香港島と九龍の観光名所を自由に周遊できる人力車観光バス。気軽に効率よく香港観光を楽しめるだけでなく、昼と夜では違ったコースをまわるのも特徴!
こんにちは、香港ナビです。みなさんは海外旅行の際、ツアーに参加するのが好きですか?それとも自分で計画する自由旅行が好きですか?ナビは初めて訪れる国では、主要な観光地を気楽に周ることのできるツアーに参加するのが好きです。そしてなんとなくその国の雰囲気に慣れてきてから自分の足で自由に歩き回る。それがナビ流世界の歩き方です。今回ご紹介する「人力車観光バス(人力車觀光巴士)」はまさにナビがおすすめできる観光バスです。
人力車観光バスとは
主に香港島で営業しているバス会社「新巴(First Bus)」が、香港島と九龍の主な観光スポット、合計27ヵ所を拠点に巡る観光バスです。「基本ルート」は湾仔や銅鑼湾を中心に香港の近代の街並みを見てまわることができるほか、海底トンネルをくぐって九龍側の尖沙咀、佐敦、油麻地などの下町も見物することができます。さらに「昼ルート」では基本ルートに加えて香港島の西側の観光スポットが追加され、香港島の歴史的な建物や街並みを見てまわることもできます。このバスはオープントップなので、バスに乗ったまま香港の景色を眺めるもよし、気になった場所で降車して街を歩きながら探検するもよし、自由に観光スタイルを選ぶことができます。
H1 基本ルート 毎日運行17:00-20:30 (30分に1本運行) ※番号はバス停番号1.中環(スターフェリー)→
11.香港回帰祖国記念碑→
12.金紫荊廣場・湾仔会展新翼(コンベンションセンター)→
13.湾仔フェリー乗り場→
海底トンネル→
14.廟街・呉松街(テンプルストリート)→
15.玉器街・炮台街(ヒスイ市場)→
16.海港城(ハーバーシティ)・新港城・広東道→
17.1881ヘリテージ・北京道→
18.星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)・尖東駅→
19.K11・麼地道→
20.香港歴史博物館・加連威老道→
海底トンネル→
21.銅鑼湾ショッピングエリア・百徳新街→
22.時代廣場(タイムズスクエア)・利舞台廣場→
23.跑馬地馬場(ハッピーバレー競馬場)・禮頓中心→
24.鵝頸橋街市・北海中心→
25.修頓球場・和昌大押→
26.太古廣場(パシフィックプレイス)・香港公園→
27.ピークトラム駅・聖ジョーンズ教会→
28.中環(スターフェリー)
H1 昼ルート 毎日運行10:00-16:30 (30分に1本運行) ※番号はバス停番号※昼ルートでは、基本ルートに加えて以下のバス停が追加されます。1.中環(スターフェリー)→
2.中環(エクスチェンジスクエア)→
3.西港城(ウエスタンマーケット)・マカオ行きフェリー乗り場→
4.参茸燕窩街(乾物街)・皇后街→
5.文武廟・キャットストリート・荷李活道(ハリウッドロード)→
6.旧中区警察署→
7.蘭桂坊(ランカイフォン)・雲咸道→
8.都爹利街石階・泄蘭街→
9.皇后像廣場→
10.政府総部・添馬公園→
以下基本ルートと同じ1日券を購入すると、基本ルートと昼ルートを自由に乗り降りすることができます。昼ルートを利用すると、約1時間45分で香港島の主要観光地を効率よく回ることができ、また好きなバス停で降りて、周辺の観光地を散策した後、次のバスに乗って、周遊を続けることもできます。さらに昼は観光を中心に楽しみ、夜は街の夜景を楽しむオープントップバスとして利用するなど、自由度の高い便利な観光周遊バスです。
1回券購入の場合、利用できるのは香港島または九龍のいずれかのみで、香港島と九龍をまたがって乗車すると料金が倍になりますのでご注意ください。
人力車観光バスに実際に乗ってみよう!
それでは昼ルートのバスに乗って、見所をいくつかご紹介しましょう。今回は特に香港島に絞ってご紹介します。
まず最初に人力車観光バスの始発点、セントラルスターフェリー乗り場前のバス停にてチケットの購入です。1日券200ドル、1回券33ドル(いずれも大人)です。もちろん人力車観光バスの止まる場所であれば、どこから乗ってもOKですよ。チケットがなくても、現金やオクトパスで乗車できます。ただし現金の場合はおつりは出ませんのでご注意ください。
セントラル~湾仔へ
始発のセントラルを出発すると、香港を代表する高級ホテルや世界の有名企業の集まったビルなどが次々と見えてきて、さすが香港のビジネスエリアという感じ。観光地としても有名なこの辺りですが、オープントップバスの2階席から見渡すと、ひしめき合って並んでいるビル群に改めて圧倒されます。
郵便局
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マンダリンオリエンタルホテル
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中国銀行や香港上海銀行も見えます
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ビルがひしめき合っています
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セントラルを抜け、湾仔にある香港コンベンション&エキシビジョンセンターに到着です。イベントでもないとなかなか訪れる機会もないので早速ここでバスを降りてみました。バスを降りると観光客らしき人でいっぱいです。しかもそのほとんど(全員と言ってもよいかもしれません)が中国大陸からの観光客でした。それもそのはず、ここには香港が中国に返還された際に建てられた記念碑があるのです。
湾仔から銅鑼湾へ
さぁ再びバスに乗り込み、さらに観光は続きます。湾仔を出ると言わずと知れた観光地、銅鑼湾(コーズウェイベイ)です。銅鑼湾には香港ナビでもすでにご紹介したことのある数々のレストランやデパートなどもありますので、ここで食事時間を取り、お買い物を楽しむのもよいでしょう。
銅鑼湾~ハッピーバレーへ
跑馬地馬場(Happy Valley Racecourse)
ハッピーバレーでバスが停まるのは銅鑼湾との境にある跑馬地馬場(Happy Valley Racecourse)のみです。ここには競馬場だけではなく、博物館やお土産屋さんなどもあり楽しめます。興味のある方はぜひ途中下車してみてください。
ハッピーバレー~金鐘へ
パシフィック・プレイス
香港の下町湾仔を超えた金鐘(アドミラリティ)周辺です。ここには大きなショッピングモール、パシフィック・プレイスがあり、ここの目の前でバスが停まります。こちらも色々なショップが入っていて、お買い物を楽しめます。モールの裏手には、都会のオアシス、香港公園もあります。
金鐘~セントラルへ
香港で2番目に古い歴史建造物「St John’s Cathedral」の近くにもバスは止まります。正面にはビクトリアピークへと続くピークトラムの乗り場もあるので、ここで降りてピーク見物に行くのもいいかもしれませんね。そして昼ルートでは皇后像廣場(Statue Square)にも止まります。皇后像広場には和平記念碑があり、中国返還セレモニーが行なわれた場所でもあるんですよ。
こんな人にオススメ!
人力車観光バスは、香港の主な観光地を廻ることができますので、初めて香港に来られる方や、バスにゆっくり座ったまま観光を楽しみたいという人にぴったりです。また、時間のない人にとっても自由に乗り降りでき、計画の立てやすい観光バスです。香港旅行リピーターの方もいつもと違った角度から香港の景色を楽しむことができます。
いかがでしたか、人力車観光バスの旅。オープントップバスの爽快さと、いつもと違う角度から見る香港の魅力に気付かされ、なんとも楽しい時間を過ごすことができました。自由旅行に慣れているみなさんにもぜひお試し頂きたいと思います。以上、香港ナビがお伝えいたしました。