香港のショッピングも中心地の1つ、銅鑼湾(Causeway Bay)にある火鍋の専門店。女性創業者によるお洒落な店内
みなさんこんにちは、香港ナビです。香港で食べておきたい料理の1つは火鍋です。夏は食べないと思われがちですが、実は1年中食べています。「酒鍋(The Drunken Pot)」は銅鑼湾(Causeway Bay)にあるおしゃれな火鍋の店です。
お店への行き方
MTR銅鑼湾駅A出口に向かいます。出口についたら右斜め方向に進みます。羅素街(Russell Street)沿いを進み、堅拿道東(Canal Road East)とのT字型交差点まで進みます。交差点を右に曲がりまっすぐ進みます。すると右に酒鍋が入っているビル「V Point」があります。そこにあるエスカレーターに乗ります。エスカレーターを上がると左側にエレベーター・ホールがあります。エレベーターに乗ったら27階を押してください。到着してエレベーターのドアが空くとそこはお店です。
九龍側の美しい景色が一望できる
きれいな夜景です
店は5200平方フィートと広々としていて、かつ清潔感もあります。座席数は138。8~12人用の個室が3つあり、壁を取り払えれば個室をつなげることもできます。お店にはいろいろな絵画が飾ってあったり、壁に画が描かれていたりします。ここの店の魅力は何と言っても景色です。ここから九龍(Kowloon)側の景色が一望できるからです。海側はガラス一面になっていることもあり、特に夜は美しい景色を見る事ができます。ここなら、香港観光を楽しみつつ、かつ火鍋を楽しみながらデートも兼ねている…という“一石三鳥”のようなレストランになっています。家族連れ、友人同士でもいいですし、実は1人メニューも用意されているので、ふらりと1人で立ち寄って火鍋を満喫する事もできます。
ナビの取材時はあいにくの天気でしたが、それでもこれだけの景色が眺められます
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モダンな店内
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壁には絵があります
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絵画も飾られています
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女性オーナーが考え抜いて作った店
創業者のヴィヴィアンさん。女性らしいアイディアがいたるところに反映されています
このお洒落なお店を作ったのは石珮琳(Vivian Shek)さん。実際、店を作る時のデザインにも多く携わったそうです。「元々はマーケティングなどの仕事をしていました。元々、食べる事が好きで、食べると人は幸せになると思ったので、飲食業をやろうと思いました」と開業した理由を話してくれました。「それまでの火鍋は、昔のスタイルの店しかありませんでした。そこで、お洒落な火鍋の店で、かつリースナブルな価格でをいこうと思ったのです」とコンセプトを話してくれました。「料理の世界はなんだかんだいっても男性中心なのです。私が色々と意見を言っても、最初は意見を無視されたりしました。でも、コミュニケーションを密にすることで、そういったことを解消してきました」…ヴィヴィアンさんは美しい人で、見た印象ではそう言った苦労を感じさせませんが、実際の経営はいろいろと大変だったようです。ただ、インタビュー中の彼女の眼を見ると経営者としての強い意志を感じさせるものでした。
いろいろなスープの味、多彩でかつかわいらしい具材
火鍋で一番大事なスープですが、「夢幻花園(The Dream Garden of Live Flowers Hot Pot Broth)」(388ドル)は見た目は白いケーキが運ばれて来たような感じです。ドライアイスも加えられて演出効果もあります。白いのは卵白でつくられているそうで、それを突き破ると、辛い味の「四川麻辣鍋(Sichuan-style Numbingly Spicy Soup)」、ラクサ味の「喇沙海鮮鍋(Laksa Seafood Soup)」、薬膳が入っている「薬膳花膠雞鍋(Chicken with Chinese Medicine Soup)」、トリュフが入った「黒松露雜菌鍋(Black Truffle with Assorted Mushroom Soup)」、パパイヤ入りの「木瓜雪耳鍋(Whole Papaya with Snow Fungus in Soup)」という5種類もの味が楽しめます。火鍋は大体2種類または3種類のスープの味が楽しめるのが普通なので、これはお得です。もう1つの味のおすすめは「酒鍋頂級佛跳牆(Buddha Jumps Over the Wall)」(488ドル)で、アワビ、干貝、鶏肉、金華ハムなど10種類以上の具材が入った特性スープです。これ以外にもたくさんのスープの種類が用意されています。薬味もねぎ、唐辛子、にんにく、ラー油、パクチーなど12種類もあるので、味に飽きが来ません。
夢幻花園(The Dream Garden of Live Flowers Hot Pot Broth)
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酒鍋頂級佛跳牆(Buddha Jumps Over the Wall)
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掛架頂級安格斯牛小排(小)(Hanging Premium Sliced Angus Beef Short Ribs (Small))
具材を見てみると、牛肉だけでも15種類(58~698ドル)、小龍包は8種類(58~78ドル)、野菜は24種類(28~68ドル)などとびっくりするぐらいの多彩は具材が揃っています。「掛架頂級安格斯牛小排(小)(Hanging Premium Sliced Angus Beef Short Ribs (Small))」(188ドル)は薄切りで皿ではなく特性の食器にぶら下がる形で運ばれてきますが、しゃぶしゃぶ感覚で食べられる牛肉です。「二人海鮮拼盤(Seafood Platter for 2)」(368ドル)はホタテ、エビなどが入っています。「鵝肝醬匈牙利鬈毛豬肉丸(Foie Gras Minced Pork Balls)」(4個108ドル)は豚肉の団子ですがフォアグラ入りという贅沢品。「開心小企鵝(Hand-made Happy Penguin)」(3個88ドル)はペンギンの形をしたイカ団子。黒色はイカ墨で色をつけているそうです。「咪酒雞(The Drunken Chicken)」(同)はまさに、こちらもイカでできたかわいらしい団子で、パパイヤも使っています。インスタ映えも確実です。「三拼褔袋(Assorted Fortune Bags)」(160ドル)は豆腐、チーズ、ビーフという3種類の味がそれぞれ入ったきんちゃく袋のような形をしています。「即炸手工紫菜響鈴卷(Deep-Fried Homemade Beancurd and Seaweed Rolls)」(6個58ドル)は中に海苔が入っているもので、さっとお湯に通すだけで十分です。「蔬菜拼盤(Vegetable Platter)」(68ドル)はニンジン、プチトマト、カリフラワー、ブロッコリーなどが器に収められています。
ドリンクは「竹蔗茅根(Sugar Cane Couch Grass Root Drink)」(28ドル)と「檸檬薏米水(Lemon Barley Drink)」(同)がお勧め。香港ではサトウキビのジュースを売る文化があるので、ローカルを知ると言う意味でもこのレストランで試してみるのもいいでしょう。
閃閃小企鵝(Penguins in Love)
いかがでしたか? ここは間違いなく新しいスタイルのモダンな火鍋のお店だと思います。とくに夜の景色を見ながら料理を食べるのはいかがでしょうか? 以上、香港ナビがお伝えしました。