スウィッシュクラブ

Swish Club

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おいしいものを食べ続けたらウエストがスゴイことになったアナタ!本格的な夏に向けてタイボクシングを習って、健康的にダイエットをしませんか?

こんにちは、香港ナビです。「香港に来てから、体重が○キロ太っちゃった」という、香港在住の日本人の方も多いのではないでしょうか?食べ物はおいしいし、しかも安い。自炊をするよりも、近所の茶餐廳で簡単に夕食を済ましてしまったほうが経済的で気づいたら、去年買った服が着れなくなっていた・・・、なんてよく聞く話です。そして、欧米スタイルの完全実力主義、日本に引けを取らない勤勉さを持つ香港の社会での仕事。毎日、毎日ストレスがたまってしまいます。そんな香港で生きる日本人たちの永遠のテーマである、「ダイエット」と「ストレス解消」、この二つをまとめて解決してくれる最強のジムが銅鑼湾にあると聞いて、ナビもお邪魔してみました。

香港初の女性専用トレーニングスペース

銅鑼湾の日本人クラブの裏手にある「Swish Club」は、若い香港人夫婦が運営するタイボクシング(ムエタイ)のジム。1対1の格闘技、タイボクシング(ムエタイ)は、日本ではタイ式キックボクシングとも呼ばれ、運動不足やストレス解消のために女性にも人気があります。また、ムエタイをベースにしたダイエットといえば、日本で大流行した「ビリーズブートキャンプ」が有名ですよね。

香港で女性をターゲットにしたジムの草分け的存在なのが、今日ご紹介する「Swish Club」。ジムのオーナーであるアントニーさんが、留学時代に始めたというタイボクシングのジムを湾仔にオープンさせたのが2003年。その頃は、タイボクシングというと「男の格闘技」というイメージで、女性の入会者はほとんどいなかったそうです。そんな中でも、女性用クラスを開講し、タイボクシングの素晴らしさを伝えてきたアントニーさん。日本でダイエットに効くスポーツとしてタイボクシングが女性の間で人気が出たように、香港の女性たちがタイボクシングに興味を抱くのに時間はかかりませんでした。女性も通うことができるタイボクシングジムとして、メディアに頻繁に取り上げられはじめ、少しずつ女性の会員も増えました。

10人在籍するトレーナーのほとんどはタイ人。タイナショナルチャンピオンに3回も輝いたトレーナーのほか、本国タイで数多くの試合に出場し、輝かしい成績を収めた強者が勢揃いしています。彼らはタイ語はもちろん広東語、英語を話すため、レッスン中の言葉の心配は不要。中には、日本でムエタイを教えていたことがあるというトレーナーもいます。

ドキドキのジム見学

エレベーターを降りた瞬間に聞こえてくる「ドスッ、ドスッ」というサンドバッグの鳴る音、トレーニング中の人々から沸き立つ熱気。女性用のスペースがあると言っても、真っ先に目に飛び込んで来たのは、たくましい男たちが黙々とサンドバッグを蹴り込む姿。格闘技への興味は限りなくゼロに等しいナビは思わずひるんでしまい、このままUターンをして引き返してしまおうかと考えましたが仕事ですから帰るわけにはいきません・・・。勇気を出して中に入ると、奥のスペースで女性が10人ほどレッスンを受けている姿が見えて一安心です。


女性専用のSwish Ladies
エレベーター正面の受付をはさんで左側が「Swish Ladies」と呼ばれる女性専用スペース。角に小さなリングがあって、ここではトレーナー相手にスパーリングをすることができます。広くはありませんが、10人程度が一緒にレッスンを受けることができるスペースで、周りにサンドバッグが吊られていなければ、タイボクシングジムというよりも、まるでダンススタジオのようです。


男女使用可のSwish Arena
受付右側は、男性と上級者の女性用の「Swish Arena」。 こちらにはSwish Ladiesの和やかな雰囲気とは違う真剣な空気が漂っています。ナビがお邪魔したのは月曜日の夕方だったのですが、すでにトレーニングルームは熱い男たちの熱気でムンムンです。


シャワー完備のロッカールーム
こちらは女性用のロッカールーム。シャワーブース、チェンジングスペース、ロッカー、そしてドライヤー付きのドレッサーが備え付けられています。さすが、女性に人気があるジムだけあって、ロッカールームは清潔に保たれていますね。


やっぱりカタチから入りたい人
新しいことをスタートするときに、まずはカタチから入らないと気分が盛り上がらない、という方も多いはず。でも、どこでタイボクシング用品を買えばいいかわからない、なんて心配は不要です。Swish Clubは、タイボクシングはもちろん総合格闘技プレーヤーたちの間で一番人気のブランド「Fairtex(フェアテックス)」の正規代理店。受付横には、 Fairtex グッズがずらりと並んでいます。ジムにあるトレーニング用品もすべてFairtex製品を使用しているそうです。グローブはHK$320~、ムエタイ用トランクスはHK$308~。

レッスンに参加させていただきました


それでは、実際に女性用レッスンを参加してみましょう。1レッスンは約1時間半で、銅鑼湾ジムの場合、平日の夜は6時15分から4レッスン行われます。参加者のほとんどは香港人女性。目の前に日本人クラブがあるため、日本人も数人いるそうです。レッスン前の準備として、まずは拳と手首を守るためのバンテージを巻きます。初めての場合、巻き方はトレーナーや周りの参加者たちに聞いてみましょう。キックをするので足首のサポーターも必要です。靴は必要ありません。

グローブは買うと高いので最初はジムに置いてある貸し出し用を使うことができます。ただし、古いものが多いので臭いがスゴイものもありました・・・。


まずは、ストレッチなど準備運動から始めます。軽快なミュージックに合わせて、徐々にスピードを上げながらストレッチを行う様子はまるで、ビリーズブートキャンプです。中央でインストラクターに続いて、20分ほどテンポよくウォーミングアップをします。タイボクシングどころか、エアロビもやったことがないナビは、この時点ですでに息が上がって、ダウン寸前。日頃の運動不足を痛感しました。周りの女性たちも腕や腹筋を鍛えるトレーニング中は、みんな顔をゆがませ「できないー」と苦笑い。


関節や筋肉を伸ばした後は、実際にグローブをつけてサンドバッグに向かいます。インストラクターの掛け声に合わせて、みんな一斉にサンドバッグを相手に殴り始めます。パンッ、パンッという乾いた音がジムに響き渡り、まるでみんな嫌な上司やムカつく客の顔を思い浮かべているかのようにイキイキとしています。サンドバッグにパンチを炸裂させ、蹴りを入れているときが、タイボクシングレッスンの一番楽しい時間なのです。


初心者は、他の参加者とは別の場所でマンツーマンでサンドバッグの打ち方を習います。正確なパンチの打ち方を身に着けずに自己流で打ち続けると、拳や腕を痛めてしまうので、ここで基本をしっかりとマスターします。インストラクターは英語と広東語でそれぞれの動作の前に説明をしてくれますが、もし言葉がわからなくても、動作を見ると何をしているのか、どこに注意をすればよいのか何となくわかるはずです。 


サンドバッグを相手にパンチとキックのトレーニングが終わったら、インストラクターと一対一でトレーニング。上級者はテンポよく、パンチやキックを炸裂させてとってもカッコいい!この後、再度ストレッチを行い筋肉をじっくりと伸ばしてレッスンは終了です。



実際にやってみて
ビリーズブートキャンプがブームだったときに、家で一人でパンチやキックの練習をしていたナビ。今回実際にサンドバッグに向かってパンチをしてみると、DVDを見ながら空気に向かってパンチをするのとは比べ物にならないくらい体力も使うし、気持ちいい! 最初は力の加減が分からず、インストラクターから「もっと力強く!」と何度も言われましたが、慣れてくるとパンチやキックをするとすごいいい音が鳴って(誰がパンチしてもいい音が出るらしい)、イライラも悩みもどこかへ飛んで行って、すっかりストレス解消できちゃいました! トレーニングを終了した時には、ここ数年こんなに大量の汗をかいたことなんかあったっけ?っていうくらい汗だく。やっぱり体を動かすって、いいなぁでも、数日間はひどい筋肉痛に悩まされましたが・・・。


いかがでしたか?タイボクシングのトレーニングではウェストを回転させたり、背中の筋肉を使ったりと、部分ヤセに効果的な動作がたくさん含まれています。ダイエットサプリや機械を使ったダイエット方法が世の中には溢れていますが、ダイエットの基本は「摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすこと」。タイボクシングでダイエット&ストレス解消しませんか?以上、香港ナビでした。

記事登録日:2009-06-09

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スポット登録日:2009-06-09

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