまして……..毎日通っても飽きない味と、庶民的なお値段なのにお店がきれいでゆったりとして、各テーブルともすわり心地がよくて…….そしてなにより、お店の人たちがいつも明るく親切に迎えてくれるのがとても気に入っています。常連さんじゃなくても、一見さんでも、きっと優しく迎えてくれる、旅先でもホームタウンに帰ったようなそんな憩いを与えてくれるお店です。ちょっと、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?以上、香港ナビがお伝えいたしました。

※記事中の料金はレストランの都合により変更となる場合があります。また土曜日、日曜日、祭日は、10%サービス料がかかります。

記事更新日:2008-01-23

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-03

スポット更新日:2008-01-23

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