「豆腐」と一言でいっても、こんなにバラエティ豊富。豆腐好きなら感激の豆腐づくし。全部カバーしたくなります。
こんにちは、香港ナビです。今回は銅鑼灣(コーズウェイベイ)にある豆腐の専門店、人和荳品厰をご紹介します。銅鑼灣のお洒落な高級ショッピング・モール、タイムズ・スクエアから高架下をくぐって向かい側に出ると、おもちゃ箱をひっくり返したような混沌とした別世界が広がっています。人和荳品厰はその一角に存在しています。
ドアがなくて路上に面した屋台風のオープンな入り口。店先でジュウジュウと焼かれている豆腐の香りにつられてついフラッと入りたくなってしまいます。
大豆は癌や心臓病の予防になります。香港人は食べる量が不足しているので、最低でも今の2倍は食べないといけません。という旨の新聞記事の切り抜きを貼ってさりげなく大豆製品の豆腐をプロモート。
メニューはタイル張りの壁に貼ってあるマジックで書いた色紙
豆腐のことはは略して「豆付」と書かれています。残念ながら日本語・英語メニューはないので、ナビを見て参考にしてください。
お豆腐がデザートになったり、おやつになったり、おかずになったり、飲み物になったり、七変化。
魚肉煎醸豆腐(魚のツミレ入り焼き豆腐)袋入り4個で9ドル。箱入り8個で18ドル。お持ち帰り歓迎!
黄色のメニューより。 紫糯米豆付花(紫色のもち米入り豆腐デザート)涼粉豆付花(グラス・ジェリー入り豆腐デザート)雑果豆付花(フルーツ色々入り豆腐デザート)各一碗15ドル。
ピンクのメニュー右側より。 鹹豆漿(しょっぱい豆乳)一碗9ドル。淡豆漿(普通の豆乳)一杯6ドル。冷たいのと熱いのがあります。
ピンクのメニュー左側より。 純正鮮磨(ちゃんと新鮮なペーストを手作りしているという意味)胡麻糊豆付花(胡麻ペースト入り豆腐デザート)合桃糊豆付花(クルミ・ペースト入り豆腐デザート)一碗12ドル。「糊:ウー」はまさしくノリのようなペースト状の食べ物を表わしています。
新鮮豆漿(新鮮な豆乳)歓迎外賣(テイク・アウト歓迎)一杯6ドル。ボトル一本12ドル。
馳名人和腐乳(人和の名物、腐乳)大瓶50ドル、小瓶22ドル。(辣與不辣同價(唐辛子入りとなしは同じ値段です)
請勿在此進食非本店産品(食べ物の持込はお断りいたします)多謝合作(ご協力ありがとうございます)
豆漿 プレーン豆乳 冷たい/熱い 一杯6ドル
鹹豆漿 しょっぱい豆乳 熱い 一碗9ドル
杏仁豆漿 アーモンド豆乳 冷たい/熱い 一杯8ドル
椰汁豆漿 ココナッツ豆乳 冷たい/熱い 一杯8ドル
朱古力豆漿 チョコレート豆 冷たい/熱い 一杯8ドル
豆腐花 豆腐デザート 冷たい/熱い 一碗9ドル
杏仁豆腐花 アーモンドクリームかけ 冷たい/熱い 一碗12ドル
椰汁豆腐花 ココナッツミルクかけ 冷たい/熱い 一碗12ドル
花奶豆腐花 練乳がけ 冷たい/熱い 一碗12ドル
薑汁豆腐花 生姜汁かけ 冷たい/熱い 一碗12ドル
朱古力豆腐花 チョコレートかけ 冷たい/熱い 一碗12ドル
紅豆沙豆腐花 小豆のぜんざい入り 冷たい/熱い 一碗15ドル
緑豆沙豆腐花 緑豆のぜんざい入り 冷たい/熱い 一碗15ドル
芝麻豆腐花 ごま・ペーストかけ 冷たい/熱い 一碗12ドル
合桃豆腐花 くるみ・ペーストかけ 冷たい/熱い 一碗12ドル
雑果豆腐花 フルーツ色々入り 冷たい/熱い 一碗15ドル
お箸はセルフで取ります。チリ・ソースやお醤油など基本アイテムが各テーブルにセッティングしてあります。ご自由にどうぞ。
さて、基礎知識をゲットしたところで、さっそくオーダーしてみましょう。
魚肉煎醸豆腐(魚のツミレ入り焼き豆腐)
店先でジュウジュウと美味しそうに焼き色がついている鉄板焼き豆腐。
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注文するとお姉さんが鉄板からお皿によそって熱々を出してくれます。
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四角く切った豆腐のくぼみにツミレをトッピングしてあります。
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一皿4個入り9ドル。そのままあっさり味でもよし、このようにチリ・ソースをつけてもよし。
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鹵水豆腐豆ト(揚げ豆腐のタレ煮)
「豆ト」は油揚げと厚揚げの中間のようなもの。わりとシッカリ目の味付けでした。 一皿9ドル。
豆ト芽菜炒麺(揚げ豆腐とモヤシの焼きソバ)
お粥屋さんでよく出てくる極細麺の焼きソバ。ここにもしっかり小さいながら揚げ豆腐が入っています。一皿山盛り入って9ドル。
黄豆豚骨粥(大豆入り豚骨粥)
大粒の豆が入ったやさしい味のお粥。一杯12ドル。
さて、腹八分目まできたところで次はデザート
豆腐花は「トウフー・ファー」と発音します。甘いデザートとして食べる豆腐のことです。えっ?甘い豆腐?と、なんだか不思議な気がするかもしれませんが、ヘルシー・コンシャスな現代、豆腐はアイスクリームになったり、ココアとゼラチンを入れてチョコレートムースを作ったり、洋菓子作りの材料としても使われています。
杏仁豆腐花
アーモンドクリームかけ
クリームの下にはたっぷりの豆腐。甘さ控えめ。
椰汁豆腐花
ココナッツミルクかけ
これもココナッツ・クリームの下から豆腐が。
紅豆沙豆腐花
小豆のぜんざい入り
豆腐の下にはぎっしりと小豆。ヘルシーですね
緑豆沙豆腐花
緑豆のぜんざい入り
こちらも豆腐の下に緑豆のぜんざい。黄緑色がきれい。
お会計用の藁半紙にかかれたメモ書き。
調子にのってあれもこれもと追加注文しているうちにこんなにいっぱいになりました。数字は値段でその隣は「正」でカウントしているようです。4人で12品、合計123ドル(1,890円)なり。ということは一品平均約10ドル(約150円)、一人平均約30ドル(約473円)。安~い。
お料理好きな方はぜひお土産にどうぞ
チリ・ソース。一瓶22ドル。
ドロッとして味噌タイプ。真っ赤な見た目の割にはマイルドな辛さでした。
腐乳(フウ・ユウ)
腐乳は豆腐を塩水の中で醗酵させたもので、炒め物などの調味料として使います。海苔の佃煮のようにそのままお粥やご飯につけて食べる人もいます。その名の通り、腐っている(醗酵している)ので、納豆などと同じく臭みがあります。白い方はオリジナル・テイスト。赤っぽい方はチリが入ったピリ辛味。大瓶50ドル。小瓶22ドル。
いかがでしたか?こんな街角の小さなお店もあなどれないグルメな街、香港からナビがお送りいたしました。