1951年に中環の路上マーケットの入り口に創業した看板娘的なベーカリーが、2015年に湾仔に移転。名前もABC CAKE HOUSEに。更に人気度が増して売り切れ続出。
こんにちは、香港ナビです。香港の主食は、ご飯ですが。多民族である土地柄、パンを日本よりも食するような気がします。7−11や、サークルKにまで店頭でパンを焼く窯あり驚かされます。食事は暖かい物という中國スタイルと、西洋のパンの絶妙なコラボレーションは、香港ならでわかもしれません。
今日ご紹介するのは、1951年創業の歴史あるベーカーリ ABCです。お店の名前も簡単で忘れられないのも、歴史の秘密かも?元々、中環で店を構えていましたが、2015年に湾仔に移転。移転を機にABCケーキハウスとして新たな歴史がスタートしました。
湾仔の地下鉄駅A3を出発!
ロケーションは、香港を代表する庶民的な街、湾仔。地下鉄の駅を出るとそこは、いつもいつも人で賑わっています。荘士敦道(ジョンソンロード)を越えて更に、玩具から日曜品まで何でも揃う太原道をとにかく直進し、皇后大道東(クイーンズロード東)まで進みます。更に、湾仔マーケットを横切って進みます。勿論、散策、買い物をしながら進んでみると良いエリア。皇后大道東(クイーンズロード東)向こう側には、黄色と、青い色の歴史的建造物の湾仔民間生活館が目に入いるはず、それに合わせて、緑や、ピンクの壁の家々あり見た目もカラフルなエリアです。
緑色の壁が目印!
青い色の歴史的建造物の湾仔民間生活館に合わせた、皇后大道東(クイーンズロード東)沿いの緑色の建物が目印です。ABCのネオンサインが昼夜関わらず輝いています。間口は、かなり狭い店がまえですが、奧にはかなり広いキッチンがあります。このエリアの雰囲気と、創業の歴史を兼ね合わせてアンティークが、落ち着いていてヨーロッパ?にも見えなくもない?
歴史をオシャレに紹介!
店内には、古い写真が何点か展示されています。色んな雑誌や新聞の広告も展示されています。このお店の設計図も展示されていたりと、さながら展覧会を見に行っている感覚。
お店のロゴもイギリス統治時代を感じされる、エレガントなもの。
名刺は、モダンデザイン!
オーナーと厨房の絶妙のコンビネーション!
写真が苦手だったオーナー奥さんから、代は娘さんになりました。私がここのパンが大好きと言うと、あれこれ説明をしてくれます。以前は自分で好きなパンをトレーに取りレジへ持って行くシステムでしたが、湾仔の新しい店舗からは、冷蔵庫の小ケースに入ったパンを指止しで取ってもらいます。クッキーや、食パン、スコーンなどは、自分でレジに持って行けるシステムです。この日も、私の大好きなスコーンは、売り切れ。11時頃に焼き上がるスコーンも午後過ぎには完売してしまう人気ぶり。
リーズナブルな価格、変わらず!
価格は、中環店のときと変わらず、やっぱりリーズナブル。日本人好みの甘さ控えめのパンに、ケーキが、この価格で楽しめるのが嬉しいです。ホールケーキも、勿論リーズナブル。新店舗になってからは、ひとまず完全予約制です。ホールケーキは予約をしましょう。クルミ・チョコ・チェリークッキーは、
植物油を使って体にも、ベジタリアンのお友達へのお土産にお薦めです。
新パンッケージ始動!
湾仔店から新しいパッケージになりました。エッグタルトや、ケーキなどを買うとこの箱に入れてくれます。シンプルだけれどほっこりして、日本人のデザインテイストにもぐっとくるパッケージ。白と黄色、ブルーを基本に金色のABC CAKE HOUSEが輝いていります。以前は、白のレジ袋に入れるだけでしたが、色んな商品の中国語名の書かれた、これもオシャレなプラスチックバックが登場。この袋がお土産になりそう。
中環店が、香港政府のエリア整備で買い取られてしまい、ABCベーカーリファンは、本当に心配をしましたが、ここ湾仔に無事復活。家賃の高騰との戦いはここでも続くでしょうが、消えていくお店も本当に多いなかでも、こうやってお店の歴史が続いてくれるのがファンとしてはとても嬉しいです。どこに移転になっても味が変わらなければ香港人はやって来てくれます。庶民と一緒に、日本からのお客様もこの店のファンとして、お店を支えて行ってあげてね。
以上香港ナビでした。