Lumiere,Sichuan bistro+ bar

亮明居

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ビクトリアハーバーを望む、創作四川料理レストラン。セントラルのifcショッピングセンター内で高級料理はいかがですか?

こんにちは、香港ナビです。香港旅行の醍醐味、食べ歩き。B級グルメでおなかいっぱいになるのもいいですが、せっかくの旅行ですから、たまには奮発してお洒落なレストランで、美しいハーバービューを見ながら、最高級の料理を味わってみませんか?

今回ご紹介する、亮明居(Lumiere)は、四川料理に南アメリカ料理を融合させたユニークなレストラン。場所は、既にナビでもご紹介済みのフォーシーズンズホテル、Union Bar & Grill、福茗堂茶莊、Dymocksなども入っている、中環(セントラル)のifcモールです。ビクトリアハーバーに面して立つこのショッピングセンター、その立地からセンター内にあるレストランのほとんどで、ビクトリアハーバービューを望むことができます。
レストランの右半分が国金軒(Cuisine Cuisine)という別のレストランで、亮明居(Lumiere)が左側です。この二つのレストランを合わせた総面積は1600㎡もあります。高い天井に、装飾にも非常に手が込まれていて、高級感がただよう店内です

店先に飾られている、緑色のガラス像。これは中国三国時代の賢者、諸葛亮の像です。レストランの中国語名、「亮明居」は諸葛亮の名に由来しているそうです。諸葛亮は政治家・軍事家として優れていただけでなく、食べることに対しても非常に造詣が深かったと言われています。その彼の優れた頭脳と、食へのこだわりを受け継いでいきたい、という意味がレストランの名前に込められているそうです。
金と赤を基調としたモダンチャイナテイストな店内。きれいな赤色の提灯が天井からやわらかい光をダイニングエリアに放っています。
夕方からオープンするバーエリア。夜になると金色のパーテーションで区切られ、プライベートな空間を作ります。こちらのバーから眺めるビクトリアハーバーは格別です。

四川と南アメリカとのクロスオーバー

ヘッドシェフの邵徳龍さんは、有名な四川料理レストラン雲陽閣の初代シェフだった方。四川省出身の邵さん、シェフ歴20年の彼は、重慶、フィリピン、サウジアラビア、インドなどを転々とし、四川料理を世界に紹介しながら、他の国の料理を積極的に勉強したそうです。そして、四川料理と各国の料理を融合させ、独自の創作料理を作り出してきました。香港で唯一の料理人育成機関、「中華厨芸学院」で教鞭を取っていたこともある邵さん。ユーモアセンスにあふれる邵さんとお話をしていると、彼が常に人とは異なった視点から物事を観察し、独特の感性を持っていらっしゃることがよくわかります。そんな邵さんだからこそ、誰も考えつかなかったユニークな創作料理を次々と作り出すことができるのですね。
すっかり夏本番となった香港。暑い夏にぴったりな、Lumiereのサマーセットディナーメニューが登場しました。

Lumiere Summer Set Dinner HKD520(6コース)
それでは、このセットディナーの中からとっておきの5つのメニューをご紹介します。

亮明居頭盤薈華 Lumiere Appetizer Sampler HKD$90
四川料理では、よく酔鶏を食べますが、こちらのシェフはこの酔鶏にフォアグラを組み合わせました。花雕酒の味が柔らかいフォアグラによくしみています。上に飾られたゼリーも花雕酒から作られたものです。からりと揚げられた湯葉が一番下に敷かれ、一口食べると、満足感で顔全体が思わず緩んでしまうような味です。
次はトマトの料理。伝統的な北方中国料理で使う味付けがされています。梅干しの酸っぱさとトマトの甘さが互いの味をうまく引き出し、独特なさわやかさを生み出しています。上にある黒いものは、梅干しの果肉です。暑い日に食べたくなる味ですね。
お肉、セロリ、ピーナッツ、カブなどをスパイシーソースで味付け、最後にキュウリで巻きます。伝統的な四川の味です。他のお店と一味違うのは、この料理で使われているのが、フランスから輸入したウサギ肉。こちらでは100種類以上のアペタイザーが用意されているので、自由に組み合わせることができます。

香濃海鮮豆葉湯 Soya Bean Seafood Soup HKD$80
見た感じは、普通のクリームスープのようですが、実はこのスープ、中国人の朝の定番、豆乳から作られています。食べるときには、ミルガイと蝦を細かく砕いて、スープにかき混ぜながらいただくのが通です。

富貴花開大蝦 Steam King Prawn HKD$125
まる一匹の車エビを木槌で薄くなるまでたたき、エビ、豚肉、細かく切ったアワビ、栄養分が豊富なアミガサタケなどを包んでいきます。外側の皮は弾力があって、もちもちとして、見た目にもとても美しい一品です。

煎丁香鴨胸野菌醤及砵酒汁 
Pan-Fried Juicy Duck Breast with Homemade Forest Mushrooms Chilli Sauce  HKD$180

メインコースは、フランスから取り寄せた鴨ロース肉。鴨の生臭さを取るために、四川の花椒水を使用しています。ソースは赤ワインから作られています。上にのっている鴨菌醤はここの店のオリジナル。ホタテ、唐辛子、ハム、さらに7種類以上のきのこを使用して作ったこのソースは一口食べるとその濃厚な味わいに感動。XO醤に似ていますが、きのこが変化に富む食感と味を与えているので、とにかくおいしい!なんといってもナビはこの洋風のお料理をよく中国風のソースにアレンジしたことに感心してしまいます。

薑茶雨花石燕窩湯圓配榛小忌廉薄脆餅 
Birds Nest and Ginger Dumplings with Hazelnut Crisp HKD$90
デザートは、ヘイゼルナッツケーキとツバメの巣入り湯丸(お餅)そしてフルーツ。この中で一番お勧めしたいのはこの「雨花石」という南京産の玉石のように作られたツバメの巣入り湯丸です。まるで芸術品のように美しいのです。一口かじると、お肌がきれいになるツバメの巣が出てきました。なんという贅沢!

コースを食べ終わっても、ナビはまだ帰る気持ちになれない・・・新しくできたスターフェリー中環ピアの景色を見ながらいつまでもレストランを離れられずにいる香港ナビが、セントラルからお送りしました。

記事更新日:2009-01-19

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-06-26

スポット更新日:2009-01-19

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