新吉士

こんにちは！今日は最近気に入って通っている銅鑼湾リーガーデン2にある上海料理レストラン。
新吉士へ取材へ行ってきました。新吉士は上海の老舗有名店「新吉士酒店」の香港支店として 2001年にオープン。

新吉士は上海料理のレストランですが、これま香港にあった上海料理とは明らかに違う料理、味を提供しています。新吉士の上海料理は”本幇”（ぶんぽん）と呼ばれ広東料理では”新派”と言われるもので基本的な調理方法は伝統を守りつつ、新らしい感覚の味と料理を作り出すいわば上海料理のヌーベルシノワーズとでもいう料理です。1口食べてみれば分かりますが、非常に洗練された味で、丁寧な仕事ぶりが運ばれてきた料理から伺うことが出来ます。
決してフュージョンではなく、伝統的な材料と伝統的な調理法で新しい料理を作るというのはシェフの器量にかかっているのです。

香港支店でもあくまでも上海の材料にこだわり、毎日上海から空輸される材料を使い、シェフも上海から呼び寄せた熟練のシェフで香港人むけに多少味の調整はしているそうですが、基本的には上海と同じ味を守っているそうです。上海の新吉士へ行ったことのある私の友人は、”洗練された味で非常に美味しかった”と言っていました。

新吉士は香港より以前に日本は大阪、台湾は台北に支店を構え、中国国内でも多くのブランチを持っているそうです。

現在、香港の新吉士の厨房を仕切るのは若干32歳の若いシェフ張志シェフ（左）。上海の新吉士で6年のキャリアがあるそうです。マネージャーの李さんは少しなら日本語が出来るそうです。（右）

さて、そろそろお料理のご紹介に行きましょう！

私のイチオシ！
新吉士醤方　新吉士特製豚バラの角煮　HKD90
見てください！このつややかなソース～写真を見ているだけで食べたくなりますー香りが漂ってきます～
とろけるくらい柔らかく煮込まれた豚バラ、隠し味は南乳です。
完全に脂肪抜きされているので、脂身も安心して食べてね。この脂身がなんといっても美味しいのです。それにコラーゲンいっぱいです。

上海炒魚翅　上海風フカヒレ炒め　HKD888
みてください～フカヒレそばと言ってもいいくらいのこの量～。
これだけ食べられればもう満足しない人はいないでしょう

醤蘿蔔　大根の醤油漬け　HKD40
この色の濃さからは想像出来ないほどあっさりの漬物。甘くて、ごま油の効いた味は日本人なら大好きだと思います。家でも再現して作ったほど大好きな1品です。

他にもこれがお薦め！
手拍黄瓜　タタキきゅうりの和えもの　HKD40
シンプルだけど後ひく美味しさに止まらなくなります。きゅうりを叩いているから、味が染みて美味しい！箸休めに是非オーダーしたい1品です

蟹粉魚翅孟　フカヒレカニ味噌ソース　HKD160
（**　孟の字は子が中です）
フカヒレだけでも贅沢なのに、それにさらにカニ味噌のソースでいただくなんてなーんて贅沢なお料理でしょう！
箸ですくって食べることも可能なほどフカヒレた～っぷり！黒酢をかけてどうぞ！
このユニークな蟹の形のスープ皿も特注だそうです。

蟹粉小龍包　カニ味噌の小龍包　
HKD60（4つ）
これは普通の小龍包ではないんです。ほーら！
カニ味噌とスープがた～っぷり。
ひと口頬ばれば幸せになります。

桂花糖蓮藕　レンコンの餅米詰め　金木犀ソース　HKD40
蓮根ってシャキシャキが特徴と思っている方にはびっくりされるかも？
中に入っている餅米に負けないくらいモッチモッチしたレンコンがきんもくせいのソースに絡んで止まらなくなる美味しさです。こんなに甘いのデザートのようですが、これ前菜だそうです。
でもやはりデザートに食べるのをおすすめします。

他にも
糯米紅棗　ナツメの餅米蒸し　HKD40
という似たものがあります。

美味しいのにお値段はとってもリーズナブル、何度も足を運びたくなります。
残念ながらMSGを完全に使用していないというわけではないそうですが、メニューを選べば避けることも出来そうですし、アレルギーが強い方はオーダーの時に除いて料理してもらってください。