蓮香楼

>[ みかん様 Wrote ]-------------------------------------

　地元のお年寄りたちに加え、平日なら出勤前のサラリーマンも来店していて、朝から混んでいます。ただ、一人ならば比較的空席を見つけやすいと思います。ここではむしろ複数の人数で行くと、席が取りにくいのです。店に入ると熱気にひるんでしまいますが、大丈夫ですからずんずんと店内に入ってください。

　また、新聞を読みながら飲茶している人が多く、空席にもかかわらず隣席に新聞を置いている人もいます。広東語ができなければ英語かジェスチャーで「空いている？」と尋ねてみることもいいと思います。それでも満席なら席を立つ人を見つけたら、すばやくその席をゲットします。昼時の混雑時は背後霊のように、食べている人の後ろに立つ人もいるほどです。遠慮はいりません。

　もうひとつアドバイスすると、円卓の奥の席は避けた方が無難です。結構、ぎっしりと椅子を並べていて、奥の席だとワゴンが回ってきてもどんな料理が来ているのか（ワゴンのおばさんはメニューを連呼していますが、広東語です）、通路までかき分けて出ていかなければ確認できません。案外面倒です。

　通路側の席は落ち着かないのですが、ワゴンのおばさんに見せてといえば、せいろのふたをすぐあけてくれます。好みのものだったら、「これちょうだい」とジェスチャーでいえばＯＫです。

　その前に、席につくとすぐにお茶を何にするか尋ねられます。「ポーレイ」といえばプーアール茶が出てきます。無難な選択ではありますが、くせのある味ではあります。慣れない外国人とわかれば、急須でお茶を持ってきてくれると思います。そのお茶でおはしや茶碗を洗いますが、慣れないと案外難しいです。回りの人に教えてもらったり、面倒なら手持ちのウエットティッシュで拭けばいいと思います。

　お勧めメニューは私自身は蓮の実まんじゅうですが、あんの中に入っている塩漬け卵黄が苦手という日本人もいます。こればかりはお好みです。午後３時ごろ以降になると品揃えが悪くなります。やはり行くのなら午前中でしょう。